ブログ

黒田は残留でいい

2011年11月9日  

ドジャースの黒田投手、
選択肢は残留かカープ復帰か、に絞られたようです。
もう少し大リーグで活躍してほしい気もします。
黒田は今年も負け越しており、
来季は勝ち越し、15勝を期しているのではないかと思います。
なしとげてくれるだろうと期待しています。

その一方で、37歳なのでカープ復帰が遅くなれば、
戻ってきても活躍できないかもしれません。
ということになると、早く帰って欲しい、とも思うし・・・。

黒田が復帰するならカープ、ということで
日本の他球団は静観とのことです。
そうであるなら、黒田には思う存分 大リーグで挑戦してほしい、
と思います。
もう大リーグでは限界だ、と本人が思えば
その時にはいつでもカープに迎え入れましょう。

日本経済新聞 11月7日
http://www.nikkei.com/sports/column/article/g=96958A88889DE1E4E0E5EAE6E4E2E2E4E3E3E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;p=9694E0E3E3E0E0E2E2EBE0E5E6EA

本日のお勉強は、アトピー性皮膚炎の予防について。

次郎丸 天ぷら盛り合わせ
P1010360.JPG
★インフルエンザ情報
香川県で学級閉鎖。ここはB型の流行ですね。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20111108-OYT1T01009.htm?from=popin

本日のお勉強
アトピー性皮膚炎~発症予防と重症化阻止は可能か~
アレルギー 2011年8月号
千葉大学小児病態学 下条 直樹 先生
要点
従来、アレルギーマーチは小児科医によく話題にされる概念であった。
近年フィラグリンに代表される皮膚バリア機能関連分子の異常とアトピー性皮膚炎、
および気管支喘息/アレルギー性鼻炎の関連が明らかになってきた。
非免疫学的な早期介入としては保湿、抗炎症薬が該当する。
免疫学的異常に対してはプロバイオティクスが注目されている。

乳幼児に対するラクトバチルス属のプロバイオティクスの効果では
1997年の報告以降、効果有りとする報告が続いていたが
2006年以降の論文では効果なしという報告が続いている。
メタ解析で、どの研究を選ぶかで結論は異なることに注意が必要である。

妊婦・新生児に対するプロバイオティクス投与でのアトピー性皮膚炎予防効果では
予防効果あり、という報告と 予防効果なしという報告が
ほぼ同数みられている。
妊娠中からの母親へのプロバイオティクス投与が児のアトピー性皮膚炎の発症を予防するというメタ解析は2つある。

栄養学的な介入としては、
妊婦のn-3系不飽和脂肪酸の摂取が児の免疫能に影響を与えることを示唆する論文はある。
***

アレルギーマーチ、というのは
乳幼児のときに まずアトピー性皮膚炎。
成長するにつれて気管支喘息、アレルギー性鼻炎というように
次々といろいろなアレルギー疾患が現れてくることを言います。
その最初のアトピー性皮膚炎を抑えることができれば
その後の進行を予防できるのではないか、という考えにつながります。

プロバイオティクスを用いて重症化を予防できないか、という研究では
どうもうまくいかないようです。
最初の頃の報告では 有効という研究が多かったですが
最近の研究では 効果ないというものが続いているようです。
一般向けのアレルギー本などでは
「プロバイオティクスは有効」とされている記載が
あるかもしれませんので
最新の研究を反映して書かれた本かどうか、を
確認してみることが必要でしょう。
アレルギーの世界は日進月歩です、
「古い本は信用するな」、ということは確実に言えます。

アトピー性皮膚炎の発症の予防はどうか、については
妊婦の摂取では予防効果ありそうですが
出産後の乳児が摂取しても 予防効果はあまり期待できそうにないようです。
どのようなプロバイオティクスを用いるか、で
結果が変わってくる可能性もありそうです。
現状での結論としては、過大な期待は禁物、というところでしょう。

n-3系不飽和脂肪酸を摂取しようと思えば
白身魚や赤身魚よりも青魚に多く含まれるとされています。
鮮度のよい青魚を選び、
妊婦なので必ず火を通した料理で食べましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です