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慢性疼痛の新薬

2011年02月1日 , 

1月28日(金)は慢性疼痛治療についての講演会に参加しました。
講演:神経障害性疼痛の診療
講師:呉医療センター 副院長 森脇克行 先生
特別講演:慢性疼痛における診断と治療 リリカの位置づけ
講師:JR.東京総合病院 院長 花岡一雄 先生

新しい薬が発売されると、
診断や治療の流れが大きく変わることがあります。
インパクトの大きい薬の場合には、古い医学知識では世の中についていけなくなる
ということがおこりえます。
ですから私たちは日々勉強です。

新薬が出る前には、
いよいよあの薬が近日認可されそうだ、
という話を学会や講演会などで耳にすることも多くなります。
ですから、「寝耳に水」のようなことはないのですが。
それでも、薬の位置づけ
・・・どういった患者に、どういう使い方をするのか
・・・どの程度の効果が期待できるのか
・・・副作用はどうか、副作用回避の手段は、
などなど、
実際に使用してきた先生の情報を得なければ
パンフレットや公文書だけでは
「使い方のコツ、勘所」はわかりません。

今回の薬 リリカ(R)は、
これまでに帯状疱疹後神経痛 について、すでに使用されていました。
適応症がひろがって、神経障害性疼痛全般の診療に使用できるようになったものです。
ですから、
私にも使用経験はありますし、そういう意味では理解はしやすい講演でした。

癌患者の痛みについての有力な武器が増えました。
モルヒネの効かない種類の痛みに、効いてくれそうです。
緩和ケア領域でも、武器の種類は多ければ多いほどいいのです。
武器を有効に使いこなせるよう がんばりたいと思っています。

県民文化センター1階のイタリア料理 il vento
続いてのパスタは、ウニのパスタ。取り分ける前。
これはタコのパスタより断然おいしかったです。
私のテーブル全員の評価が一致しました。
コクがあって、クリーミー。柔らかめにゆでた麺にぴったり。
このおいしさは、落合シェフの直伝なのでしょうか。
ウニのパスタだけを単品で食べに行ってもいいくらいです。
(単品メニューに出ているのかどうか、知らないですが)
P1140222.JPG
★インフルエンザ情報
広島市で31日に9校の学級閉鎖が出ています。
とくに宇品地区は宇品小学校、宇品東小学校、元宇品小学校が学級閉鎖。
宇品地区は流行しているのですね。
流行期は大規模ショッピングセンターには出来るだけ近寄らないようにして、
買い物にいくなら混んでいる土日の昼間は避け、
平日や夜間に行くようにしたほうがいいでしょう。

広島のシュルツ投手が31日、インフルエンザを発症。
春季キャンプ地の沖縄入りを見合わせた。
との日刊スポーツ記事です。
広島から沖縄入りのはずだったわけで
広島でインフルエンザが流行しているということなのでしょう。
キャンプ入りが遅れてもかまいません、シーズンの活躍を期待するのみ。
日刊スポーツ2011年1月31日19時34分 の記事に出ています。
http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20110131-731304.html

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