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古事記・日本書紀の舞台は広島ではないか

2019年05月8日  

カープ、
守備のエラーが連日あるようですねえ。
打てない時にエラーが出れば負けます。
しっかり守って欲しいんですよね。
今日は大瀬良投手です、守り勝って欲しいですね、応援しましょう!

さて、
古事記・日本書紀の舞台の多くは広島ではないか、という説は 古くからあるようです。
連休中に、その一つに登ってきました。

広島市の医師で、国史研究家の栗原基氏(明治31年生まれ)は、日本の古代史を記述する古事記、日本書紀に登場する地名が、安芸国の各地の地名とぴったり符合することから、神話を歴史に還元するという大胆な説を展開する。
それが参考文献として挙げた、栗原基・著「新説 日本の始まり」である。
http://megalithtrek.web.fc2.com/SanyoSanin/hiroshima/ohtsuchiyama/ootsuchiyama.html

ところで
厳島神社が、なんという神を祀っているか、というのは 御存知でしょうか?
厳島神社ホームページ によると
御祭神
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
田心姫命(たごりひめのみこと)
湍津姫命(たぎつひめのみこと)
http://www.itsukushimajinja.jp/history.html

では、その祀られている神は、どこで生まれたのか 御存知でしょうか?
厳島神社の御祭神のうち、
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)が生まれた場所、としての伝承がある場所も 広島県内にあるのです。

安芸高田市に 「天ノ岩座神宮」あまのいわくらじんぐう があります。
大土山おおづつやまは、地元の伝承によると、天孫降臨の聖地、古くから神が鎮まる山として信仰され、禁足地であったと伝えられています。
ここには高天原と呼ばれる場所もありますし、
天照大御神をまつる天ノ岩座神宮 もあるのです。

天ノ岩座神宮 の ホームページ
主祭神 天照大御神荒御魂あまてらすおほみかのあらみたま
伊弉諾神(いざなぎのかみ)が禊祓をしたおりに御誕生されました。天下(あめがした)を照らす太陽神であり、高天原の主神、皇室の祖神です。荒御魂とは、荒々しく活動的で顕著な御神威が現れた御魂のお働きを申し上げます。

天ノ岩座神宮は、神殿を設けない典型的な上古の磐座信仰の形態を残しており、
太古、自然と共に生き、磐座に坐す神に向かい真摯な祈りを捧げた先祖のこころを、
古神道の精神をいまに伝えております。
http://www.nippon-bunmei.jp/index-1.htm

また、
大土山周辺の地元に伝わる伝説は、市杵島姫命の出生地が当地である、と伝えている。
とされています。
厳島神社とか、比婆西城の御陵などと関連のある 一連の場所の一つと考えてよいでしょう。
もっとも
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)を祀る神社も全国あちこちにあるんですけども。

今回は、天ノ岩座神宮に行ってきました。
大土山は、また次回です。

天ノ岩座神宮への一般的な行き方
向原駅前から東に向かい、そこから大土山憩の森へ行きます(分岐点の表示あり)。
道は狭いですが、舗装路です。
大土山憩の森キャンプ場に車を停めて、舗装路をそのままずっと歩いて行けば1時間くらいで天ノ岩座神宮に着きます。
途中からは舗装路ではなく 小さい石が敷き詰められた道になっています。
足が悪い、とか、天候が悪い、とか、時間がない場合には
キャンプ場で車を停めるのではなく、小石の道の寸前まで(2㎞くらい)車で行くことも可能です。
4輪駆動車ならば天ノ岩座神宮のすぐ横まで車で上がることも不可能ではありませんが
神社・神宮への参拝として 許される方法かどうかは知りません。
関係者が、必要時に登るために作られている道路、と考えておいたほうがいいように思います。

キャンプ場から大土山登山道で登る、というのもよいですし、それが本来の行き方でしょうけれども、
倒木が多く、道がはっきりしない部分がありますので
慣れた方と一緒に登るのが安全だと思います。
登山に慣れていない方、装備の整っていない方には 登山道で行くのはオススメしません。
天ノ岩座神宮から大土山憩の森キャンプ場まで 私たちは登山道で下山しましたが
それは可能です。
ただし標識はありませんし、倒木のため迂回する部分もありました。
念のため水分、非常食、急な雨天用のパーカーなどの装備品は必要です。

下山したあとはキャンプ場で本を読むことを予定していましたが
けっこうハチやアブがいるので 気になって気になって。
早々に撤収し、吉田口方向に抜けて神楽門前湯治村で入浴して帰りました。

天ノ岩座神宮
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途中には道案内表示もあり、車で近くまで上がれます。
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登山者に対する注意を喚起する看板
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巨石群。中央が御祭神
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神宮から参道を振り返って。山々もよく見えます。
遠くに見えている白い鳥居が参道入り口です。
そこからいったん下って、上がってきたところに本殿というか神宮がある、というのが
古代の様式だそうです。
P1100845.JPG

キャンプ場にある登山道案内 高天原という記載もあります
倒木があり、うかいを要する場所もありますので、登山道は経験者といっしょに行ったほうがよいでしょう。
P1100848.JPG
★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

コンサートのお知らせです。
夏の第九 Hiroshima 2019
津軽三味線の吉田兄弟とバルセロナ交響楽団 夢の共演!
NPO音楽は平和を運ぶ が後援しています。
指揮はもちろん 我らがマエストロ大野和士さんです。
http://music-peace.jp/concert.html#20190801

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