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大切なことはいつも本人が決める

2019年02月10日  

昨夜は 広島市認知症サポート医 フォローアップ研修に出席してきました。
講演:これからの認知症 医療とケアが目指すべき道
~大切なことはいつも本人が決める~
講師:藤本クリニック 藤本直規 先生(滋賀県守山市)
要点
認知症の方は、何も出来ない、何もわからなくなっている、わけではない。
言葉が出にくくなったり、返事が遅くなったりはしているかもしれないが
判断もできるし感情も豊かにある。
本人を飛び越えて医療者と家族が全てを決める、というのではなく
「大切なことはいつも本人が決める」ということが大切である。
「自分の人生」ですから。
***

日本最初に病院に「もの忘れ外来」を開設された先生、とのことです。
最近では
若年性認知症の方の受診、
高齢者認知症でも軽症の段階での受診が増えている、そうです。
このため
もの忘れカフェ や 「仕事の場」など
状況にせまられ、必要に応じ 展開をしてきている、ということでした。
カフェや仕事の場については 次回に御紹介しましょう。

認知症の方 本人に、病名・診断を正しく伝えるかどうか、という問題。
かつて、癌という病名を本人に伝えるかどうか、ということが問題になったことがありました。
癌と伝えられたら落胆してしまうのではないか、とか、
知らないほうが幸せなんじゃないか、とか。
でも
自分の事は自分で知りたい、という思いの人が圧倒的に多いことがわかり
今では癌の告知は当然のこととなっています。
そのことを思い出させます。

認知症の方も、やはり同じなのだそうです。
最近どうもおかしい、というのは 御自分が一番よくわかっているそうです。
で、
「認知症を疑って」検査を受けましょう、ということになる。
その検査の結果ですから、その結果は当然知りたい。
そこは あいまいな表現ではなく、わかりやすく明確に伝えてほしい。
そして
どうすればいいのか、を具体的に知らせて欲しい、ということなのです。
(例:半年に1回、検査に来てください、とか。)

診断をはっきり本人にも伝えることにより
本人と御家族・周囲で 病気のことについて語り合ったり
いろいろな便宜をはかったりする話し合いができるようになります。
本人の意思を尊重し、
本人の安心につながる生活を ととのえていくことが可能となるのです。

大切なことはいつも本人が決める。
心に刻んでおきましょう。

たかの橋 珍味(台湾料理)
ビールセットの台湾風子袋 これは辛口。
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★インフルエンザ情報
引き続き手洗い咳エチケット、よろしくお願い申し上げます

病院や高齢者施設には熱や咳、下痢の方はお見舞いや付き添いには来ないでください。
また、小児の面会も御遠慮ください。

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