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慢性便秘の治療

2019年02月28日 , 

雨が降ると、やはり寒いですね。
まだ冬なんだなー、と思います。
インフルエンザは、一度かかっても、別なタイプのウィルスにはかかりますので
油断しないでいきましょう。
とくにB型は、例年5月頃まで流行がみられます。

さて、
一昨日は 某会社にて
社員の方に対して「慢性便秘」の講演をしてきました。
「在宅患者の便秘の実態と治療について」

緩和ケアでは、オピオイド(=医療用麻薬)が 治療の柱となります。
オピオイドの重要な副作用のうち 2つを挙げるとしたら
吐き気と便秘 です。
とくに便秘は 薬の量にかかわらず初期からみられる副作用で、
処方当初からずっと最後まで 対策を必要とします。
つまり
緩和ケア医というのは 便秘に対して 詳しいんですよ。
(詳しくならなければ やっていけない世界です)

オピオイドによる便秘、に対しては 今では良い薬が出ています。
その薬と、一般的な便秘薬を どのように組み合わせて最適解とするか、というのが
緩和ケア医の腕の見せ所でもあります。
緩和ケア医が便秘に詳しい、なんて 知らなかったでしょ?

そのほか、最近では「慢性便秘症」に対する薬が 相次いで何種類も発売されました。
それぞれ作用機序は異なりますので
「この人はどういう原因・機序で便秘になっているのか」を
しっかり見極めて診断していくことが よい治療薬の選択につながります。
在宅ではレントゲンなどの検査は出来ません。
指先と、聴診器1本で 診断にたどりつくんですね。
知識と五感をフルに活用する、医師としてのだいご味あふれる世界です。

慢性の便秘に悩んでいる方、いい薬あります。
ぜひ医療機関で御相談ください。
もちろん薬に頼る前に、生活習慣や食習慣の再検討は必要ですよ。

京都シリーズの最後は、新幹線でのビール。
京都麦酒
京都の清酒メーカー黄桜 が作る地ビールです。
http://kizakura.co.jp/ja/prod_data/info.php?type=items3&id=IC000094

他にも種類あります。
次回はそれを飲みたいですね。
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★インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。
引き続き手洗い咳エチケット、よろしくお願い申し上げます

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