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鉄道運転士とレーシック手術

2014年03月4日  

今朝は遠くの山まで、見通しが出来ます。
うれしいですね。
今日のPM2.5は「少ない」予報です。
現在での週間予測では
3月5日、7日にはそれなりの量、
3月9日にはかなり多い量となる予測です。
ランニング等、屋外での活動を予定される場合には
こうした予報に注意をはらっておきましょう。

さて、
当方は、交通医学の分野にも興味を持っておりまして。
鉄道病院に勤務していたこともありますし
現在でも某タクシー会社の産業医をつとめています。
睡眠時無呼吸、とか
車を運転してはいけない薬について、とか
一般の医師よりはかなり詳しいと自負しております。
(花粉症のシーズンですが
車を運転してはいけない花粉症薬もありますよ。
内服薬だけではなく点鼻薬でも運転してはいけない薬もあります。)

で、
鉄道運転士になるためには
「適性検査」 に合格しないといけません。
国土交通省が定めた
「動力車操縦者運転免許に関する省令」
というものがあるのです。

列車は高速移動ですから、視力・視機能は非常に大事です。
高速で移動しながら、信号機をはっきり視認できなければいけません。
視力についての規定は当然あります。
自動車運転の規定よりも、当然厳しい基準となっています。

視力についての規定は
「視力(矯正視力を含む)が両眼で1.0以上、
かつ一眼で0.7以上であること。 」
となっています。
コンタクトでもかまいませんので
これならクリアできる人も多いのではないでしょうか。
(今は屈折度についての基準は撤廃されています。)

眼内レンズや、レーシック手術については
将来 列車運転士を目指したいのであれば
今の段階では受けない方が賢明です。
新しい技術・新しい手術は次々に登場しますが、
長期的に見てどうなのか・問題はないのか?
という疑問への回答がまだ存在しないのです。

列車の運転士を採用するのに
まー大丈夫だろう、といった「賭け」のような採用は出来ません。
この技術は安全だ、この手術は問題ない、と
専門家の間での評価が確定してから
その技術や手術がOKとなるのです。
「まー、大丈夫だろう、採用」とするより
「大丈夫じゃないかも、不合格」のほうが
乗客の安全を守れるのです。

レーシック手術は、まだ長期評価が確定したとは言えません。
運転士を目指すならやめておいたほうが無難です。
なにしろ列車運転士についてコンタクトレンズがOKになったのは
つい数年前のことです。
10年もたっていません。
コンタクトなんて、珍しくもなんともない時代なのですけど。
それくらい、この業界は用心深いのですね。

福屋八丁堀店 京都展
俵屋吉富 の 和菓子
かわいらしいですね。
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★新型インフルエンザ情報
広東省でH7N9にて1週間で4名死亡とのことです

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