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アルツハイマー型認知症と認知症薬

2017年09月30日  

カープの試合がないと、さみしいですね。
今日は横浜戦。
ジョンソン投手、復活しているかどうか。
CS,日本シリーズの柱として期待していますので
今日の登板は調整程度でいいのですけど。
応援しましょう!

さて、
先日 施設に入られた方です。
自動車で、目的地と違う方向に行ったり、
運転免許証を何度も何度もなくして再発行の手続きをしたり。
ほかにも 紛失さわぎ多数。
徘徊で警察に保護されるようにもなり、
御家族に連れられてS病院を受診し、アルツハイマー型認知症と診断されました。

そこまでの流れは、問題ありません。

ところが、
そのS病院で ア〇セプトという認知症薬が処方されたのです。

ア〇セプトというのは、
認知機能の維持を目的とした薬であって、
副作用としては胃腸障害のほかに 興奮することがあります。
精神活動を活発化し、それが問題行動につながることが結構多い薬なのです。

その結果、その患者さんがどうなったか、というと。
暴言、暴力が顕著になってきました。
デイサービスやショートステイを利用していたのですが
暴言・暴力がひどくなり、利用を拒否されるようになってきました。
徘徊がひどくなっているため自宅でみることも困難であり。
この時点で 内科かかりつけ医からの紹介で精神科病院に入院して
薬剤調整がおこなわれ(ほかの薬に変更)、
退院と同時に施設入所となったのでした。

認知症薬には、いろいろ特徴の異なる薬があります。
認知症 イコール ア〇セプト、ではないのです。

S病院は、認知症患者が多数入院している病院です。
ほぼ全員が認知症、といってよいはず。
この方の病状にア〇セプトを処方したことで
「S病院の診断・治療の能力は大丈夫か?」
と 医療・看護・介護の関係者は みんな疑問を持った、というわけです。

認知症の問題行動で困っている、という場合には
薬剤調整が必要な場合もあります。
薬をやめる・減らすだけで改善することもあります。
1か所の医療機関に かかり続けないほうがよい場合もあります。
認知症に詳しい医師に意見を聞く、ということもよいでしょう。
認知症サポート医という制度もあります。
ケアマネージャや、地域包括支援センターに相談をしてみてください。

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