多職種連携
日本内科学会雑誌、内容も高度で、ボリュームもあります。
それが2週間ごとに送られてくるので
読み込むのは大変な作業です。
時間が足りないーーー。
本日のお勉強は、多職種連携について。
最近の、地域包括ケアについての講演のなかでは
IPW:interprofessional working
という言葉が よく出てきます。
「多職種間連携」 ということなんです。
「多職種連携」 でも 同じだと考えて、ここではそう表記します。
私達が地域で目指すべき多職種連携とは、
どうあるべきか。
ということで
まとまった表を見つけました。
***
多職種連携/多職種連携チームの概念
・多職種連携では異なる専門職バックグランド、異なる労働バックグランドのスタッフが一緒に働く。
・多職種連携ではチームに患者とケア提供者を参加させ、患者に焦点を当てたサービスを提供する。
・多職種連携チームの中での学びにより、より良く一緒に働くことが可能となりサービスが改善する。
・多職種連携チームの中ではチームメンバーすべての協同学習、協働活動、集合的知識・技術により、その目的を達成する。
・多職種連携チームにはリーダーシップの技能が必要であり、メンバーは互いを尊重し、重要視する。
・多職種連携は、複数の専門職がお互いから学び、お互いについて学び、協働とケアの質を改善する。
***
出典:
日本内科学会雑誌 2014年2月10日号
地域医療学序論1(概念)。
北海道大学地域医療指導医支援センター・卒後研修センター宮田 靖志先生。
在宅の患者さんは、いろんな側面を持っています。
医師が見ているのは、ほんの一部分にすぎません。
医師が関与することが適切な部分というのは、ほんの一部分にすぎないのです。
ですから
「医師にまかせておけばいいんだ、
(他の職種は)医師の言うとおりにやっておけばいいんだ」、
という姿勢では
うまくいくはずはないのです。
「医療」の部分だけに限って言えば
医師が司令塔として機能し、
看護師、検査技師、薬剤師、事務職等等が
医師の指示どおりに動く、というチームでもいいでしょう。
病院でも、診療所でも、このチームのやり方で悪くはない。
しかし、
在宅というのは生活の場です。
生活面を見ているのは、医師よりも看護師やヘルパーだし、
どうすれば家での生活動作が楽に出来るようになるか、という視点は
理学療法士・作業療法士、あるいは福祉用具業者のものでしょう。
「医師の言うとおりにやっておけばいいんだ」
という医師では困るし、
医師の顔色をうかがう看護師・ヘルパーでは困るのです。
在宅ケアに必要なのは、そういうチームではありません。
患者・家族にとって、何をどうするのが最善の対応なのか、
お互いに専門家として知識と経験をもとに意見を出し合える、
そういうチームが必要なんです。
私たちといっしょに
地域の未来のために、活動しませんか?
【業務連絡】
非常勤看護師を募集します。
条件は、何らかの分野の認定看護師資格をお持ちの方。
メールにてお問い合わせください。
マリーナホップふれあい動物園
ヤマアラシ。実物ははじめて見ました。
★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。