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原発で町は裕福にならない

2011年04月1日  

市議会議員・県議会議員選挙もはじまります。
今週の土曜か日曜かに、市長選挙もふくめて
期日前投票をおこなう予定です。

現時点で、さすがに 「原発賛成」を言う人はいないでしょう。
原発推進派の候補は、隠れてしまいます。
その「隠れ原発推進派」をどうやって見抜くのかが問われます。

あなたは上関原発に賛成ですか?
というものに近い質問に対して
反対派は「反対」と答えます。
これに対して隠れ推進派は、賛成とは書けないので
「無回答」とか「その他」という回答をするしかありません。
これで全てを判断することはできませんが、簡単な見分け方として参考になります。

福島原発には温度を下げるため海水が注入されました。
もはや使用することは不可能で廃炉となります。
今後、数十年にわたって、毎年何百億円も費用がかかります。
廃炉という作業と費用については、これまで原発推進派は触れないできました。
原発による発電は安い(安くて安全)、という幻想を与えるために。
でも、今回の事故で、原発は実は巨大な費用が必要なのだ、
ということが明らかになりました。
廃炉という後始末は、何も生まない高価な非生産作業なのです。

原発誘致で落ちる金は一時金 「あぶく銭」 ですから、
長期的には何も地元の市町に良い物を残してはくれません。
原発を誘致した市町で産業振興した、
過疎が解消した、
裕福になった教育県になった、 というような話はありません。
あぶく銭で建設された体育館や住民センターなどの箱物の
年間維持費の重い負担に住民があえいでいるだけです。
その維持費をかせぐために さらに原発を誘致する・増設を認める、
という循環になっていきます。

チェルノブイリでは30km以内の住民は全員移住となりました。
メルトダウンで故郷を捨てるしかない状況になったのです。
上関から半径20km、30kmを描いて確認してみましょう。
柳井市は20km圏内に入りますね。
30km圏には光市が含まれ、岩国の近くまでが入ります。
もし南西風であれば広島まで数時間もあれば放射性物質が到達しますよ。

少しの一時金にめがくらんで
故郷から永遠に追い出される事態になる選択はやめましょう。

また、
今回の地震で、原発の安全基準が高く設定変更されると思います。
すると今後は建築費も運用費用も高くなります。
原発はコストに合わない、ということになると思います。
それならば、
瀬戸内海の潮流を使った潮流発電の実現に向けた研究・設備投資のほうがよほどいい。
月の引力を利用したエネルギーですので、無料、無限・無尽蔵です。

最近おいしかったもの。
亀田の柿の種クランチ アーモンドチョコボール
P1140517.JPG
★インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

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