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支援はやっぱりお金か

2011年03月28日  
昨日の昼はいい天気でした。
中区スポーツセンターのところのランニングコースを走りましたが
たくさんの親子連れがいました。
しだれ梅は、咲いてはいましたが、もうほぼ終わり。
咲いている桜はやはりソメイヨシノではないようです。
撮影している人も何人もいました。
数本並んで咲いているので、きれいです。

我が家は個人としての義援金は日本赤十字に。
それとは別に、医院としては
「広島市中区医師会 吉島光南ブロック」 で
中国新聞に義援金を託しました。
復興に生かしていただければ、と思います。

現状では疎開してもらうのが一番良いと思っていますが、
疎開するかどうか、という場面になると
地域のつながりはどうするのか?
仕事はどうなるのか?
が問題になります。

被災して、財産をなくしてしまっても
銀行ローンなど借金はついて回るのだそうです。
生活再建を目指していかないと不安は解消されません。
(私も銀行借り入れが残っていますので
その気持ちはよくわかります・・・)。
農業をやっている人は、次にそなえた種まきもしなくちゃいけないし、
牛や豚にえさをやらなくちゃいけない。
出荷できず収入がなくてもお金は出ていくのです。

水がない食料がない毛布がない、という被災直後。
灯油がないガソリンがない薬がない電池がない、という現在の状況。
もう少しすれば、復興のためのマンパワーがない、という状況がきて、
そして
最後はやっぱり お金が問題になりそうです。

個人的には お金中心 という社会は好きではないのですが
でも仕方ないことですかねえ・・・。

セブンイレブンの 極上ショコラロール
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★インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

震災孤児をどうするか

2011年03月27日  

今月は、心に残る出会いはお休みさせていただきます。
申し訳ございません。
震災、原発事故で、考えたこと思ったことがたくさんありますので。

これだけの大きな災害なので震災孤児が出ます。
必ず、それも数百人単位で。
その震災孤児をどうすればよいのか、が問題です。
<東日本大震災>「震災孤児」把握進まず 沿岸部に集中
毎日新聞 3月26日(土)15時0分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110326-00000051-mai-soci

現地に入れる施設があれば良いのでしょうが
地域全体が壊滅しているので、それどころではありません。

学校丸ごと疎開作戦、として他地域に一時疎開したとして
他の子ども達はいずれ現地の仮設住宅などへ帰ることができても
孤児については保護者もおらず、おそらく帰る場所も用意されない。

そうなると
「里親」
という文字が頭に浮かびます。
ちょうど私たちはナナパパ勉強会で
里親などについてのお話を聞いているところでした。
3月26日のナナパパのブログに動きが紹介されています。
http://blog.goo.ne.jp/yuusakata/e/c10ad46afbed2355204aab7f9826549d

里親として手を上げた、
施設として引き受けに手を上げた、
というところに支援をしていかなければ、と思っています。

震災への援助や義援金などというのは今だけの問題、現地だけの問題ではなく
今後数年以上にわたり全国各地で継続的に必要になるのだ、
ということなのですね。
手を上げる、という人がおられるのならば
私どもはそれを支えていこうと思います。
できることを、可能な範囲で。

今週の花 ぼけ、つばき
konsyu boketubaki.jpg
★インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

広島でインフルエンザ再流行

2011年03月26日 , 

【速報】広島県内インフル再流行
中国新聞の記事です 3月25日
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201103250205.html

今シーズンの流行ピーク時とほぼ同じ流行状況となっています。
警報が出る一歩手前の数字です。
学校が休みにはいったので流行は今後おさまると思うのですが、
まだまだ要注意です。

本日のお勉強は
感染症はどこまで診断できるのか、というお話。

最近おいしいと思ったもの
セブンイレブンの極上シュー
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本日のお勉強

成人市中肺炎におけるウィルス感染の関与
単一施設での前向き検討
日本呼吸器学会雑誌 2011年1月号
埼玉県立循環器・呼吸器病センター呼吸器内科 石黒 卓 先生ほか
要点
2008年7月から2009年3月に入院した市中肺炎患者125例。
74例(59.2%)で原因微生物が判明した。
細菌感染    37.6%
ウィルス感染  12.8%
細菌とウィルスの混合感染8.8%
ウィルス感染の中では
インフルエンザウィルス 9.6%
ライノウィルス     6.4%
RSウィルス       6.4%
パラインフルエンザウィルス 4.8%
重症化の要因は、高齢と肺炎球菌感染であった。

医学が進歩したから病気は全部診断できる、
とか
どんな病気もなおる、
とか思っている人がときどきおられます。
今やがんは治る病気だ、と思っている人もたくさんいます。
でも、医学はそこまで全部を解決してくれるほど
進歩しているわけではありません。

今回の研究では、7種類のウィルスの遺伝子検査リアルタイムPCR法を実施しています。
もちろん健康保険が適用される検査ではありません。
一般病院で検査できるレベルではないのですね。
北里大学の研究所に送って検査しています。

それだけ調べても、原因が判明したのは6割弱だった、ということです。

このように、
原因は何ですか?
と聞かれても、
私たちの調べた範囲では、わかりません。
としか答えられないことが多いのです。

でも、
重症化する要因は わかってきています。
肺炎球菌にはワクチンがあります。
高齢の方は肺炎球菌ワクチンをぜひ受けましょう。

肺炎予防推進プロジェクト「怖いぞ、肺炎! 予防が大事」キャンペーン

栄養食の工場も被災

2011年03月25日  

中区はみぞれまじりの雨で、とても寒いです。
被災地はそれこそ非常に寒いと思います。
衣食住のいずれも崩壊している地域では
ふだん健康な成人であっても 体をこわしてしまいます。
子ども、女性とくに妊婦、高齢者・要介護者については
まずはいったん疎開することが必要だと思っています。
広島県の取り組み 中国新聞3月24日
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201103240030.html

テレビのニュース番組を見ている時間が長く
あまり勉強できていません。
日本呼吸器学会は開催日程を2日間に短縮、という
学会からの連絡メールが来ました。

経管栄養などの方に使用されている栄養食の工場も被災し
出荷できないことが明らかにされてきました。
たとえばエンシュアリキッドなど。
代替えとなる食品の調整方法の指導など
栄養士さんの活躍する場面がもうすぐ来ます。

企業にとっては工場を集約したほうが効率はいいのでしょうが、
せめて東日本、西日本と 工場を複数もっておいていただければ
リスクの分散になると思うのですが。
そういうリスク分散をおこなう企業は
雇用面でも貢献するわけですし
税制面で優遇、なんてできないものでしょうか。

今週の花 ツバキ 咲きました。
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★インフルエンザ情報
とくに情報ありません。

週末の花見スポット

2011年03月24日  

先日、不明熱の患者さんをK病院M先生に紹介し
精密検査・治療をお願いしました。
そのときM先生いわく
緩和ケア医のブログ、おもしろいね、と。

これで喜んではいけません。
この言葉は、
もっと面白いものを書け、ということなのですから。

しかし面白いものを書く才能はありませんので
本日はお役立ち情報を書くことでご勘弁を。

中区スポーツセンターのところにあるランニングコース、
ここを1周歩けばいい花見ができそうです。
コース北側には紅白のしだれ梅が並んで咲いています。
南側では桜が数本、咲いています。
咲いていない桜も多いので、桜の種類が違うのかもしれませんが
そこはよくわかりませんでした。
週末あたり、いい感じかな、と思います。

今週の花
ボケ 咲きました。
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★インフルエンザ情報
新型 としての扱いは今月末までです。
「新型インフル、来年度から季節性と同じ扱いに」
Yomiuri online 3月18日
名称を「インフルエンザ(H1N1)2009」とする。
ということですが、ワクチン費用の減免制度などもなくなるそうです。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110318-OYT1T00723.htm

糖尿病の新しい薬

2011年03月23日  

震災では、いろいろな工場も被災しています。
まだ報道されていませんが
がん領域、緩和ケア領域で大切な薬も欠品になる可能性があるようです。

みんなが少しずつの処方にすれば、4月末と予想される在庫切れまでには
再出荷が何とか間に合う可能性があるそうです。
ですから、当院では当分の間 長期処方はおこなわないこととしますので
御協力をよろしくお願い申し上げます。

RCCラジオ 番組おすすめ全国グルメフェスティバル
風来坊の手羽先唐揚
今回は終わりましたが、被災地が復興していくのを助けるためには
現地の産品をみんなで購入してあげる、ということも大切なことになります。
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★インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

3月9日(水)は、広島市中区医師会 学術講演会に出席しました。
講演:糖尿病治療におけるDPP-4阻害薬の位置づけ
講師:東京医科大学 内科学第3講座 小田原雅人 教授
要点
低血糖は生じにくいが、生じやすいのは65歳以上の高齢者。
他の血糖降下剤を使用している場合には、減量してから併用開始。
とくに薬の意義が高いと思われるのは
発症して間もない軽症の段階。
単独使用にて糖尿病が治ってしまう可能性も期待できる。
また、1日1回のインスリン注射との相性も非常に良い。

糖尿病については
「病気をコントロールする」
という表現になります。
薬や注射で血糖が正常になったからといって
「病気がなおった」 とは言えないのです。
(=止めれば元通りになってしまう)

ですから、
良好なコントロールが期待できる
というのと
治ることが期待できる
というのは 意味が違います。

治ることが期待できる、というのは、すごいことです。
でも、食事療法・運動療法をしないでよい、というわけではありませんよ。

食品の放射能汚染、東電の賠償は

2011年03月22日  

本日は長文です、ごめんなさい。
正しい知識を身につけましょう。
知識のワクチン=正しい知識が自分や社会を守ります。

RCCラジオ 番組おすすめ全国グルメフェスティバル
くくる の たこ焼き。
本日までのようです。
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★インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

福島原発事故で、風向きによって放射能物質が各地で観測されています。
福島では牛乳(原乳)が
茨城・群馬・福島・栃木県ではほうれん草などが、
千葉県旭市では 春菊が
基準値を超えており出荷停止となっています。
(その後 春菊は解除になっているようです、未確認)。

放射線量については、瞬間の値も問題ではありますが、
トータルで浴びた総量が問題になります。
この目的のためには たとえば医療関係者はガイガーカウンターを使うのではなく
フィルムバッジというもので個人個人の線量を管理しています。

今回は 内部被ばく が問題となっている話です。
Wikipediaなどもよくまとまっているそうです。
ほかにも各種の解説が出ています。
放射線による内部被ばくについて 岡山大学津田敏秀教授
http://smc-japan.sakura.ne.jp/?p=1310

現在の報告どおりであれば、
よく洗って、煮てアク抜きし湯を捨てれば、少量・短期の摂取なら安心です、
と言ってもよいくらいだと思いますが、
基準値が決められており 出荷停止で対応するしかないでしょう。
asahi.com 【Q&A】農作物から放射能、食べても平気?
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103200071.html

これとは別に、水道水から放射線物質が検出されたというニュース。
これは 非常に困ります。
でも、簡易水道のようですから、上から降ってくれば仕方ない。
この水は妊婦・小児の飲用・食用には使わない方がよさそうです。

原発に近いエリアについては、
妊娠可能女性、妊婦、こどもはできるだけ早く遠方に疎開してもらう、
ということを考えても、けして大げさではないかもしれません。

原発の立地が、
日本海や太平洋に面していれば
風向きによっては陸地に全く影響がないこともありえます。
排出物が全部 海の方向に行けば 当面の問題はないのです。

でも上関原発は、太平洋や日本海に面しているわけではありません。
どの方向の風であっても、必ず陸地があり人が住んでいるのです。
瀬戸内海に原発を作るなんていうバカなことはやってはいけない
ということが福島原発事故の教訓のひとつです。

かりに、測定されているのは人体にほぼ影響のない放射線量だ、
という情報を伝えたところで 不安は解消されず、風評被害はおこります。
この作物に限らず、県内産の他の産品も軒並み売れなくなってしまうのです。
地域から脱出する人が増え、脱出先では放射線量を測定されます。
震災の救援隊や救援物資も来なくなっています。
復興後も観光客は相当長期間にわたって激減するでしょう。

風評被害が出ないようにするのが一番ですが、でもこれが現実です。
農家のみなさん、消費者のみなさん、
近隣に原発が出来る、ということは
そういう覚悟をしなさい、ということなのです。
上関原発は、けして漁業者だけの問題ではないのです。
それよりも、節電したり地熱利用したり太陽光発電を普及させたりして
原発なんかなくても大丈夫、という社会にしませんか?

JAが補償要請、という記事。
重要と思いましたので全文引用します。
***
福島第一原発事故の影響で牛乳やホウレンソウから放射性物質が見つかった問題で、JAグループは20日、厚生労働省、農林水産省などの関係省庁と民主党、自民党に対して、出荷停止などの措置がとられた場合、国や東京電力が農家に万全の補償をするよう要請した。
要請文では、「生産現場から強い怒りと今後の生産・販売に対する懸念の声が上がっている」と指摘。風評被害で価格が下落した場合の補償も求めている。また、基準値を超える農畜産物が検出された場合、出荷を停止する地域や品目を限定して早急に周知すること、消費者への正確な情報提供、被災地の土壌の安全確保なども求めた。
東電は19日の会見で「損害賠償の申し出があれば、国と相談しながら準備したい」との考えを示している。
asahi.com  2011年3月20日18時54分
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103200165.html
***

ここで問題になるのは最後の一文。
損害補償は国と相談して、という部分です。
他の記事で紹介された話をまとめると、
東京電力は今回の損害賠償を支払うことはなく
全部国が(国民が)払うのだ、ということなのだそうです。

その内容を一部引用します。(注:法律の原文は私は確認していません)。
***
—-(原子力損害賠償補償契約に関する法律)—-
第三条(損害賠償)
政府が前条の契約(以下「補償契約」という。)により補償する損失は、次の各号に掲げる原子力損害を原子力事業者が賠償することにより生ずる損失(以下「補償損失」という。)とする。
一  地震又は噴火によって生じた原子力損害
(二項以下省略)
—————————————–
この原子力損害賠償補償契約での、政府が賠償負担する上限額は、一応1200億円と(原子力損害の賠償に関する法律、第7条1項)定められているそうです。

では、1200億円を超える損害が生じたときは、原子力事業者(東京電力)が負担するのかというと そうではない。
その場合は、国会の議決を経て、やはり政府が負担することになっています。
つまり税金を財源として賄うことであり、国民全員が等しく負担することとなります。
今回の福島原発の災害では十万人を超える住民の長期避難とか、事業経営や家計収入の中断などの莫大な損害をもたらしましたが、こうした被害者への損害補償は、全て国の税金で賄われることになります。
***

これが国策というものなのでしょう。
こんな大事故をおこしても電力会社はちっとも損害賠償する必要がない、というのです。

そんなことでは、経営陣は
安全管理をしよう、安全にお金をかけよう、という発想には
ならないのではないでしょうか。
こんな事故をおこせば会社はつぶれる、という状況でないと
電力会社は事故防止に真剣に取り組まないのではないでしょうか。

阪神大震災との違い

2011年03月21日  

私は阪神淡路大震災のとき、医療支援チームとして現地に行っています。
その時と今回との大きな違いは
範囲が広いこと
津波で家屋が失われていること
だと思います。

神戸震災は直下型でした。
もちろん家屋が倒壊したり火災で焼失したものも多かったですが
でも無事だった家屋・ビルもたくさんありました。
私が派遣されたのは第三次医療支援チームで
被災から3週間目にはいったところでした。
その頃には、数駅ぶん歩けば電車は大阪に通じており、
大阪などは普段通りの日常生活でした。
毎朝、避難所から大阪に出勤している人もいました。
避難所には、電気水道さえ通じれば自宅に帰るという人もたくさんいました。
そうして、避難所の人数も減り始めていたのです。
地域の病院、診療所も機能を回復しはじめており
我々は避難所内の健康管理だけに専念することになりました。
もう3週目には支援体制の撤収を考える時期がきはじめていたのです。
同じ場所で、街の再建、生活の再建を考えることが可能な震災でした。

しかし、
今回は津波で街が破壊されました。
仮に電気が回復しても、帰る家がないのです。

万里の長城 と言われたくらいの防潮堤でもダメでした。
街を、どこに再建するのか、決めないといけません。
防潮堤を倍の高さにして、もとの場所に住むのか。
それとも
津波の届かなかった高台に住むのか。

昭和初期の津波被害のときに、
漁業者は、海に近い場所に住みたいといって
防潮堤を作ることになったのだそうです。
でも
今の産業構造として、漁業に明るい未来はあるのか。
漁船を失った漁業者たちは、借金をして漁船を新造し
また海に出たいと思っているのか、
漁業を息子に継がせたいと思っているのか。

非常に酷な表現ですが、大金をかけてその地区の漁業を復活させる意義はあるのか、
という状況なのだと思います。

漁業を復活させないのであれば
高台に新しく街をつくればよいし、
極端な話、どこか離れた他の地域に移住しても同じかもしれない。

いずれにしても時間がかかります。
避難所生活が終わるメドが立たないのです。
特に小さい子連れや、高齢者にとって 今の避難所生活はよくない。
ライフラインの整った地域にまず疎開して一息ついて
それから再建方法を考えていけばいいのだろうと思います。

阪神大震災と今回の震災はまったく別だ、ということを
昨夜のNHK特番を見て あらためてそう思いました。
そして
いつか来るであろう東海・東南海大地震は
今回のタイプの震災になるのであろう、その時には・・・う~ん・・・。
これまで私の頭の中にあった東海・東南海地震のシミュレーションとは
まったく違う光景が頭に描きだされました・・・。

とりあえず広島地区も疎開を早急に引き受けてあげなければいけない
支援物資をちまちま送っている場合ではない、と思いました。

RCCラジオ 番組おすすめ全国グルメフェスティバル
本名さんおすすめの
東京「800や」 無添加・無着色の和菓子。
福屋 広島駅前店で開催中。
山形県からの出展予定者は震災のため来られなかったそうです。
http://www.fukuya-dept.co.jp/etc/eki_rccgourmet7kai.html
P1140530.JPG
★インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

ピアノリサイタル

2011年03月20日  

萩原麻未さんも出演されたリサイタル、行ってきました。
7パパのブログも御覧下さい。
http://blog.goo.ne.jp/yuusakata

緩和ケア薬剤師はずっと音楽(合唱)をやってきたので
音楽やコンサートについては詳しいのですが、
私のほうは ピアノリサイタルは生まれてはじめて。
(行ったことがあるのは子どものピアノ発表会くらいのものです。)

ピアノって、
こんなに心をこめてひける、心を現せる楽器だということを
この年になってはじめて知りました。
音楽をされている方々にとっては
何をいまさら、というような感想で申し訳ありませんが。

本当に楽しい時間でした。
このような出会いをいただけたことに感謝しています。
また萩原麻未さんのリサイタルがあれば
ぜひ行きたいと思います。

災害派遣 広島チームの活動についての報道
毎日新聞 3月17日(木)16時8分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110317-00000303-mailo-l34
中国新聞 3/19
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201103190019.html
今回は津波の被害のほうがひどくて
生きているか死んでいるか、 そのどちらかが明白だったので
緊急医療チームの出番はなかったようです。
阪神大震災とは状況はちがっており、
緊急医療援助の点でも全く別な災害ととらえたほうがいいようです。

今日は今から出かける用事があり時間がないので
震災関係については明日また書きます。

ナマ@アクティブリング広島 からの花束。
リサイタル会場には、大きな大きな花束が飾られていました。
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★インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

フィンランド大使館 広島に移転

2011年03月19日  

昨夜は広島市医師会 夜間急病センターで勤務してきました。
どういうわけか患者数は非常に少なかったです。
前日は患者数も多く、インフルエンザも5名出ていましたが
昨日は1名だけでした。
広島では現在B型が流行していますが、
全国的にみるとA香港型が流行の中心となってきています。
もう少し流行が続きそうです。
まだまだ油断できません。

さて
東京の大使館を広島に移転というニュース
【ロンドン時事】ヘルシンキからの報道によると、フィンランド外務省は18日、東京にある大使館を広島に移すと発表した。福島第1原発事故の拡大を懸念した措置とみられる。
jiji.com(2011/03/18-20:12)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011031801081

福島原発事故、それに引き続く輪番停電、物資の買い占めや混乱
などを考えて安全な地域に移転ということなのでしょう。
一時的移転なのか永続的に移転するのか、わかりませんが。

理由はともあれ、
広島に大使館が来ることを、歓迎したいと思います。
大歓迎して、その歓迎ぶりをフィンランド大使が他国の大使にも口コミでひろげ
世界中の大使館が広島に来るといいですね。
デパートなどで緊急企画 フィンランドフェア なんて
いかがでしょうか?

今週の花 ボケ、ツバキ。
konsyu tubaki.jpg
★インフルエンザ情報
広島市では16日、17日ともに学級閉鎖が6校ずつ出ています。
広島県14保健所別にみると、
これまで5週間連続で 7保健所管内で警報レベルでしたが、
最新版では 8保健所管内が警報レベルとなり増加しています。
これを見ると、流行のおさまる気配はない、という状況です。
https://hasseidoko.mhlw.go.jp/Hasseidoko/Levelmap/flu/2010_2011/2011_10/34_hiroshima.html

全国では、A香港型が多くなっています。
(広島では現在B型が8割となっていますが。)
今シーズンの最初はA香港型からはじまり、
A香港型 → 新型(2009A/H1) → B型、と移り変わってきています。
シーズン中盤もすぎて再度 同じ型の流行がぶりかえすとは。
流行を予測することは難しいです。

東京方面から広島に帰ってきた人の話によると
新幹線はぎっしり満員。咳をしている子どもも多かった、とのことです。
広島にも他地区からA香港型が持ち込まれるのは確実と思います。

A香港型は重症化することがあり、とくに高齢者は命取りになります。
体調の悪い人は病院や施設へお見舞いには行かないでください。
うがい手洗い咳エチケット、よろしくお願いいたします。

082-241-6836(代表)

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平日午後(診療時間内14:30~18:00)