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施設高齢者への接種で 余りが出たら、従業員に接種することは 問題がない

2021年05月14日  

カープ、今日は高橋昂也投手です。
試合があればいいですね、応援しましょう!

 

コロナワクチンですが。
当院は、当分の間、施設入所者・在宅患者さんへのコロナワクチン接種に 全力で取り組みます。
したがいまして、外来通院患者さんへのコロナワクチン接種は 予定しておりません。
予約受付もいたしません。(市民に配布された接種可能医療機関一覧表に 当院は出てきません。掲載に不同意でしたから。)
近所の接種医療機関の予約、あるいは集団接種の予約をするよう お願いいたします。
少しでも早く受けたい、という方は、集団接種のほうが 早いですよ(予約が取れれば、ですが)。

 

さて、
施設入所者および高齢者に接種券(クーポン)・予診票が配布されはじめました。
高齢者は、届いた文書に書かれている内容が 理解できません。
ですから、医療機関に じゃんじゃん電話がかかってきています。
通常診療に支障をきたすほどの電話です。

質問電話くらい、市で一括して 引き受けてくれませんかね。
現場は大いに迷惑をこうむっておりますよ。
高齢者が問い合わせの電話をかけてくることくらい、想定してくださいよ、まったく。

 

余ったワクチンを廃棄するな、という問題。
1バイアルは 6人用です。
しかし、実際には ワクチンを受ける人が ぴったり6の倍数になることは ありえません(確率1/6)。
どんなに用意周到に準備したとしても、当日 発熱したり、ドタキャンしたりする人は 必ず出るのです。

社会全体が目標にすべきは 「一日でも早く 希望者全員がワクチンを受けられるようにすること」です。
もし余りが出るようならば それは廃棄してはいけません、廃棄では目標に反することになります。
優先順位をはずれてでも、希望者の誰にでも接種すべきです。

 

河野ワクチン大臣の発言までを さかのぼって確認を試みました。
当方の思考過程を ブログで残すために 順を追ってアップします。

【長崎】済生会長崎病院 余ったワクチンを家族に接種
ncc長崎文化放送 2021/5/12
https://www.ncctv.co.jp/news/89097.html
タイトルだけ見ると、医療者バッシングの報道です。
しかし、余ることが確定してから 接種に応じられる人が見つからなければ 同居家族に打つのは 合理的な方法です。
医療従事者が その家族に感染させたり、逆に 家族から感染したりしては いけませんから。

4月に河野大臣が、余った高齢者用のワクチンが廃棄された事例を受けて「接種対象者に全く制約はないので、ワクチンが廃棄されないよう、現場対応でしっかり打ってほしい」と各自治体に求めたことなどを受けて、「廃棄するよりはいい」と判断した
***

 

では、その4月の 河野大臣の発言というのは 具体的にはどうなのか。で 検索。

余ったワクチン、数人分を廃棄 河野大臣「捨てないで」
朝日新聞デジタル 2021年4月13日
https://www.asahi.com/articles/ASP4F4T15P4FULFA01H.html
河野氏は、予約キャンセル時の対応として、接種券を持っていない高齢者らに接種が可能との考えを示したうえで、「他市、他県の方でも一向に構わない。まったく制約はないのでワクチンが廃棄されないように、現場対応でしっかりと打っていただきたい」と呼びかけた。
***

 

まったく制約はない、という大臣発言、もっと詳しい報道はないか、で 検索。

“ワクチン余った場合も廃棄せず有効活用を” 河野規制改革相
NHK 2021年4月13日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210413/k10012971441000.html
キャンセルなどでワクチンが余った場合も廃棄せず、接種券がなくても、記録することを前提に、医療従事者や高齢者を優先して接種するなど現場で柔軟に対応し、ワクチンを有効に活用するよう求めました。
河野大臣は「若い方でも予診で問題がなければ打っていただいて記録する。ほかの市や県の方でもかまわない。全く制約はないので、廃棄されないよう、現場の対応で打っていただきたい。難しいことは特に何もないと思う」と述べました。
***

 

接種券がない人でもかまわない、若い人でもかまわない、と 大臣が述べたそうです。
それを受けた通知・通達がないか、さがしてみました。
上記 大臣発言の3日後に、医療機関向け手引きが 改定されておりました。

新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の実施に関する医療機関向け手引き(2.1 版) 2021年4月16日
https://www.mhlw.go.jp/content/000770095.pdf
キャンセル対応について追記(P41)
該当部分
なお、予約のキャンセル等により、当日分のワクチンに余剰が見込まれる場合については、可能な限り無駄なく接種を行う必要があることから、それぞれの局面に応じた対応が想定される。
医療従事者等の優先接種の局面では、例えば自施設や近隣の施設等で接種可能な医療従事者等を集めることが考えられる。
高齢者の優先接種の局面における高齢者施設入所者等についても、例えば自施設や近隣の関連施設の入所者や従事者等を集めることが考えられる。
また、高齢者の優先接種の局面における施設入所者以外の方の接種や、高齢者以外の方の接種の局面では、例えば、当日キャンセルが生じた場合等に備えて、医療機関で予約を受ける際に、予約日以外で来訪可能な日にちを聴取しておき、キャンセルが出たタイミングで、電話等で来訪を呼びかける等により、すでに接種券の送付を受けた方に接種を行う対応が想定される。
***

これによると、従事者等への接種もみとめられている、ということです。

施設側と、「もしワクチンが余ったら どうするんだ??」 という話を はじめたところでした。
施設高齢者への接種で 余りが出たら、従業員に接種することは 問題がない(例示されている)。
ムダなく接種をすすめていきたいと思っています。

 

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