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当院の在宅診療の受け入れ状況について

2021年05月7日  

広島県の新型コロナ患者発生数が100名を超えました。
広島も マンボウとか緊急事態宣言とか 発出を考えたほうがよいだろうと思います。

 

当院の在宅診療の受け入れ状況について、お伝えします。
4月は、当院の在宅患者さん11名が お亡くなりになりました。
過去最多です。
当然 4月は忙しかったわけで、ブログにも 忙しかったと書きました。

昨日は、新規の在宅診療依頼が2件ありました。
(うち1名は かなり長期間の間をおいての再開依頼ですが。)
その依頼をしてきたケアマネージャさんが、二人とも同じように、
「新規の依頼なんですが、大丈夫でしょうか・・・?」 と。
ケアマネージャさんなどには 当院のブログ読者がおおぜいおられます。
忙しい、と書いていたものですから 依頼電話が遠慮がちになったんですね。

大丈夫ですよ。
4月にたくさんお亡くなりになった、ということは 重症者が今月は減っています、ということです。
新規の在宅診療の依頼を受ける余裕はあります、大丈夫です。

 

ひとつだけ気がかりなことがあります。
みなさんには 関係のないことですが。
おおぜいお亡くなりになった、ということは
看取り加算とか ターミナルケア加算とかで 4月の「一人当たりのレセプト点数が 高くなった」、ということです。
ところで
中国四国厚生局が 集団的個別指導や 個別指導の対象クリニックを選定するのに
「レセプトあたり点数の高い医療機関を 上位から機械的にあてはめる」、
というルールになっています。

在宅医療の推進、在宅看取りの推進、というのは国策でありまして、
それに対して 高点数がついています。
で、実際に看取りが多く、高点数になったら 「個別指導」該当で呼び出し、って
おかしいですよね。
個別指導にかかる時間や 負担は なにも補償されないわけです。

「高点数の医療機関は、なにか不正をしているに違いない」、という時代が 昔はあったかもしれません。
でも今は きちんと在宅医療に取り組めば 高点数になるんです。
国策に忠実に実行すれば 高点数になるんです。

現在のルールは時代に合っていないもの、なんですから 改定してもらいたいものです。
そこのところだけが、気がかりなことです。

 

今週の花

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