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高齢肺がんに定位放射線治療

2009年07月1日 ,, 

新型インフルエンザH1N1情報
タミフルの効かないウィルスの出現が確認されました。
これまでAソ連型H1N1は、そのほとんどがタミフル耐性になってしまっています。
新型H1N1も、いずれタミフル耐性になることが予想されていました。
思ったより早かったのかな、と思います。
過去のAソ連型のタミフル耐性の広がり方からすると、今年の冬は大丈夫かもしれませんが、来年度はほぼすべて耐性でしょう。
ワクチンの開発と普及が急がれます。
IBTimes 6月30日配信。
http://jp.ibtimes.com/article/biznews/090630/36783.html

そごう新館四階「ネイルドシレラ」ネイリストゆきたさんのジェルネイル!
パーツがかわいい
高橋裕子(^O^)/^
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肺がん定位放射線治療
6月26日(金)県立広島病院 呼吸器疾患オープンカンファレンスに参加しました。
第100回記念という、長い歴史のある勉強会です。
(記録によれば実際には103回だそうです)
すごいことですね。

特別講演は
タイトル:急増する高齢者早期肺がんは定位放射線治療で治します!
講師: 山口大学医学部放射線医学 講師 沖本智昭先生 でした。

要点
ねらった場所だけ放射線を照射する定位放射線治療は、照射4または5回で終了する。
体力のない、持病をかかえている高齢者にも可能な 患者にやさしい治療法である。
適応は病期ⅠAおよびⅠBの一部。病期Ⅱは有効性の検討中。
これまで最高で92歳まで実施している。
病変を制御できる率は約90%。
大きな病巣、扁平上皮癌では成績がよくない。
大きな副作用は 0.6%。

日本は欧米に比べ放射線治療が少ないと指摘されています。
こうした照射法で成績があがってくれば、人々の認識がかわってくるかもしれませんね。
日数(回数)が少ないのも、いいことです。
従来法では約6週間の入院が必要でしたから。
でも、大きな副作用が生じれば、命取りになりうることは 今と同じです。
癌治療は、いいことばかりではありません。
生きる覚悟、死ぬ覚悟。そうしてがん治療に取り組みましょう。

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