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年間48名の在宅看取り?

2018年03月22日 , 

2夜つづけて在宅での看取りがありました。
ひとりは老衰、ひとりは子宮がん・肺転移、です。
どちらも もう病院には行かない、最期までここで、と
明確な意思表示があった方でした。

肺癌あるいは肺転移については
ゼイゼイ・ヒューヒューが出てきたり
痰がからんで うまく出せなくなったりして
はたから見て「苦しそうだ」と 見えてしまうことも多く
御家族が「もう無理、病院に入院手配をお願いします」と言われることもあります。
そういった症状をうまくコントロールするのが 呼吸器専門医であり
緩和ケア医でありますが、
なかなか難しい場合もあります。

今回の方も、御家族が もう無理、となりかかっていて
実際に病院に空きベッド状況確認の電話もしていたりしておりました。
しかし 御本人に対し
病院に行く? と聞いた時に
明確に首を横に振る、という意思表示をされましたので、
御家族も 最期まで家で、と腹をくくられました。
そこからは穏やかに経過し、その4時間後にお亡くなりになっています。
最期は静かに安らかに逝かせてもらいました、と御家族に感謝されました。

これで1,2,3月と続けて4人ずつ在宅で看取りをおこなっています。
このペースだと年間48人の在宅看取り、ということになりますね。
病院勤務医時代の最多が年間44名の看取りでしたから
勤務医時代を上回る看取り数、となるかもしれません。

住み慣れた場所で出来るだけ最期まで、
とか
最期は自宅で、
と思われる方は
早めに当院や、地域包括支援センターに御相談ください。

たかの橋 珍味
最後は 大学イモ。
アツアツを食べると最高です
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★インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。
手洗い咳エチケット、よろしくお願いいたします。

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