ブログ

忘年会

2013年12月22日  

昨夜は、当院の忘年会でした。
昨年は厚生労働省 在宅医療連携拠点事業に選ばれて忙しく、
忘年会も新年会も出来ませんでした。
忙しい中をがんばってくれたスタッフの労を報いることが出来なかったくらい
本当に忙しかったのです。
というわけで
昨年の忘年会の分まで、今年はちょっとリッチにANAクラウンプラザホテルで。
これで忘年会シリーズは終わりです。
しかし
どんなに忙しくても忘年会は毎年やりたいものですね。

今年も忙しくないわけではなく、
もう4週間もランニングする時間がとれないのですが
今日明日で何とか走りたいと思っています。
今朝もこれから往診に出かけます。

さて、
昨日のブログの続きの内容です。

「まるで福祉施設」 女子刑務所で高齢者急増
朝日新聞デジタル2013年11月16日19時31分
http://www.asahi.com/articles/OSK201311160032.html?ref=yahoo
法務省の研究機関・法務総合研究所が15日、犯罪白書を公表した。女子刑務所の入所者がこの20年で倍増し、65歳以上の高齢者では10倍になったとしている。欠かせない車いすや杖、身の回りの世話をする刑務官……。「まるで福祉施設」とも指摘される刑務所

認知する機能が低下した人もいる。トイレに付き添い、下着を下ろせるかを確認するのは刑務官だ。「税金を使い、受刑者を介護する状況になっている」
***一部引用

刑務所を出たら、みんな真面目に生活する、
と思ったら、それは間違いです。
出所後、更生施設に3か月は入居できますが
それを過ぎたら出て行かねばなりません。
高齢者では職も簡単には見つかりませんし、
刑務所にいる間に積み立てていたお金も底をつきます。
そうなると
刑務所の生活の方がいい、
と思ってしまう人も少なくありません。
刑務所では雨も寒さもしのげ、3食、入浴つき、健康管理つき。
とくに高齢者は、職に就けなければ孤立してしまい
さみしい生活となってしまうわけですが、
刑務所にいれば一人ぼっちではありません。
話かけてくれる刑務官もいるし、(受刑者)仲間もいる。
刑務所ではさみしくないのです。

どうやって塀の中に戻るか?
と考えた時に
凶悪犯罪をやるつもりもないし、その必要もない。
実際には万引きや無銭飲食をする、ということになります。
塀の中に戻るための確信犯としてそうしています。

認知症がはじまっている段階の人の場合には
刑期があけたから、といって社会に戻しただけでは
すぐトラブルを起こしてしまうでしょう。
認知症の人を支える仕組みに乗せないと、それは無理です。
でも
地域で出所者を受け入れてくれ、
と言っても みんなイヤがりますよね。

出所した人を受け入れる認知症グループホームがなければ
いずれ塀の中に戻るのは避けられない。
塀の中に認知症高齢者の人が増えるのは、仕方がない状況なのです。

誰か、出所した人を受け入れる認知症グループホームやりませんか?
当方が協力医療機関を引き受けますから。

忘年会はANAクラウンプラザホテルでディナー
エビとホタテのパイ包み
P1050481.JPG
★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

コメントは受け付けていません。