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心に残る出会い69 前田が好きだったMさん

2015年05月31日  

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カープ、
昨日の試合は
走者を3塁に進めることが大事、
ということを
再認識する試合でしたね。
走者が3塁にいれば、フォークボールなど落ちる変化球を投げる投手は
何が起こるかわからない。
外野フライを打たれなくないので高めには投げない、
低めに投げようとするとワンバウンドになることもある。
今日はこの流れにのって連勝したいですね。
福井投手、応援しましょう!

さて
毎月最終日曜日は 心に残る出会いです。
強烈な思い出が残るカープファンも、たくさんおられます。

Mさんは93歳。
お元気だったのですが、
家族旅行先で転倒し、脊椎の圧迫骨折をおこしてしまいました。
地元に帰って入院治療したのですが
痛みは完全にはとれず、
ベッド生活となってしまいました。
退院後の骨粗鬆症の注射や内服管理の依頼があり
私たちのはじめての出会いです。

はじめて訪問した時に、
ベッドの周囲や壁には カープカレンダーの前田選手のページが
何年分も飾ってある状況でした。
Mさんはカープファン。
それも熱烈な前田智徳ファンだということは
聞かなくても見ただけでわかります。

前田選手の入団会見がすばらしく、
どんなお母さんが育てちゃったのだろう、と。
入団会見の時から熱烈な前田ファンになったのだそうです。
訪問診療のたびに
昨夜の前田選手の活躍、
先生は見ちゃった?聞いちゃった?と
いつも話題にのぼりました。

高齢だったこともあり
リハビリの意欲を持ってもらうことが難しい状況でした。
数分間座っていることすら 難しいのです。
もうええ、と 投げやりな言葉も出てきます。
何か目標を持ってもらえたら、
ということで
車いすで30分間とか座っていることが出来るようになれば
もう一度カープの試合を見に行けますよ、
前田選手をスタジアムで応援しに行きましょう!

実際には、その頃 前田選手は代打の切り札となっており
試合を見に行っても 何時頃に出番があるのか わからない状況で
球場で前田選手を応援するというのは実際には難しいことではあったでしょう。

そうしている間に、前田選手引退の日がきてしまいました。
もう一度球場で前田選手を応援することは 出来ないままとなりました。
前田引退のあとMさんはみるみる衰弱され
引退のおよそ2ヶ月後、
ショートステイ先で脳幹出血をおこしてお亡くなりになりました。

Mさん、
スタジアムで みんなで一緒に前田選手を応援したかったですね。

最近食べたチーズ
いけますよ。
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