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夜間急病センターで整形外科・外科の診療開始6月3日

2019年05月19日  

カープ、0点に抑えての勝利、いいですね!
投手陣、および守備のしっかりした試合は安心できます。
今日はアドゥワ投手です、応援しましょう!

さて、
広島市医師会千田町夜間急病センター(中区)に新設される整形外科・外科の診療開始日が、6月3日に決まったそうです。
軽いけがをした患者の初期治療(応急処置)に特化し、重傷患者の治療を優先したい救急病院との役割分担を図る。とのことです。

注意事項として、
出務の医師の専門分野が 毎日異なる可能性が大ですので、
受け入れ可能かどうか、事前に電話してから来院して下さい、とのことです。
問い合わせ電話番号は、082-504-9990

もう一つの注意事項として、
対象となる患者は、軽症に限ります。
軽症と言われても、御自分では判断がつきかねるかもしれません。
具体的には「自分で歩いて来ることが出来る人に限る」、ということです。

ここで、災害医療のお話を少し御紹介しておきます。
大規模な事故や災害では
医療機関に患者が多数 同時に殺到することになりますが、
医療資源は限られます。
全員を診療することは 到底不可能です。
診療に優先順位をつけるしかありません。
それを「トリアージ」と呼びます。

広島では まとまった記載が見つからなかったので
横須賀市医師会のものを引用します。(一部)
http://www.yokosukashi-med.or.jp/topics/saigaimanual/3.htm

トリアージのカテゴリー
ア.傷病の緊急性・重症度に応じ、次の4区分に分類し、トリアージタッグをつける。
イ.限られた医療スタッフ・医薬品等の医療機能を最大限に活用し、可能な限り多数 の傷病者の治療を行うため、災害規模等により、トリアージの運用は変更される。

順位、分類と識別色 
第1順位 最優先治療群(重症群) 赤色
(Ⅰ) ・直ちに処置を行えば、救命が可能な者
第2順位 非緊急治療群(中等症群)黄色
(Ⅱ) ・多少治療の時間が遅れても生命には危険がない者
・基本的には、バイタルサインが安定している者
第3順位 軽処置群(軽症群) 緑色
(Ⅲ) ・上記以外の軽易な傷病で、ほとんど専門医の治療を必要としない者
第4順位 不処置群(死亡群) 黒色
(0) ・既に死亡している者又は直ちに処置を行っても明らかに救命が不可能な者

自力で歩いて救護所に来ることが出来る人、というのは
上記順位・分類では ほぼ緑タグに相当します。(もちろん、例外はありえます)

救急病院、救急医療というのは、地域の大切な財産です。
救急病院や救急外来に 軽症患者が押し寄せて、重症患者の診療に支障が出るようでは困るのです。
自分は 今 急いで受診すべきなのか、それとも 明日の朝まで待っての受診でよいのか、
考えてみることも大事なこと、だと思います。

今年もグリーンカーテン 準備しています。
今年はフラワーフェスティバルでもらった鉢も植えているので 色とりどりになっています。
例年は 朝顔が咲くまで カラフルではなかったんです。

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★インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

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