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心房細動治療の最近の考え方

2012年05月13日  

カープ、野村が好投したのに援護なし。
これで敗戦投手とはかわいそうです。
1点とっていれば展開も変わっただろうに。
中日の勝ちパターン継投は、打ち崩すのは本当にむずかしい。
序盤のチャンスで何としても点を取らないと勝てません。
1,2,3回の無死1塁→1死2塁が生かせなかったのですが、
送りバント以外の攻撃も もっと見せてもらいたいものです。
それと
いつまでも代打石井でもないでしょう。
中途半端なバッティングが目立ちます。
中日荒木のように粘りまくるわけでもなく、
コーチ兼選手という中途半端は、やめたほうがいいです。
若手に出番を譲る時がきています。

本日のお勉強は、心房細動治療の最近の考え方

新神戸 山の手グリル の 食べログ
http://r.tabelog.com/hyogo/A2801/A280103/28027004/
辛口の口コミが投稿されています。
確かにステーキは神戸牛ではなく、
その意味では期待はずれだったかな。
ハンバーグ、ハンバーガーの店と割り切ればOK.
あるいはファミレスのステーキセットと比較すれば、まあOK.
あと、セットだとカレーも食べ放題になるので、カレー好きにはいい店かも。
写真はハンバーガー
P1000135.JPG
★インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

本日のお勉強
心房細動治療の最近の考え方
日本内科学会雑誌 2012年3号
心臓血管研究所 山下 武志 先生
要点
心房細動をとりまく3つの大きな環境変化がある。
1)心房細動人口の増加。1980年代より2倍となっている。
2)心臓電気生理学の発展と抗不整脈薬の多様化
3)心原性脳梗塞の増加
以上の状況で治療が検討され、
治療の主目標が心電図の是正から脳梗塞の予防へと変化した。
良い治療法というのは抗凝固療法のみであった。

今では2つの概念が重要とされている。
1:「心電図」から「人」へ、「心房細動」から「心房細動患者」へ:
医療のターゲットは心電図の是正ではなく、患者のアウトカムである。
2:複雑から単純へ:
患者の多様化を制御できない以上、提供する医療内容を単純化する方が過ちが少なく全体として効率性が向上する。

現在、心房細動の考え方の順序は
1:心房細動患者の生命を護る
2:心房細動患者の脳を護る
3:心房細動患者の生活を護る

上記を具体的治療におきかえれば
心房細動の併存疾患・因子を是正する
抗凝固療法による脳梗塞予防
不整脈薬は効果より安全性を重視せよ
ということになる。
***

心房細動というのは、不整脈のひとつで
脈がバラバラ(規則正しくない)のが特徴です。
昔は、不整脈の是正を目指して治療をおこない、
抗不整脈薬もその目的で使用されてきました。
しかし
生命予後、患者の生活に直結するのは
心房細動により生じる脳梗塞である、
ということが明らかとなってきました。
心房細動のある方は、抗凝固薬を使用したほうがよいでしょう。
脈を少なくする薬よりも、
抗凝固薬のほうが大切なのです。

もし、まだ抗凝固薬を使用していない心房細動の方がおられましたら
かかりつけ医に言って処方してもらってください。
それが理解できない医師ならば
かかりつけ医を代えた方がいいでしょう。
それくらい大切な内容です。

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