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11月のお題「子ども」

2014年11月11日  

カープ、新井が復帰するとか。
今戻ってきても、堂林も3塁レギュラー確保すると言っていますし
若手も伸びてきていて、梵もいる。
場合によっては3塁は外人さんが守るかもしれない。
今のカープに新井の出番はない、と考えるべきです。
引退興行のためだけに新井をとる、ということになるでしょうが
新井の引退興行には行かないなあ・・・。
もうイメージは完全に「阪神の新井」ですから。



緩和ケア薬剤師です。
大学の講義で、ある教授に
「君たちの人生設計はいろいろあるだろうが、
女性は子どもは32歳までに産んでください。
家族の医療費が安価になります。
これは国家のためでもあります。」

そんなわけで25歳から32歳までの間に
三人の子どもを授かりました。

PTA役員をしていたときに校長先生が
おっしゃいました。
「みなさんは本業があるのにPTA役員を
お引き受けくださり、感謝申し上げます。
実は今のあなたがたは日本一シアワセなのですよ!」

PTA副会長のときに校長先生がおっしゃいました。
「お宅のお子さんは挨拶がよくできて、素晴らしい。
挨拶は先手必勝、先に挨拶した人が
その場の主導権をとれることが多いのです。」
褒めていただいたことを子どもたちに話しましたら、
積極的に班長や委員長を引き受けるようになっていました。

学校保健委員会で学校歯科医の先生がおっしゃいました。
「子どもが勉強するようにするには、
噛み合わせをしっかり治すことです。」
三人とも、言わなくっても勉強して、
自分の興味のある分野へすすみました。

他人様にいろいろとお世話になる環境のおかげで
素敵な学びを得ました。
先生方の「おしえ」が子どもたちを育ててくださいました。
ありがたいことです。
私どもが子どもにしてやれるのは
『教育だけ』です。
残すような財産はありません。
他人を思いやり、世界平和を目指す、
そんな地球人になってほしいと、いつも思っています。

娘たちが子育てをしているのをみながら、
私どもはどう映っていたのか、
ドキドキしています。


最近食べたお菓子 ラスク

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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

尊厳死と安楽死は違います

2014年11月10日  

昨日は雨でしたね。
行楽を考えていた方は、残念でした。
我が家は広島空港横の「三景園もみじまつり」に
行ってみようと考えていたのですが
雨ですので取りやめにして
孫に飛行機の離発着を見せるだけにしました。


さて、
アメリカで29歳・脳腫瘍の女性が
「薬を飲んで死亡した」というニュース。
多くのメディアの記事は
「尊厳死した」というタイトル・内容で報じました。
しかし、ですね、
これは尊厳死ではなく安楽死です。
きちんと区別した記事が出てきてからブログで取り上げようと
考えておりましたが
ちゃんと理解した上で書かれている記事をみつけました。

土曜日の、ビートたけしが出演している情報7daysでの
コメンテータの方は非常に的確にコメントされましたし、
ネット記事にもいい記事が出てきているように思います。


尊厳死と報道した例
尊厳死宣言、薬飲み実行…脳腫瘍の29歳米女性
読売新聞 11月3日(月)23時21分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141103-00050112-yom-int
テレビ各社も新聞社も
そろって「尊厳死」と報道したように思います。


尊厳死と安楽死を区別して報道した例
世界に衝撃、米29歳女性の「安楽死」 日本でも議論、「尊厳死」との違いは?
J-CASTニュース 11月4日(火)19時13分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141104-00000007-jct-soci&p;=1
この記事では
この29歳女性は「安楽死」であると終始一貫して書かれており、
記事の中でも安楽死と尊厳死の違いに言及されています。


尊厳死と安楽死は、どう違うのでしょうか?
それを区別しないで記事にしたメディアの人たちにはしっかりしてもらいたい。
この件をきっかけに
多くの方々に 生きざま、死にざま について
考えてみていただける機会になれば、と思います。

上記J-CASTニュースの記事、
そして日本尊厳死協会のホームページ(Q&A;も含め)を
ぜひお読みください。
日本尊厳死協会
http://www.songenshi-kyokai.com/


ぶらじる の モーニング
シンプルでいいですね。

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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

連携コンシュルジュ

2014年11月9日  

昨日は、吉島地域 多職種連携会議でした。
開催は3回目です。
医療・介護・福祉 各分野が
「顔の見える連携」を目指しての会合です。
吉島地域では
医療機関、訪問看護、介護事業者・施設などの
マップを作り配布しています。
今回は 
「連携コンシュルジュ」
という制度を作り、参加者に配布しました。

訪問看護や薬局、ケアマネージャ、介護ヘルパーなどから
かかりつけ医療機関に相談・問い合わせしたい場合があります。
通常は、その電話は医師に回ることになります。
しかし
医師が診察中であったりすると
電話にはすぐ出ることができません。
そもそも
医師である必要がない要件のことのほうが多いです。

そこで
各医療機関に
相談を受ける窓口を設置しよう、
というものが
「連携コンシュルジュ」です。
多くの場合、介護保険の知識を持った人間が
担当者となっています。
こうして
相談・問い合わせの「しきいを低くして」
相談しやすくする。
緊急性、あるいは医師に直ちに電話を回すかどうか、を
そこで判断してもらいます。
医師への相談が必要ない要件では、
その場で返答してもらえます。

たとえば
「Aさんについて、次はいつ訪問診療の予定ですか?
同席させていただきたいのですが。」
という問い合わせなどでは
医師が電話に出る必要はないですね。

この「連携コンシュルジュ」という制度は
田丸整形外科の田丸院長が提案され
吉島地区が他に先駆けて導入を開始するものです。
地域連携をすすめるツールとして
非常に有効なものになると考えています。
地域多職種連携会議 も 
吉島地域を参考に各地でひろまってきています。
連携コンシュルジュも、
他の地区でも導入されてくると思いますよ。


当方は昨日の多職種連携会議で
「認知症の周辺症状(BPSD)について」
という講演をおこないました。
ふだんの講演とは違う内容でしたので
かなり疲れました。
懇親会でのビールがおいしかったです。

認知症について
公民館などでの講座など御希望がありましたら
できるだけお受けしますので御相談ください。


たかの橋 ブラジルのモーニング
行ったのは先週です。
モーニングサービス発祥の店は
広島の この店だったのですね。

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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

平和マラソンの写真

2014年11月8日  

いい天気ですね。
行楽に出かけるのにもいい感じ。
しかしPM2.5 は 今日明日とも「やや多い」予報です。
呼吸器疾患のある方は御用心ください。
黄砂は11日には中国大陸の東側あたりに来ると予想されています。
12日以降の動きもチェックしておいて下さい。


ひろしま平和マラソンの写真のアップがはじまっています。
プロが撮影した、「オールスポーツ」の写真も見ることができます。
ひろしま平和マラソンのホームページからリンクに飛び、
ゼッケンナンバーを入力するだけです。
気にいった写真があれば購入もできます。

フルマラソンですと、撮影ポイントが何か所(10か所以上)も用意され
自分の写っている写真は何十枚単位で出てくるのですが
さすがに10kmでは撮影ポイントも少ない。
4枚しかありませんで、
今回は購入しなくていいか、と 見送りです。

今回が初参加なので記念に、とか
逆に 今回が体力的に最後の参加なので、
という方は
記念に購入どうぞ!


フルマラソンですと
「この大会に参加することは もう二度とない」、
という年齢ですので
「いいじゃない、記念に買っておけば」、
ということになるんですけどね。
ほんと、一期一会の世界です。


今週の花

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★インフルエンザ情報
広島市医師会のインフルエンザ情報のアップが
今シーズンもはじまりました。
広島市医師会ホームページから御確認ください。

音楽は平和を運ぶ

2014年11月7日  

昨日は午前1時すぎに在宅療養中の癌の方が亡くなられ
深夜の看取り往診。
苦しむことなく静かな最期でした。


さて、
昨夜は、大野和士さんのオペラレクチャーコンサート。
大野和士さんは、若くして文化功労者にも選ばれている
世界的指揮者です。
日本よりも世界での評価・知名度が高いと言えるかもしれません。
大野和士さんホームページ
http://kazushiono.com/index_jp.php

広島への思いも強く、
毎年のように広島でコンサートなどに来ていただいています。
今年のオペラレクチャーコンサートは神奈川と広島の2回のみです。
私たちは「音楽は平和を運ぶ」という理念を掲げ
NPOを立ち上げて活動しています。
「音楽は平和を運ぶ」ホームページ
http://music-peace.jp/
大野和士さんは
音楽は平和を運ぶ という理念に賛同してくださっています。
広島に来ていただき、感謝感謝です。


私は救護班の責任者です。
急病患者が発生した時など
救急救命処置や救急搬送の手配など
「万が一」のときの対応に備えています。
当日は、私の仕事がないことが 一番いい。
もちろん昨日も私の出番はありませんでした。

来年は、大野和士さん指揮で
8月6日頃にコンサートが広島で開催されます。
当ブログでも御案内しますので、ぜひ御参加ください。


たこ焼き大八 三越店
お好み焼きもあります

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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

新たな難病医療費助成制度と難病指定医

2014年11月6日  

平成27年1月から、
新たな難病医療費助成制度がはじまります。
御存知でしょうか?
といっても
まだ指定される疾患の全容も明らかにされていませんし
どのような制度なのか、具体像は見えてきていません。

しかし、どうやら
書類を書ける医師には一定の資格が必要となることは確実です。

「指定医」と「協力医」という位置づけが新規にできました。
指定医は、新規患者申請用と更新用のいずれの書類も書けます。
協力医は、新規申請書類は書けません。更新書類のみ書けます。

難病指定医は
指定された学会の専門医資格を有していること、
などが要件とされました。

当方は、日本呼吸器学会、日本アレルギー学会、日本リウマチ学会の
専門医です。
いずれも新制度において指定されている学会です。
昨日、広島県に難病指定医申請の書類を提出しました。

これまで、
学会の専門医資格を持っているかどうか、

「仕事内容」に差がある場面というのはありませんでした。
医院の広告で標榜が出来る、ということだけです。


現在、
学会が乱立し
専門医の標榜が乱立しております。
学会ごとに専門医制度が異なるため、
専門医といってもその質が担保されないため、
その統合作業をおこなう動きがあります。
「新専門医制度」と呼ばれます。
数年かかる可能性がありますが、
将来的には新しい専門医制度になるでしょう。


今後は 「専門医かどうか」、で
患者・家族が かかりつけ医・主治医を選ぶ時代が来る、
でしょうか??
少なくとも
難病新制度で指定される疾患であれば
専門医に受診しておいたほうがよいのかな、と思います。
そういう時代になりそうです。


たこやき大八 三越店
大八御膳
店ではじめて食べました。
タコ焼きだけだと飽きますので、小鉢があるのがいいですね。

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★インフルエンザ情報
今週の広島市の発表。
定点観測地点からの報告では、ほとんどがB型です。

ピンチヒッターの制度は必要

2014年11月5日  

11月3日はひろしま平和マラソンで、
その後、葬式、火葬場。
そのあと、広島市医師会夜間急病センターに出務となりました。
出務予定の先生の都合が悪くなり
急きょピンチヒッターを頼まれたわけです。
走った後ですので、どうせ後は酒飲んで寝るだけ、
という一日だったので
ピンチヒッターを引き受けました。

いろいろな症状の方がこられましたが、
気をつけないといけない疾患としては
流行性角結膜炎。
感染力が強い疾患で、流行が広がらないか、懸念されます。
それと
インフルエンザです。
今シーズン初のインフルエンザ陽性患者が出ております。
A型でした。
現時点では今年の流行はA香港型が多いようで、
A香港型は症状が重くなることがあります。
今年の広島県内の学級閉鎖は例年より1か月早くはじまっており、
予防接種は例年より早く受けられたほうがよいと思います。

手洗いをしっかりおこないましょう。
アルコール消毒薬も準備しておきましょう。


ところで
今回のように
急に都合が悪くなったり、体調が悪くなったりすることは
誰にでもあります。
医師であっても同じことです。
そういう時に、交代要員がいる、気軽に依頼できる、
というバックアップのシステムがないと
どんな制度でも安定して運用することは出来ません。

在宅医療や、施設での医療についても同じこと。
在宅や施設で看取りまでやりなさい、と
厚生労働省は言ってきますが、
バックアップのシステムが用意されていないと
安心して運用できませんね。
主治医ひとりだけ、に頼るのは 限界があるのです。

そういうシステム、ネットワークの整備が必要だ、
と私は主張しておるのですが
なかなかお偉い方々には理解していただけません。


アンデルセンのパン
ソーセージがおいしい

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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

平和マラソンメディカルランナーのお仕事

2014年11月4日  

昨日は平和マラソンでした。
いい天気でしたね。
あまり暑くないほうが、マラソン日和です。

私は、はじめてメディカルランナーとして参加しました。
メディカルランナー制度は2年くらい前からはじまっているようですが
何しろ昨年も一昨年も同じ日程で開催される下関海響マラソンに参加して 
ひろしま平和マラソンは走っていないものですから。

個人的には1時間を切るタイムが目標で
ネットタイム59分35秒、目標達成です。
グロスが1時間0分52秒なので、来年はグロス1時間切りが目標ですね。


メディカルランナーは
普通に参加受付したあとで総合案内所に行って
事前申し込み書を提示してシールと記念品を受け取ります。
これだけ。
事前や事後のミーティングなどはありません。
(事前にメディカルランナーのお仕事や、
当日の大会救護本部担当者の携帯電話連絡先などの
書類は自宅に送付されてきます。)

1時間程度で走るランナーは
基本的には「大丈夫」なランナーだと思います。
昨日の私のメディカルランナーとしてのお仕事は2つ。
7km付近でコース外に座り込んでいる人を見つけ声掛け。
右足がつったそうですが、もう大丈夫、ありがとう、とのこと。
脱いでいた靴をはきなおしている所でした。
50mほど先に立っている係員のところに行き
あそこで座り込んでいる人は足がつったけれど
もう大丈夫だそうです、
と伝えましたが
その時にはそのランナーはもう立ち上がりコースに復帰しておりました。
その後9km地点で車いすランナーに追いつき
大丈夫ですか? と声掛け。
同伴者も本人も、大丈夫です、とニッコリされましたので
お任せして大丈夫と判断。
あと1kmですよ、がんばりましょう!
と はげましてお別れ。
これがメディカルランナーのお仕事でした。
救護が必要な場面以外では
一般参加者と同様に大会を楽しんで走っていいのです。

1時間10分、あるいはそれより遅いランナーのなかに
体調不良の人がいるのだと思いますので
遅いランナーにこそ目が行き届くような配慮が必要です。
AED自転車部隊とか、フルマラソン大会には配置されていますので
平和マラソンでも考慮されてもいいでしょうね。

メディカルランナーの募集は50名でしたが
応募は32名だったそうです。
(中国新聞に出ていましたが数字はうろ覚えです。)
大学病院など医療機関からチーム参加されているところもありますが
メディカルランナーの登録はされていないようでした。
次回はぜひメディカルランナーの登録をお願いしたいと思います。


メディカルランナーのシールを貼ったところ
これを前側につけて走ります

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メディカルランナー参加記念品のウエストポーチ
ちょっと小さくて、携帯電話と小銭くらいしか入りませんね。
自分のウエストポーチで走りました。

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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

どうなっているのか、全くわからん

2014年11月3日  

今朝の中区は晴れています。
スポーツに行楽に、いい一日となりそうですね。
走る人は水分補給に気を付けてください。


当方は、
この連休はお通夜とお葬式。
予定していなかったことが入ってきております。

終活 とか エンディングノート とか言われる物が
現在注目を集めています。
自分の最終期の生き方・死に方について希望を記載するとともに
死んだあとのことについても考え、指示し記載をします。
某葬儀会社の会員となって月々の積み立てをしてある、とか
銀行通帳と印鑑の置き場所とか、
あるいは遺言状や公正証書のあるなしと その場所、
などなど
わかりやすい場所に書いておいてもらわないと
救急車で入院して意識がない状況だったり
認知症になってしまった後では
残された者には 何にもわからない状況になるのです。

死亡した後、すぐ問題になるのは
葬儀会社さんです。
どこに依頼電話をしていいものか?
平安○○や玉○院の会員になっているのかどうか?
それとも大学病院の献体の手続きがしてあるのかどうか?
死後の角膜移植に登録してあるのかどうか?

そんな基本的なことが、周囲には全くわからないことが多いのです。

玄関ドアや電話機の横に
おもな希望事項を貼りだしておくこと。
延命治療についての指示内容、できれば具体的に、
胃ろうはしない、人工呼吸はしない、など。
あるいは冷蔵庫の中に入れ、そこにあることを書いて貼りだしておくこと。
できれば後を託す人を決め、対応内容を書いた文書を渡しておき
救急事態になったら そこに電話がはいるよう貼りだしておくこと。

そうしないと
「どうなっているのか、全くわからん。
とりあえず近くの葬儀社でいいだろう。」
ということになってしまいます。

死亡した人の携帯電話の解約ひとつとっても
「本人でない人が解約すること」には
けっこう面倒な手続きがいっぱいです。


御菓子所 高木 の 栗大つぶ 

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★新型インフルエンザ情報
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お天気キャスターに会える

2014年11月2日  

江波山気象館のイベントです。
11月2日、
テレビ各局などでおなじみのお天気キャスターの
トークショーがあります。

ぜひ会ってお話を聞きたいという人は以下で御確認を!
http://www.ebayama.jp/museum/2014kyasuta-.pdf


さて、
食べられなくなってきた時に
胃ろうを受けたいのか、受けたくないのか。
意思表示をあらかじめしておくことが大切です。
胃ろうと同様の問題として
透析というのもあります。
腎機能が悪くなってきた時に
透析を受けて生きたいと希望するのか、
それとも透析は受けたくないのか。

透析も胃ろうも
いったん開始してしまえば
中止の判断は実に難しくなります。

当方の知り合いで
糖尿病で眼の合併症がでて、
糖尿病性壊疽で下肢を切断した人がおりまして。
次は腎臓だよ、透析するかどうかの判断をする日が近々くるよ、
という状況になっていました。
(糖尿病の三大合併症は網膜症、腎症、末梢神経障害です。
末梢神経障害から進展して下肢切断になっていきます。)

本人は、透析を受けてまで生きたくない、
と繰り返し意思表明をし
親戚一同もそれを了承しておりました。

そして
今回は心筋梗塞をおこしてしまいました。
糖尿病がすすむと、今度は大血管障害(脳卒中、心筋梗塞)も
おこしてくるのです。
心筋梗塞の検査・治療では
心臓カテーテル検査がおこなわれます。
しかし、その検査には造影剤が使用されるのですが
造影剤を使うと腎臓ダメージが大きく
透析しなければいけません。
一時的な透析ですむのか、
そのまま永続的に透析が必要となるのか
それは予測できません。

本人は意識があり
透析は受けない、透析が必要となる検査(心臓検査)も受けない、
と意思表示しました。
親戚一同もその決定を尊重し
心臓カテーテル検査を受けないことになりました。
結果、心臓検査せず透析もすることなく、翌日に亡くなられました。

透析を受けない、ということは
腎機能が悪い段階では造影剤を使用した検査・治療も受けない、
ということに つながります。
自分はどこまでの治療は受けたい、
どこから以上の治療は受けたくない、という
ふだんからの意思表示が大切だ、と改めて思いました。


最近飲んだ酒 
宗玄酒造の純米大吟醸 能登乃国1300年
とてもおいしいです。
価格帯としては賀茂鶴の双鶴と同じ。
日常で飲む酒ではなく、お祝いの時に買う酒です。
双鶴は、ピンと研ぎ澄まされた、日本刀のようなイメージのおいしさ。
能登乃国1300年は、もっとおいしさの幅が広く、
「山」という漢字を思い浮べて貰えばわかるように
ピークが一つではなく、幅広く、広がるおいしさ、というか。
宗玄酒造の純米大吟醸はファーストクラスの日本酒に採用されましたが
それもわかりますね。

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★新型インフルエンザ情報
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