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難病・筋ジス治療に光 新薬治験で歩行能力改善?

2012年10月8日  

昨日はこどもむけ公開講演会「水の惑星 地球を知ろう10」
多くの方に御参加いただき、ありがとうございました。
Q&Aは後日 日本宇宙少年団広島分団ホームページにアップいたしますので
しばらくお待ちください。

さて、以下のニュースが流れました。
***
難病・筋ジス治療に光 新薬治験で歩行能力改善
朝日新聞デジタル 10月6日(土)22時52分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121006-00000037-asahi-sci
***
少数の患者を対象とした新薬の臨床試験は
第2相試験(Phase 2)と呼んでいます。
薬の効果を確認できれば第3相試験(Phase 3)に入ります。

第2相試験で有力に見えた薬でも
第3相試験で効果なし、あるいは副作用のために
消えていく薬がほとんどです。
そう簡単に薬となって我々の前に現れてはくれません。

今回の薬の原理を見ると
ウィルス感染症で困ったことにならないか、
発がんについてはどうか、
ということを真っ先に思いました。
ちょっと無理スジかな、というのが第一印象。

第2相試験レベルの話は
新聞などマスコミが公表する段階の話とは思えません。
今回も 「メディアは新しい情報に飛びつく」、
という悪しき具体例の一つにすぎません。
朝日新聞の体質に問題があります。
筋ジストロフィーの患者・家族の方には申し訳ないですが、
現時点ではあまり期待を持たれないほうがよいか、と。
そこで本日のブログタイトルの最後に 「?」 を付けさせていただきました。

第3相試験がはじまれば
「どこの病院で治験が受けられるのか」、という情報を
患者会等で流して共有する、というのは
いいかもしれませんけどね。
その段階でもマスメディアに載せるべき情報とは思えません。

マツダスタジアム はなおか で緩和ケア医が買った物。
ホルモン串、つくね、牛ヒレ串
a carphire.JPG
★インフルエンザ情報
9月24日~30日の全国の学級閉鎖一覧を厚生労働省が発表しています。
今のところ、昨年同期の患者数・欠席数、学級閉鎖数を上回るペースです。
http://www.nih.go.jp/niid/images/idwr/kanja/infreport/infl12-13/infl12_13-04.pdf
この週の学級閉鎖は滋賀県1、奈良県1、沖縄県3です。
多くはA香港型H3N2ですが、
奈良県のみAH1pdm09が検出されています。
2009年の「いわゆる新型」インフルエンザですね。
昨年はAH1pdm09はあまり流行をおこしませんでした。
今年はどうなるか、注目です。

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