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C型肝炎治療はチャンスです

2015年07月18日  

今朝は、なんだかきもちいい気温ですね。
PM2.5も 「やや多い」程度で、視界もまずまずです。
今日は運動日和、オールスター観戦日和でしょうね、
黒田投手が先発。
カープに帰ってきてくれた幸せをあじわいましょう。

昨夜は、広島赤十字・原爆病院の勉強会に出席してきました。
開業医側が15名、病院からは消化器、耳鼻科の14名+地域医療連携室スタッフなどの参加でした。
要点ワンポイント
講演1:肝疾患診療における最近の話題
第二消化器内科 辻 恵二 部長
C型肝炎の治療は非常に進歩している。インターフェロン治療が導入できなかった例、インターフェロン治療の副作用などで治療がうまくいかなかった例、などに対し、現在はインターフェロンなしで内服薬のみで治療が可能となっている。1錠8万円程度する薬であり、12週間だと670万円以上かかることになるが、医療費補助制度で月々1-2万円程度で治療を受けることができる。C型肝炎の治療を受けてこられなかった方については、今が治療のチャンスである。
肝臓内科、消化器内科に御相談ください。

講演2:当科の甲状腺手術症例の検討
耳鼻咽喉科 谷光徳晃 副部長
日赤耳鼻科では毎年およそ450件程度の手術をしている。
平川部長が着任してからは、専門である中耳手術の件数が順調に増えてきている。
甲状腺の手術は例年50例前後、甲状腺がんが多い。
甲状腺のすぐ近くを反回神経が走っており、
その神経を損傷すると反回神経麻痺が生じることがある。
声帯が動かなくなり声がかすれたり、
嚥下障害が生じたりする。
神経温存を目指して手術をおこなっても、それでも神経麻痺が生じる場合があり
そのほとんどは神経麻痺を生じた原因は不明である。
多くは一時的な麻痺で回復するが数%は永続的麻痺となる。
回復する場合は、大半は3-5か月で回復する。
甲状腺疾患については、内分泌代謝内科への紹介でも耳鼻科紹介でも
どちらでもお受けいたします。
***

日赤病院は10月に新病院が完成予定です。
病室の移転や、新しい電子カルテシステムへの移行などもともない
10月にはバタバタするということです。
日赤病院新築も、東北震災の影響を受け、
建築費が予定段階より高騰してしまっているそうです。

いい病院が出来るといいですね!

いただきものです。京都みやげ。
鶴屋吉信 祇園祭 こんちきちん
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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

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