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マイナ保険証は 災害時には 役に立たない

2024年02月6日  

昨日は TSSテレビ ひろしま満点ママ に出演しました。
患者さんや、訪問看護の方々などから
「先生、テレビに出てましたね、見ましたよ!」と 声をかけていただきました。
ありがとうございます!
でもねー、私たちは まだ録画を見ていないんですよ。
今日 見ることが出来たらいいな、と思います。
https://www.tss-tv.co.jp/mama/shittotta/20240205.html
とにかく、災害への備えをおこないましょう!
想定し、準備していることは 全部とは言えないまでも 出来る可能性があります。
想定していないことは 出来ないんです。

昨日は雨で 寒かったですね。
山は雪でしょうか。

昨日は レセプトを作成し、送信もおこないました。
これで一段落。
で、遅い夕食たべて、入浴して・・・、と 入浴していると
お看取りの電話で、緊急の出動となりました。

冬空のオリオンが きれいですねえ。
ただ、
晴れているので 朝は放射冷却で さらに寒いことと思います。
凍結するところも あるかもしれません。
用心しましょう!

ということで
夜遅くまで出動でしたので、録画を見る時間がなかった、というお話でした。

 

さて、
日曜日の厚生労働省モデル地域事業の発表会での情報です。
マイナ保険証は 震災では 役に立たないそうです。
停電では カードリーダーが使えない。
インターネットが使えないと 認証が出来ない。
相当あとまで通信は回復しなかったそうです。
マイナ保険証で個人認証できれば お薬の情報が入手できる(1か月前の情報ですが)のですが
認証できないものは 使えません。
被災地では健康保険証がなくても保険診療できるようですので、
マイナ保険証が使えなくてもいいわけですが、
服用しているお薬の情報を取り出してくるということは出来ません。

災害時に いちばん強いのは 「紙運用」だそうです。
保険証のコピー、お薬手帳のコピー、および薬の現物1週間分を持っておく。これが最強。

医院も薬局も停電する可能性があります。
上記 紙の保険証・お薬手帳コピーがあれば 薬は判明しますし、手書き処方箋発行の運用も出来ます。
当然ながら 電子処方箋は 被災地では 使えない可能性が高いです。

お役人は「平常時」の仕組みを考えるのは得意でしょうが、「非常時」には使い物になりません。
健康保険証を廃止し、マイナ保険証だけにする、という政府は 頭が悪い(最悪の事態を想定できない)としか 思えません。
何年かかけて じょじょにマイナ保険証の比率を高め、災害への安全度も担保していく、というのが王道と思います。
私たちはマイナ保険証に 反対です!
(というか、性急な義務化に反対)

今回、被災地では マイナ保険証は役立たない、ということが 明確になりました。
そんな物を義務化・推進って どうするんなら?! と 思いますよね。

 

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