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逼迫しているのは「医療従事者」

2021年01月16日  

昨日の視界も、かなり かすんでいましたね。
黄砂の襲来。
鼻炎症状や、目のかゆみ・痛みを訴える方は多いです、用心しましょう。

呼吸器疾患の持病のある方は 服薬をしっかりおこなってください。
ステロイド吸入の方は、吸入量を増やしておきましょう(医師の事前指示どおり)。
服装はセーターやフリースではなく、ナイロン等のスベスベ素材のものにしましょう。
マスク、ゴーグル、帽子、手洗い。そして不要不急の外出は控えましょう。
新型コロナ対策と ほぼ同じですね!

 

往診・訪問診療の時に暖かかったのは よかったです。
ダウンジャケットを途中で脱いで往診しました。
土手や公園の桜、芽が少し膨らんだような気がしますが、気のせいでしょうか。
春の準備は着々と。
いい日がもうすぐ来ると 信じましょう。

 

さて、
集中治療室が満床ではないのに なぜ医療崩壊?
とか
ベッドにまだ空きがあるのに なぜ医療崩壊?
と思われた方は多いことでしょう。
問題はベッド「=ハコモノ」ではなくて
人間が足りない、ということなんです。

「コロナでの医療崩壊」が叫ばれたとき、なぜ一般病棟もICUも患者数は減っていたのか
データが示す「需給のミスマッチ」
PRESIDENT Online 2021/1/15
https://president.jp/articles/-/42286

「日本は病床が不足している。大変だ!」とミスリードな報道になっていますが、コロナ患者受け入れ病院で逼迫しているのは「医療従事者」なのです。
***

 

開業医や民間病院にもコロナ患者を引き受けさせろ、と言う主張の報道を見ることがありますが、
はっきり言って そんなもの たいした戦力にはなりません。
トレーニングを受けていないんですから。

当方は、結核や、新型インフルエンザ想定などのトレーニングを受けてきています。
病院がいっぱいいっぱいならば、
新型コロナ患者も、そうでない人も 在宅で看る、地域で看る、
という方向で 病院を・医療を支えることが出来るのではないかと考えています。

 

今週の花

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“逼迫しているのは「医療従事者」” への2件のフィードバック

  1. 元安川 より:

    「病院がいっぱいいっぱいならば、
    新型コロナ患者も、そうでない人も 在宅で看る、地域で看る、
    という方向で 病院を・医療を支えることが出来るのではないかと考えています。」
    とのことですが、こうした意見は全くテレビ、新聞では報じられませんね。
    どうしてでしょうか。

    • origuchi より:

      元安川さま
      コメントありがとうございます。
      新宿区では行政と在宅医が連携して動いておりますし、神戸市でも動き始めています。(入院が破綻するなら 在宅でみるしかない)
      広島市でも 私たちの圏域では具体的に動き始めておりますよ、まだモデルプランを構築中で 各所に原案を見てもらっている段階ですが。

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