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金の卵を産むニワトリ

2017年02月22日

花粉飛散が本格化していますね。
多くの花粉症患者が来院されています。
点鼻、点眼薬を しっかり使用しましょう。

さて、東芝です。

東芝半導体、1兆円の争い IT大手数社が買収へ参戦も
Sankei.biz 2017年2月22日
http://www.sankeibiz.jp/business/news/170222/bsc1702220500003-n1.htm

東芝が、原発で大赤字。
そこで、優良部門を切り売りしていく、
というお話になっています。

金の卵を産むニワトリの話 を思い出しますね。

このニワトリをつぶしたり売ったりしたのでは
今後 収入の道がなくなってしまいます。
外資企業へ会社まるごと売却という話もあるようです。

でも
売っていくべきは 原発部門ではないでしょうか。
東芝は原発でひどい目に合った、もう原発はやらない、
と言えばいいのだと思います。

今週の花
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★インフルエンザ情報
広島市、20日付の学級閉鎖は3校、
21日の学級閉鎖は1校のようです。
すでに流行は相当下火になってきたでしょうか。
油断せず手洗い咳エチケット、よろしくお願いいたします。

カゼに効く点滴はありません

2017年02月21日

インフルエンザまだまだ流行中です。
しかし、インフルエンザではない感染症も流行中。
どうやらアデノウィルスでもないようです。
ウィルス性疾患は何百、何千、何万とあるので
いちいち確認なんてできないよ、というのが本当のところです。

そうした中、
「かぜひいたので注射・点滴してほしい」
と言って来院される方が時々おられます。

当院では、カゼ症状の方に注射・点滴をすることはありません。
いわゆるカゼ、というのはウィルス性疾患のことが多く
ウィルス性疾患に対しては 基本的には対症療法しかないのです。
原因に応じた治療薬があるのは、
インフルエンザ、C型肝炎、HIV、ヘルペスウィルス等 程度のものです。
何百、何千、何万とあるウィルス性疾患のうち
そのほとんどは 薬はないんです。
すべては対症療法。
ウィルスであるならば、抗菌剤も効果はありません。

高齢者が下痢嘔吐で脱水になっている、という状況なら点滴する場合はあります。
しかし、
若い人で、しっかり歩いて来院できる状況の方に点滴することはありません。
スポーツドリンクや経口補水液が飲めるならば、点滴と中身は同じですよ、
と説明します。
ウィルス性疾患だと判断すれば、抗菌剤・抗生物質を処方することもありません。
対症療法として解熱剤を処方することはありますが、
しんどくなければ服用しなくていいです、と説明しての処方です。
要するに、しんどくなければ 何一つ薬を飲む必要がないのです。

そもそも
「効果のある薬」が存在しているインフルエンザにしたところで
薬の効果は「発熱期間を約1日 短縮するだけ」の効果しかありません。
もちろん高齢者や持病のある方には それだけでもメリットはありますけれど。

まとめますと
熱が出た、カゼひいた、といってあわてて医療機関を受診する必要はなく、
家でじっと安静にして、水分をこまめに摂取する。
これだけでよいのです。
点滴してくれないのか、と不満そうに帰られる方もおられますが
当院ではカゼに注射や点滴はおこなっておりません。
御了承ください。

PAUL の パイ
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★インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。
あまり熱の上がらないA型インフルの方も 今年はけっこうおられます。
そういう人が職場にウィルスを広めているようです。

知ってほしい 乳房と乳がんのお話

2017年02月20日

昨日も暖かかったですね。
公園では 遊んでいる親子づれがたくさんおりました。
千田公園では紅梅、白梅とも見ごろでした。
今日は雨の予報です。
そのあとは寒気が来るとか。
用心しましょう。

さて、
プロ野球はキャンプ中です。
シーズンに向けて仕上げていく大事な期間です。
カープ中崎投手がインフルエンザでキャンプ離脱、だとか。
3月の開幕には間に合わなくていいですから
あせって大きな故障をしないようにしてもらいたいものです。
それと
他の選手に感染が広がらないようにすること、ですね。

むさしの弁当 花篭むすび
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★インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

【公開講座のお知らせ】
「知ってほしい 乳房と乳がんのお話」
~~内容~~
●第1部 13:30~15:00 講演(質疑含む)
テーマ:「知ってほしい 乳房と乳がんのお話」
講師:惠美 純子(えみ あきこ)さん
医学博士、広島大学病院乳腺外科勤務
●第2部 15:00~15:30 ビデオ上映・自己検診指導
主催:まちなかリボンサロン・ゆいぽーと
協力:広島乳腺女性医師の会
後援:広島市医師会

日時:2017年3月4日(土)13:30~15:30
定員:100人(先着順・要申込)
対象:
高校生・大学生など10代の女子学生、その保護者
(但し、中学生の場合は保護者と一緒に受講をお願いします)
一般女性
参加費:無料
場所:ゆいぽーと 5階 研修室
申込方法:
ファックス・郵送・Eメールで「まちなかリボンサロン」へお申し込みください。
申込みFAX:082-544-0727
http://www.yui-port.city.hiroshima.jp/index.php?page_id=222

地域包括ケアは広島が原点

2017年02月19日 ,

昨日も暖かかったですね。
雨だと思っていたのに、午後は晴れました。
ランニングする人も たくさんいましたね。
もちろん当方も土手を走りました。

さて、
広島は
癌医療の先進県を目指していますし
地域包括ケアの先進県でもあります。
地域包括ケア、というのは 広島が原点なんです。
御存知でしたか?

全国国民健康保険診療施設協議会ホームページ
地域包括ケアシステムとは
***一部引用
「地域包括ケアシステム」の原点は、広島県御調町(現在は尾道市)にある国保病院(現在の公立みつぎ総合病院)にあります。
***一部引用おわり
http://www.kokushinkyo.or.jp/tabid/110/Default.aspx

湯崎知事が何を目指し、何を語っているのか。
メディア掲載には目を通しておきたいと思っています。
マスコミによる一部分の要約ではなく
全文を見ておきたいですね。

湯崎知事の発言、記事

人口減少の日本「地域に人、会社を分散する構造必要」 湯崎英彦広島県知事
The PAGE 2017.02.13
https://thepage.jp/detail/20170131-00000007-wordleaf?page=1&utm_expid=90592221-74.JM2YzTs8RsmKQyoGkL1rlg.0&utm_referrer=https%3A%2F%2Fthepage.jp%2Fdetail%2F20170131-00000007-wordleaf%3Fpage%3D2

湯崎英彦・広島県知事に聞く(全文3完)日本の新モデル・広島県で実現したい
The PAGE 2017.02.13
https://thepage.jp/detail/20170130-00000014-wordleaf?utm_expid=90592221-74.JM2YzTs8RsmKQyoGkL1rlg.0&utm_referrer=https%3A%2F%2Fthepage.jp%2Fdetail%2F20170131-00000007-wordleaf%3Fpage%3D1

広島県の進むべき方向とは、どんなものでしょうか。
全文を読んでおきましょう。

久しぶりに むさしの弁当 清盛むすび。
厚生労働省 平成24年度 在宅医療連携拠点事業(モデル事業)の
中国地方の報告会・発表会を 当方が広島市内で主催しました。
そのときに参加者(申込者)で食べた弁当です。
当時は発売直後で あなごは 乗っていなかったような気がするのですが。
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★インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

地域は自分で作る

2017年02月18日

昨日は暖かかったですね。
アウターを脱いで往診・訪問診療を回っていました。
昨夜は風が強く、寒かったですね。
山は雪かなあ。

昨夜も、在宅医療の勉強会(事例検討会)があり、参加予定だったのですが
急に孫の面倒をみなければいけなくなり
参加できませんでした。
目の前の患者・家族を どうやって支えていけばいいのか、
という視点はもちろん重要です。
しかし、その先にあるものは
「こういった患者・家族を支えるには、地域はどうあればいいのか?」
ということです。
地域の力、地域で利用できる資源が増えてくれば
住み慣れた場所で暮らし続けたい、という希望を支えることが出来る。
こういう地域マネジメントという視点が重要となっています。

いい地域、というのは
誰かが与えてくれる、のではなく
自分で作っていくものなのです。
地域の中で、自分・自分たちの事業所は どういう役割をになうべきか。
今は どの地域も、どの事業所も、そういう意識を共有していく過程にあります。

今週の花
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★インフルエンザ情報
全国の患者数も2週間連続して下降し
警報レベルを下回ってきました。
広島県と同様の動きです。
手洗い咳エチケット、よろしくお願い申し上げます。

中国では鳥インフルエンザによる死亡者が増加しております。
ニュースに注意しておきましょう。

幸せな認知症

2017年02月17日

昨日は暖かかったですね。
今日も暖かい予報ですが、雨です。
スキー場の雪はどんどん溶けてしまうのでしょうか。

昨日は、中電病院オープンカンファレンスに参加してきました。
講演:認知症治療診断と治療戦略
講師:広島県西部認知症疾患医療センター長ほか 井門ゆかり先生
要点
認知症には、その経過をみていくと
幸せな認知症、幸せな認知症医療といえるものがある。
認知症を早期に発見し、早期に対応をおこなうことで
「状態の良い時期」を得て
その間に人生の締めくくりに関することをおこなっていただく。
本人の名誉・体面も守られることになるし
御家族も十分に関わり、ともに時間をすごせ、やりきった満足感も持てる。

しかし実際には かなり認知症がかなり進行した段階ではじめて受診されることが多く
薬の効果も限定的で、良い時期を持つことが難しい。
早期に疑い、早期に専門医を受診し、早期に対応を開始することが大切である。
井門式スクリーニング検査は3分間あれば認知症が疑わしいかどうか判断できる。
インターネットで検索、ダウンロードすることが可能。
***

早期発見が大事です。

PAUL クロワッサンサンド
これがおいしいんです
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★インフルエンザ情報
広島県の患者数は警報レベルを下回ってきましたが、
広島市はまだ警報レベルを超えています。
手洗い咳エチケット、よろしくお願い申し上げます。

広島市中区 医療・介護連携研修会

2017年02月16日

朝は寒いですね。
今日明日は昼は暖かくなる予報だそうです。
土曜日からは また冬の寒さだとか。
気温の変化が激しい予報ですので、用心しましょう。
スギ花粉症の方は、みなさん症状が出そろってきています。
舌下免疫療法は 花粉シーズンが終わった6月から 新規の方は開始できます。

昨日は広島市中区 医療・介護連携研修会、交流会に出席してきました。
講演:成年後見制度申立と契約手続き並びに財産管理
講師:広島総合法律会計事務所 弁護士 小田清和 氏
その後、意見交換会、名刺交換会がありました。

成年後見制度については
裁判所のホームページに資料が出ています。
御活用ください。
成年後見制度~詳しく知っていただくために
成年後見制度を利用される方のために
など
http://www.courts.go.jp/about/pamphlet/

現在、400万人以上の認知症の方がいる、とされています。
現時点で成年後見制度を活用しているのは20万人程度だそうです。
家族関係者が成年後見を担当するのが約5割、
第三者が成年後見を担当するのが約5割、だそうです。

中区医療・介護連携研修会の参加者は119名。
医師、歯科医師、薬局、行政、地域包括支援センター、病院の病棟看護師・連携室・支援室・ソーシャルワーカー、訪問看護、ケアマネージャ、デイサービスなど 多くの職種が顔の見える関係を作ります。
中区は医師の参加が多いのが特徴だそうで
37名もの医師の参加がありました(医師会理事の医師も含めると50名です)。

今後は「顔の見える関係づくり」から
さらに深いステージに進んでいきますよ。

先日 三越に行きました。
バレンタインデーのチョコが目的ではありません。
PAUL の タルト
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★インフルエンザ情報
2月14日付、広島市では5校の学級閉鎖が出ています。
外来を受診されるインフルエンザ患者は 再度増加しているような印象もあります。
手洗い咳エチケット、よろしくお願い申し上げます。

バレンタインデーの風景

2017年02月15日

昨日は、バレンタインデー。
往診・訪問診療で市内を走り回っておりますと
面白い光景に出会いました。

まず、うちの近所で。
チョコをもらった小学生の男の子に、一緒に帰る途中の子が興味津々、
「見せて、見せて」とまとわりついている。
ゴディバの包装でしたよ。
高級品をもらったのでしょうか?

十日市付近で。
小学生の女の子が二人、
車の陰に隠れて、誰かこちらに来るのを待っている。
その視線の先を見ると、信号待ちをしている自転車の男の子。
うんうん、その気持ち わかるわかる、と緩和ケア薬剤師。
ほほえましいですねえ。
信号がかわり、私たちの車は発進しました。
このあと 無事にチョコを渡すことは出来たのでしょうかね。

バンホーテンのチョコレート
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★インフルエンザ情報
2月13日付、広島市では15校の学級学年閉鎖が出ています。
安佐北区の志屋小学校は 休校です。
まだまだ流行は衰えません。
手洗い咳エチケット、よろしくお願い申し上げます。

在宅生活にリハビリは重要

2017年02月14日

中区は晴れです。
寒いですが、雪は降っていません。
インフルエンザは流行中で
昨日はB型陽性の方も受診されました。
手洗い咳エチケット、よろしくお願いいたします。

昨日は 吉島圏域多職種連携会議の運営小委員会に出席してきました。
吉島圏域の多職種連携会議は
100名を超える参加者となっています。
研修内容も、懇親会・情報交換会も
いろいろ毎回 新たな試みをおこなっています。
飽きないように、と。

次回は 「リハビリ」を主テーマにしたいと考えております。
住み慣れた家、住み慣れた場所で最期まで暮らすためには
歩いてトイレに行けること、がポイントだったりします。
じつはリハビリが重要なんですよ。
在宅リハビリ。

次回以降の委員会で企画を練っていきますが、
次回の連携会議もぜひ楽しみにしてください。

ミュシャ展のおみやげ チョコレート缶
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★インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。
手洗い咳エチケット、よろしくお願い申し上げます。

イカの解剖

2017年02月13日

広島はそこまで雪は降りませんでした。
山陽エリアというのは温暖で住みやすい地域です。

昨日は広島市医師会夜間急病センターの 待機当番の日でした。
もし患者数が非常に多ければ
臨時に診察のお手伝いに行く当番。
いつでも出動できる体制で準備しておきます。
しかし、依頼の連絡はなく、無事に待機時間終了となりました。
インフルエンザ流行はピークをすぎたみたいですね。

昨日の昼は、ボランティア活動として
青崎公民館「イカの解剖」の指導助手をおこなってきました。
今の小学校では、解剖を教えることのできる先生がいなくなっています。
私たちの子供のころは フナの解剖、
その後は はまぐりの解剖、
なんていうのが小学校の定番だったのですが
今では解剖実習をおこなうのが難しくなっています。

イカには、不思議なことがいっぱいあります。
こどもたちが自然科学に興味をもってくれるように
少しでも できる範囲で 活動をおこないたいと思っています。

今週の花
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★インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。
手洗い咳エチケット、よろしくお願い申し上げます。

【研究会のお知らせ 大分】
医療、看護、介護、福祉の関係者の研究会ですが
以下に御紹介するようなテーマで 地方(大分)でも開催される時代になっています。
ご参考までに。

“老い”をテーマに研究集会を開催します。
超高齢者社会で、老いていく親をどう見て行くのか、また、老衰の医療介護をテーマに
下記の内容でシンポジウムをします。
興味ある方は御参加ください

日本死の臨床研究会九州支部 第40回研究集会
テーマ:『老いていく親』

日時:2017年3月4日(土)13:30~16:50 (13:00開場)
会場:ホルトホール大分 大会議室(3F)、JR大分駅上野の森口徒歩1分
実行委員長:寺町芳子(大分大学医学部看護科 教授)・山岡憲夫(やまおか在宅クリニック 院長)

Ⅰ)基調講演(13:35~14:35)
『老衰への医療が変わる』
石飛幸三さん(特別養護老人ホーム 芦花ホーム 常勤医)
Ⅱ)シンポジウム(14:45~16:40)
講演1 『親の老いと共に歩み、家族として介護職として生き抜くこと』
荒川 千代美さん(NPO法人 みつわ代表、宅幼老所笑びす 施設長)
講演2 『老いていく父の人生の最後を引き受ける娘の覚悟』
志賀 たずよさん(大分大学医学部看護学科 准教授)
講演3 『人生の最終段階における医療 ー本人とご家族の思いー 』
佐藤 愼二郎さん(佐藤医院 院長)
講演4 『科学的思考の医療で「老い」を受容できるか』
田畑 正久さん(龍谷大学 教授、佐藤第二病院 院長)

参加費:学生 500円、支部会員1,000円、非会員(一般)1,500円
参加申し込み・問い合わせ先:日本死の臨床研究会九州支部事務局
TEL&FAX:092(931)2124

http://www.jard.info/_userdata/kyushu.pdf

082-241-6836(代表)

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平日午後(診療時間内14:30~18:00)