ブログ

心臓疾患の薬は、多いほうがよいとは限らない

2020年01月30日  

昨日も暖かかったですね。
往診・訪問診療の途中では、ダウンのアウターは脱いでいました。
例年であれば4月頃の服装、でしょうか。
これから冬型の気圧配置になる、とのことです。
用心しましょう。
スキー場には雪が降ってくれるといいですね。

 

さて、昨夜は JR広島病院オープンカンファレンスに参加してきました。
講演:日本における循環器疾患のエビデンス
講師:国立循環器研究センター 理事長 小川久雄 先生
要点
小川先生がかかわって実施されてきた臨床研究について、
なぜそのような研究をおこなおうと考えたのか。
そのための研究デザイン。
結果の解釈。
とくに外国の研究結果と比較する場合には、服用している薬剤背景の違いなどあるので要注意。
結果が予想と違った時もあきらめずサブ解析して まったく新しい知見が発見されたりすること。
などなど。

具体的な経験をもとに話されましたので、非常に理解しやすかったです。

 

最新研究データ:
安定型冠動脈疾患を合併する心房細動患者に対して、
抗凝固療法単独は、抗凝固療法+抗血小板薬併用にくらべて
心血管イベント、総死亡の発現抑制効果は劣らない。
重大な副作用(出血)の発現抑制効果は 優れている。
=単独療法でおこなうべきである=

2種類の薬を服用されている方は、
循環器専門医を受診して
薬の調整をしていただいたほうがよいと思います。

 

ぶらじる の サンドモーニング。

よろしければクリックお願いします。はげみになります。
広島ブログ
★インフルエンザ情報
28日付、広島市では3校の学級閉鎖が出ています。
しかしまだまだ学級閉鎖は出そうですよ。
手洗い咳エチケット、よろしくお願いいたします。
それと
熱、咳や下痢のある人は
高齢者施設や病院などにお見舞いには行かないよう お願いいたします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です