COP10とインフルエンザ
名古屋で国連生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が
開催されていました。
これがインフルエンザ対策にも関連している、というお話です。
<インドネシア>鳥インフルウイルス提供再開 利益配分条件
Yahooニュース 毎日新聞 10月31日(日)2時32分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101031-00000004-mai-soci
これまで、高病原性鳥インフルエンザH5N1については
エジプトやインドネシアで患者数が多く
とくにインドネシアは死亡率が高い状況が続いています。
(エジプトの死亡率はインドネシアほど高くはないのですが)。
世界各国にとって、インドネシアで発生しているウィルスを入手して
研究したりワクチン開発をおこなう必要があります。
でも、
インドネシアはワクチンを提供するだけで、
何の見返りもない。
インドネシアにワクチンが供与される、というような話はなかったのです。
もうけるのは先進国の製薬企業だけ。
自国民はそのワクチンや薬を購入することもできない(高額なので)。
これではインドネシア側としては
苦労して確保したウィルスを先進国に渡す意義は感じにくい。
そのウィルスによる利益の一部(ワクチンや医薬品、あるいは金銭)を提供国側にも寄越しなさい、
という主張も少しは理解できます。
これまでは、ウィルスの提供はストップしていたようです。
記事によると
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今後、議定書が発効し、ウイルスをもとに研究、開発を行う企業などとインドネシア政府の間で利益配分に関する契約が結ばれれば、WHOを通じてウイルスが提供されることになる。
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とのことです。
新型インフルエンザが登場すれば世界で何千万人もが死ぬかもしれない、
その候補は高病原性鳥インフルエンザH5N1ではないか、
と言われている時に
自国の利益を主張するのはやめてもらいたい、
と思います。
インドネシアは自力では研究やワクチン開発する力はないのですから。
(でも、インドネシアにワクチンや治療薬の配分、
および鳥の処分や飼育環境整備のための費用の援助は必要だとは思いますが。)
白神さんのお祭りの神楽。
ここの神楽団は、若いお姉さんががんばっています。
毎年見に行っています。
今年は、後に仕事があったので少し見ただけで帰りました。
★インフルエンザ情報
高齢者がインフルエンザで死亡するのは
インフルエンザそのものではなく
引き続く肺炎が原因です。
一番多い原因菌である肺炎球菌にはワクチンがあります。
高齢者は肺炎球菌ワクチンを受けましょう。
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