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パーキンソン病の手術療法

2014年05月9日  

【お知らせ】
明日、5月10日(土曜日)の診療は
都合により午前10時終了とさせていただきます。
御迷惑をおかけしますが、御了承よろしくお願い申し上げます。

カープ、昨日は大瀬良投手で勝利、よかったですね。
同一カード3連敗を避けられたのもよかったし、
阪神・巨人も負けていますので
なおさら良かったです。
今日は篠田投手。いい時の投球してほしいですね。
応援しましょう!

さて
昨日は吉島病院オープンカンファレンスに参加してきました。
どこの病院もそうなのですが
4月人事で若手・中堅の多くの医師が異動になります。
吉島病院も、かなりの医師が入れ替わっておりますですね。

特別講演は、ガンマナイフについて。
たかの橋中央病院ガンマナイフセンター長 秋光知英先生。

脳腫瘍には、放射線治療が試みられます。
できるだけ正常な部分には放射線を少なくして治療したい。
いろんな方向、いろんな角度から放射線照射をおこなえば
放射線量を病巣に集中させることができます。
その方法のひとつがガンマナイフで
放射線源としてはコバルトを使用します。
治療そのものは1日で終了しますが
前準備などありますので
2泊3日で治療が可能です。
現在では、他の放射線治療機器(例:リニアック)でも
ガンマナイフ同様の照射方法が出来るように進歩してきており、
ガンマナイフ治療の年間件数はピーク時より少し減っているそうです。

たとえば肺癌では、脳転移はよくみられる転移です。
転移の数や大きさによる基準は当然ありますが、
肺癌脳転移にはガンマナイフは非常に有力な選択肢となります。
私も何十人もの方を紹介・治療していただいてきました。

というわけで
肺癌治療に携わってきた私どもとしては
ガンマナイフの講演そのものは、
すでに知っている内容がほとんどでした。

その秋光先生の講演の最後オマケ部分としての紹介が
「パーキンソン病に対する機能的脳神経外科手術」です。
こういう治療法がある、ということは知っておりましたが、
そう普及している治療法でもありません。
ところが
在宅診療を担当しておりますと
パーキンソン病で在宅診療を受けておられる方のなかに
この「機能的脳神経外科手術」を受けられた方もおられまして、
この5月から当院が担当させていただくこととなりました。

こういう治療法もある、という程度の知識だったので
さっそく勉強させていただきました。
たかの橋中央病院ホームページ
「パーキンソン病に対する機能的脳神経外科手術」
適応条件などが紹介されています。
http://www.jinyoukai.or.jp/gamma/parkinson.html

パーキンソン病でお困りの方は
治療選択肢の一つとして頭に置いておきましょう。

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とくに新しい情報はありません。

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