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行ってみなけりゃ わからない

2019年01月14日  

昨日は、広島市医師会 夜間急病センターの 待機当番でした。
もし患者が多数来院されるようだと 電話を受けて診察の応援に駆け付ける役割です。
ですので、いつでも出動できる体制で自宅でずっとすごしておりました。
呼び出しがなくて、よかったよかった。
(待機医師を呼び出すほどの大混雑にはならなかった、という意味です)

土曜日夕方も、日曜午前も日曜夕方も
緊急の電話あり、往診もあり、
病院への入院手配も何人も必要でした。
やはり在宅医は冬はとっても忙しいです。

とある高齢の夫婦二人暮らし。
夫の動きが悪くなってきて、通院が困難になった、
とのことで妻から往診してくれる医師の手配を依頼されました、
という ケアマネージャさんからの依頼がありまして
土曜日午後に往診してきました。
ケアマネージャさんは、「認知症が進行して通院困難」、と思われていたようです。
往診してみると、奥さんは 「尿路感染症による排尿時痛で困っている」と思われていました。
でも
往診してお話をよくよく聞いて、診察してみると
室内で転倒し、その後 痛くて動けなくなっている、
という状況でした。
骨折の疑いで救急車で搬送となりました。
患者さんも御家族も、そしてケアマネージャさんも
医学的に正しい認識をされているとは限りません。
どんなに事前に情報を収集していても、
「行ってみるまでわからない」。

答えは現場にある、答えは患者が持っている。
それを再認識した出来事でした。
往診・訪問診療の御希望がある方は当院に御連絡ください。
直接でも、ケアマネージャ/訪問看護さんなどを通じてでも かまいません。

当地区は昨日は とんど でした。
いい天気で、よかったですね。
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