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多職種チームで考える在宅ケアサポート

2020年02月6日 , 

昨日は寒くなりましたね。
県北では積雪はどうでしょうか。
スキー場には積もってくれるといいですね。

 

昨日は県立広島病院 多職種チームで考える在宅ケアサポート研修会 に参加してきました。
事例を通じた各職種からの検討。

急性期病院での嚥下に関する意思決定支援
摂食嚥下障害のケア
在宅診療の立場より
施設での生活
認知症へのケア
***

 

病院には、摂食嚥下チームや認知症チームがあり、嚥下機能評価をして、口から食べていいものかどうか。
食べさせるとしたら どんなものを(ペースト食とか、きざみ食とか)食べればいいのか。
認知機能、嚥下機能など回復する可能性はあるのか。
ということを評価し、患者家族、あるいは退院後の在宅チームに指導をおこなったりします。

基幹病院のチームですから、さぞかし正しい診断をして、正しい見込み・正しい方針を提示してくれるだろう、と思ったら 実はそれは期待しすぎ。
ふだん接している御家族や、長年つきあってきた在宅チームの判断のほうが 結局は正しいということも多いのです。
そりゃそうですよ、たまたま入院して担当になった患者の食事・嚥下機能なんて、入院して数日や1週間くらいで 正しく判断できるはずがありません。

 

で、
「ある日 急に嚥下機能が低下しました」、というのは 脳血管障害や外傷などの場合だけです。
認知症や、高齢者の方の嚥下機能は 徐々に徐々に低下してきているのです。
「食べられなくなったら どうしますか?」、「どうしたいですか?」というのは
急に出てくる質問ではない、ということです。
ふだん接している御家族や在宅チームが
早い段階で御本人と何度も話し合いをおこなっていれば
いざ入院というときに 「どうすればいいんでしょう?」なんていう事態を避けることが出来ます。
これがACP(=人生会議)です。

 

あなたは、将来 認知症になって食べられなくなってきた時に
どうしたいですか? どうしてほしいですか?
胃瘻や 鼻からチューブを流動栄養を入れられてでも生きたいですか?
食べられる物を工夫しながら 自宅や施設で最期まですごしたいですか?
苦しくない・痛くない「緩和ケア」を 御自宅でも受けることが出来ますよ。

 

最近食べた和菓子 遠州屋 甘酒羽二重餅

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