昨日は、風が強かったですね。
往診・訪問診療のさいに 車のドアを開けようとすると
風で ぶわっと全開になりそうで、注意が必要でした。
これからは あまり寒くならない見通しなので、往診車両のタイヤ履き替えをおこないました。
スタッドレスから もとに戻しています。
もし雪が積もるようなことがあれば チェーン装着しますかね。
さて、
日本人の死因のなかで 肺炎というのは 重要です。
肺炎は第5位、 誤嚥性肺炎が第6位となっております。
肺炎と誤嚥性肺炎を区別する意味が よくわかりません。
肺炎に統合するならば 死因 4位に相当します。
【2021年】日本人に多い死因とは?ランキングで紹介。性別や年齢別に違いはある?
セゾンのくらし大研究 2022/4/11
https://life.saisoncard.co.jp/money/wisemoney/post/c136/
肺炎になれば 多くの場合、抗生物質で治療をおこないます。
ところが
抗生物質が足りない、という事態になっているのです。
コロナがはじまるよりも前に すでに 抗生物質が足りない という問題が 日本で起きていたのです。
本日は、長い長いブログとなっておりまして。
抗生物質が足りない、という状況を モロにかぶってしまっている患者さん・御家族がおられますので その背景の解説をしておきます。
関係ないよ、という方は スルーしてくださって かまいません。
あとで 関係する事態に直面した時に 「そういや、記事がアップされていたな」と 思い出していただければ 大丈夫ですので。
「抗菌薬がない」なぜ医療現場は苦慮するのか
2019.9.26 日経ビジネス
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/092000702/
日本感染症学会などの4つの医学会がこのほど抗生物質(抗菌薬)の安定供給を求める政策提言を発表した。手術に必要な抗菌薬が国内で不足しており、製薬企業を支援しなければ医療インフラに深刻な影響をもたらすという内容だ。特に「セファゾリン」と呼ばれる注射用抗菌薬の不足が深刻だと説明。以前からある、こうした抗菌薬の値上げを求めた。
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上記の記事は コロナ前です。
「抗生物質が足りなくなる」 中国に原料依存で危機感 輸入価格急騰
朝日新聞アピタル 有料記事 編集委員・田村建二2022年7月9日
https://www.asahi.com/articles/ASQ783HKGQ6ZUTFL01D.html
感染症の治療や予防に欠かせない「抗菌薬」がきちんと確保できなくなるのではないか――。医療関係者たちの間で、そんな危機感が高まっている。中でも切実なのが「抗生物質」で、不足は患者の死に直結する。
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これは コロナ真っ最中の 昨年の記事です。
メロペネム、全社の製品が出荷制限 安定確保医薬品Aに該当、厚労省は「情報収集中」
日刊薬業 2022/8/23
https://nk.jiho.jp/article/173763
会員限定記事です。
メロペネムというのは 有力な抗生物質で、
私どもの患者さんでも 入院先の病院で使用されているケースが けっこうあります。
足りなくなる懸念、ではなくて
実際に足りなくなってしまった、というわけです。
出荷制限、というのは 具体的に どういう形でおこなわれるか、というと
問屋から 開業医に 薬は回しません、ということです。
「貴重な抗生物質」は 現時点では、すべてが基幹病院に回ります。
この4年間くらい、コロナ以前から 開業医には 抗生物質は 卸してもらえないのです。
ですから
もし 抗生物質が使用したいのであれば 内服薬で使用するしかありません。
口から飲むことが出来なくなったら、そこで 抗生物質は終わりです。
あるいは 入院するか。
なぜ そのような事態になったのか?
それは 一番最初の記事に書いてあります。
薬価というのは 国が統制している 「統制価格」です。
厚生労働省と経産省は現場を知らずに 「医療費が高い、ならば薬は安くさせよう」という一辺倒の政策を続けてきました。
製薬会社は 作っても 利益が出ない。
場合によっては 作れば作るだけ 赤字が膨らむ。
そういった「統制価格」で薬を 「作り続けろ」っていうのは 無理ですよね。
厚生労働省は これをやってきた。
その結果
国民の命を守る薬を 国内で生産することが出来なくなった、というのが 現状なんです。
何事にも 「適正価格」というのが あります。
薬価を下げれば解決、という政策を打ってきたツケが 今 出てきているのです。
ミサイルを買っている場合じゃあ ないんです。
東京からの帰り
大丸地下にて つきじ鈴富 まぐろ丼。
もう18時はすぎており、弁当の残り種類が少なかったのが残念。
選べませんでした。
ここは 総菜もあることが多く(マグロカツなど)、それも楽しみです。
デパ地下であり、交通系カードが使用できないのが 唯一の難点です。
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国際シンポジウム 「復興から成長へ:持続可能な開発のための複合的都市危機への対応」
開催日:2023年3月15日(水)
主催:世界銀行、広島市
https://www.worldbank.org/ja/events/2023/03/15/international-symposium-from-recovery-to-growth
概要
基調講演では、ウクライナの政府関係者が、ウクライナにおける喫緊の都市課題と復興に向けた取り組みについて話します。続いて、松井一實広島市長のナビゲーションにより、映像と音楽で戦後の広島の歩みを振り返ります。パネル・ディスカッションでは、各国の都市代表者が、それぞれの都市における複合的危機とその解決に向けた取組みについて話します。