いい天気ですね。
この天気が続いてくれるといいんですけれど。
さて、
診療報酬は2年ごとに改定されます。
その大枠が決まった、
というニュースが昨日 流れました。
消費税の増税分は全額社会保障費に充てられる
というはずですね。
社会保障費というのは医療・介護・福祉・年金などの費用です。
このうち医療費(診療報酬)はマイナス改定(従来よりも減らします)となりました。
もう少し、みていきます。
診察料など0.49%引き上げ、薬価は減額へ 診療報酬
朝日新聞デジタル2015年12月19日
http://www.asahi.com/articles/ASHDL00NJHDKUTFL00X.html
来年度の改定では、医療機関の経営に直結する本体部分について医療業界に加え厚生労働族議員や厚労省がプラスを強く主張。当初は前回並みの小幅なプラス改定で調整していたが、最終的に上積みすることで財務省と折り合った。
***一部引用
医療業界や族議員、厚労省が「悪い」とは書いてありませんが
悪者的なイメージに受け取れる書き方ではあります。
では、
なぜ医療本体のプラス改定が必要なのか?
そういう主張になるのか?
それはこの朝日新聞の記事ではわかりませんね。
そこで、次の記事。
これで背景が少しわかります。
病院・診療所の32.3%が赤字、調剤薬局は14.1% 診療報酬見直しで収益環境逆転の可能性も
BLOGOS 記事MONEYzine2015年12月19日
http://blogos.com/article/150769/
病院・診療所の32.3%が赤字であり
赤字の比率は年々高くなってきている、
という背景があるのです。
ご近所の診療所、最近 閉院していませんか?
舟入・江波エリアでは、この5-6年程度で4クリニックが閉院しています。
高齢による引退もありますが、理由は高齢引退だけではありません。
また市内の大型スーパーにテナント入居しているクリニックも閉院し
あとに新規開院はみられず空き店舗状態が続いているものもあります。
医療モールビルとして建てられ、まったく稼働していないものもありますね。
医療費の伸びは、小泉改革のなかで抑えられてきました。
消費税では、医療機関は損税のままです。
負担に耐えきれない所は つぶれていく、
今はそういう状況にあるのです。
身近な医療機関がなくなってしまうのでは
地域を支えることは出来なくなります。
ですから
まじめに取り組んでいる医療機関の経営が安定するだけのプラス改定は
地域にとっても必要なことなんだ、ということなのです。
しかし
このプラス改定で、医療機関の赤字率はどれだけ改善されるでしょうか?
ちょっと疑問に思っております。
庄原食堂 親子丼
地元産品を使用する店は応援したいですね!
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