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高額なアレルギー治療

2010年11月11日  

尖閣ビデオ流出の問題ですが、
これまで中国の国内では、日本が悪いとされ、反日デモなどがおこっていました。
どうみても中国船がぶつけているように見えるのですけれども。

海の上で船をわざとぶつけてくる、なんていうのは危ないじゃないか!
悪いのは中国船の側である!!
船長の逮捕・拘束は当然である!!!
ということを
もっと早く国際世論に訴えることができたのではないか、と思います。
領土問題なんかには関係なく、船をぶつける行為に的をしぼって
「船をわざとぶつけるなんて、ひどい」
と言っていればよいのです。
それを世界に訴えるためには画像を早期に公開すればよかったので
なにも隠しておくことはなかったのではないか。

今からでも全録画を公表すればよいのではないかと思います。
(もっとも、今さら内容に興味を持つ人はいないでしょうが)

本日のお勉強は、高額なアレルギー治療のお話。

今週の花 コギク
konsyuu.jpg
★インフルエンザ情報
広島市では東区などで患者が出ていますが、
A型もB型も出ています。
流行の中心となる型が、まだはっきりしませんですね。

本日のお勉強
日本人の重症喘息患者10名に対するomalizumabの治療効果の検討
アレルギー(日本アレルギー学会) 2010年8月
高槻赤十字病院呼吸器科 金光 禎寛 先生ほか
要点
10例にゾレア(R)を使用し、16週間後の治療効果を検討した。
ACT(喘息コントロールの指標)は14.8から19.1に改善した。
好酸球も減少した。
1秒量やピークフローも改善したが有意ではなかった。
急性増悪の回数は約半分に減少した。
効果がない、と答えた者はいなかったが、
費用面で投与中止になったものが1例あった。

生物学的製剤 と呼ばれる新薬は、非常に高額です。
喘息の治療にも、この新薬が登場しています。
難治性の喘息 が 対象となります。
(使用するには、いくつか条件を満たすことが必要です)。

高額医療費制度にて救済されることが多いのですが
それでも自己負担金がないわけではありません。
下世話なようですが、治療を受けるには「お金」が問題になります。

そうなると
これだけの効果に これだけの費用をかける意義はあるか?
という
「費用対効果」
の問題を避けて通れません。

元気に生きていくために良い薬は使ってもらえれば、と思うんですけれども・・・。

良い薬を安く使えるための仕組みが必要ですね。

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