昨日も暑かったですね。
来週も 金曜日までいっても31℃。
まだ暑いですねえ・・・。
まだエアコン使用しましょう。
カープですが。
私どもの知り合いの知り合いということになりますが。
土曜日の巨人戦のチケットは持っているが、目の前で胴上げは見たくないので
試合を見に行こうか、どうしようか・・・
悩んでいる人がいたそうです。
7回終了で早帰り、という選択肢もあるんですけど。
そうすればタクシー待ちも 少ないです。
私たちは いつもそうしておりますが、でも最終戦は最初から最後まで 球場にいますかね。
野村投手の引き際は きれいですねえ。
今日は常廣投手です、応援しましょう!
若手育成も 簡単じゃありませんね。
サンフレは町田に勝利、いいですね!
優勝は上位3チームに完全に絞られましたが、
気がつけば 2位は神戸です、勝ち点差は1で ぴったりついてきています。
あと6試合。
神戸との直接対戦はありません。
下位4チームには勝てそうですが(油断禁物)、浦和、G大阪は難敵です。
最終戦まで優勝は決まらないかも(敵地)。
できればホーム最終戦で優勝を決めて欲しいところです。
応援しましょう!
さて、
毎月 最終日曜日は 心にのこる出会いです。
Nさんは82歳。
一人暮らしでしたが、近所のお友達がしょっちゅう来てくれています。
スマホの充電など お友達がやってくれておりました。
11年前に乳癌手術を受けたのですが、
数年後に肺転移をおこしてしまいました。
さいわい手術で取り切れる場所だったので切除。
さらに3年後には局所再発のほかに 背骨に骨転移をおこし、こちらは放射線治療です。
その後はホルモン剤治療、抗癌剤治療などが続きましたが、
副作用のため 治療は終了となりました。
その頃のNさんは、「癌による苦痛」に加え、
「ムズムズ脚症候群」がひどく、
こちらへの対応のほうが問題となっておりました。
緩和ケア病棟に入院し、緩和ケア科や脳神経内科の医師も集まって 治療方針の相談です。
入院してすぐ、Nさんは 「家に帰りたい」と言うようになりました。
「自宅で緩和ケアを受けたい。」
そこで 退院前カンファレンスがおこなわれ、私たちのはじめての出会いです。
薬剤のおおまかな方向性のみ決まり、あとは在宅緩和ケアとして当方が調整していくこととなりました。
「ムズムズ脚症候群」は、夜中に足がムズムズして眠れません。
睡眠が十分とれない、というのは 非常につらい状況です。
いちおう薬もあるのですが、そうスカッと効果があるわけではありません。
足が痛かったり、しびれがひどかったり。
癌に対して医療用麻薬がすでに出ており、
そのあたりも含めて 当院が引き続き薬剤調整をおこない、
数週間程度で なんとか許容内になりました。
眠れるようになり、食欲も回復しました。
室内つかまり歩行程度ですが、落ち着いた日々がもどってきました。
その後も、吐き気が出たり、胃の痛みが出たり、
いろいろな症状はでましたが、半年間くらいは まずまずの状況でした。
しかし、乳癌が皮膚を食い破って 皮膚潰瘍となるなど、癌の進行は止まりません。
そうするうちに 痛みが次第にひどくなってきました。
鎮痛薬の量もしだいに増えていきます。
体の動きも悪くなっていき、ついには寝たきりとなってしまったのでした。
連休が近づいてきた頃、食欲も急速に低下していき、
ほとんど食べられなくなってしまいました。
癌終末期の方が 「食べられなくなった」というと 残された時間が非常に少ないことを意味します。
遠方の息子さん(一人息子)にも状況を伝え、連休に合わせて帰ってきてくださることになりました。
Nさんは、もう自力で薬を飲むことも、水を飲むことも 出来なくなっていました。
意識も もうろうとする事が 多くなり、言葉も出なくなってきています。
もう、何かを口にすることは 無理かな・・・。
痛み止めも 飲み薬から貼り薬に変更しています。
ほとんど食べられなくなってきたなら あと数日間のことが多いです。
しかし、息子さんが帰ってくると、 なんということでしょう、Nさんの様子が変わりました。
息子さんが 「お母さん、水飲もう」とスプーンを口元に差し出すと、Nさんは水を飲んだのです。
同席していた訪問看護さんも 私たちも 目を見張った出来事でした。
そこから、痛みも軽くなり、ゼリーなども 食べられるようになりました。
Nさんの口から出た言葉は、「寿司が食べたい」。
見違えるような食欲回復です。
結局は、2ヶ月後に Nさんは御自宅で永眠されました。
Nさん、誰もが「息子さんの力はすごい!」と びっくり、感心したものですよ。
【解説】
遠く離れた御家族に 状況や見通しを 正確に伝える、というのは 非常に難しいことです。
ふだん会っていると、 「ああ、そろそろかな」と 黙っていてもわかることも多いのですが、予想より急速に悪化されることもありますので、
まずとにかく 一度は会っておかれることを おすすめしています。
「介護休暇」が申請できる会社もあります。
ですが、休暇期間も 1ヶ月とか、決められた期間です。
その期間内に 最期の日々をともにし、お看取りして、葬儀や初七日まですませて・・・、
というのは 本当に難しい。
あまり早くから休暇をとってしまうと、
「休暇がこれ以上のばせないので、いったん会社に戻ります」
となる方も おられます。
子供さんが帰ってこられて、よかったですね!
というケースは多いのですが、
今回のNさんのように ものすごい回復を見せる方というのは はじめてです。
予測っていうのは 本当に難しいなあ・・・と 思ったことでした。
義母を 好物の甘いもので外に連れ出します。
少しでも食べて、歩いてもらわないと、ね。
三越1階 フルーツカフェたまる で 古江いちぢくのパフェ。いちぢくジュース。期間限定です。
古江いちぢく、おいしいですね!
よろしければクリックお願いします。はげみになります。
1月17日、私どもの本が出ました。
紀伊国屋WEB
在宅緩和ケア医が出会った「最期は自宅で」30の逝き方 – 光文社新書
髙橋浩一
価格 ¥924(本体¥840)
光文社(2024/01/17発売) 電子書籍もあります
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784334101992
公民館、集会所などでの講演など、お引き受けいたします。
日程次第です、御相談ください。
【業務連絡】医師募集。内科・外科・総合診療科・緩和ケア科に限りません。
新型コロナ対応をきっかけに
「医療の在り方」、「医療の目指すべきもの」について
考えを深めた方・考えを改めた方も多いと思います。
もし
「今は東京や大阪(等)で働いているが、地元広島に帰って働きたい」
とか
「病院勤務医よりも もっと患者に寄り添いたい」
「今の病院の勤務形態では 体を壊してしまうのではないか」
「これだけがんばって働いているのに、むくわれないというのは、病院というのはおかしいのではないか」
など考えはじめた医師の方は どうぞ当院に御連絡ください。
「給料よりも 生きがい・働きがい」を求めている方、よろしくお願いいたします。
(「給料優先」という方は、イナカの病院なら「過疎地手当」が上乗せされますし、
医師求人サイトで探されると「高給優遇」のところは見つかると思います。
ただし、高給優遇で求人するということは、キツい職場、あるいは やりがいは少ない職場だ(やり手がいない)という覚悟は必要です。)
広島はコンパクトな街で、衣食住、そして働くにも子育てにも いい所だと太鼓判押せますよ。
当ブログを御覧になり、院長の理念に賛同された方、どうぞ御連絡よろしくお願い申し上げます。
在宅診療は楽しいですし、在宅緩和ケアは やりがいありますよ!