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新型インフル 街に繰り出す高校生

2009年05月20日 , 

休校になった理由を、きちんと説明しないまま 突然休校にしてしまった学校もあるのでしょう。
月曜日に登校したら学校が休みだった、というニュース映像が月曜夜には流れていました。
休校の理由がわからなければ、元気な高校生が家でじっとしているはずはありません。
かくして、ゲームセンターやカラオケボックスなどに高校生などが繰り出すことになってしまっています。
5月19日(火)17時0分配信 夕刊フジ
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/fuji-320090519205/1.htm
とくにカラオケボックスなど密閉空間は、感染症が広がりやすい環境です。
これでは、何のための休校か、まったく効果ありませんね。
最初に、休校する意義をしっかり説明していないから こういうことになります。

広島でも患者が発生するのは時間の問題です。
H5N1への予行演習として、気を抜かずしっかり対応していきましょう。
発熱、咳などの病状が出た場合の相談先は保健所です。
直接 医院や病院、発熱外来を受診することは止めて下さい。
(現時点での対応)
最寄りの保健所の相談電話番号の一覧は以下にあります。
http://www.city.hiroshima.med.or.jp/hma/archive/influ-a.pdf
広島県の電話相談窓口は082-228-2154
広島市の電話相談窓口は082-504-2622
休日・夜間は 082-245-2111 です。

昨日、入院患者さんの「退院前カンファレンス」で県病院に行って来ました。
広島での外来診察・入院の準備も着々と進んでいます。
県立広島病院では昨日夕方、職員に対し新型インフル対策講習会をおこなっていました。
県内各地域に発熱外来の用意完了しました。
入院施設となる舟入病院(感染症指定医療機関)も、スタンバイOKです。
第2段階(国内発生早期)としての対応、準備完了です。
なお、今後 奈良、京都、北九州ほかで患者発生してくるでしょう。
東京を含む関東地区も、近々でしょう。このあたり予測の範囲です。
関東地区に患者発生すれば、1週間後頃には、通常の季節性インフル対応でよい(第3段階、まんえん期相当の対応で)、という話になるでしょう。
そうなると、どこの医療機関でも受診できることになります。
それまではルールどおり行動しましょう。貴重な実践訓練です。

写真は県立広島病院の発熱外来。
野外大型テントが増設されています。奥のプレハブで診察します。
新型インフル入院の病室をどうするのか、という話もありましたが、ここでは紹介しないでおきます。
DVC00063hatunetu

マスク、手洗い石けん、消毒用アルコールなど
まだ備蓄していない人は、今のうちに準備しましょう。
品切れ地区も出ているようですが、広島ではまだマスク売っています。

最新情報に注意しておきましょう。
正しい知識を身につけましょう。
知識のワクチン=正しい知識が自分や社会を守ります。

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