禁煙学会、タバコ1000円の要望書提出
巨人阪神が勝ったので、
カープとの差が広がってしまいました。
つらい状況です。
まあ、今村でもサファテでも、点を取られることも負けることもある。
気持ちを切り替えて応援がんばりましょう。
さて
小宮山厚生労働大臣が、1箱700円を目指す、と述べ
政府内から反対意見が続出したそうですが。
ある意味では反対意見ですが、
「700円よりもっと高額にすべきだ」、という要望書が提出されました。
日本禁煙学会は2009年にすでにその意見広告を新聞に出しています。
http://www.nosmoke55.jp/action/0911iken1000yen.pdf
***以下、引用
厚生労働大臣 小宮山洋子 様
NPO法人 日本禁煙学会
理事長 作田 学
タバコ一箱1000円を要望いたします
記
タバコ規制枠組条約(FCTC)では、値上げが様々な人々、とくに年少者のタバコの消費を減少させる効果的ならびに重要な手段とし、数年前から各国に要請しており、その結果欧米を中心に次々に値上げがされています。
世界銀行は、世界銀行の推奨する方策(段階的に税を上げる)を行ってきた国ではタバコの消費を抑えることに成功しており、これはたとえば、タイ、韓国、オーストラリアとシンガポールに見て取れると言っています。
我が国のタバコ価格は依然として先進国中の最低水準であり、インドなどの発展途上国と平価水準を合わせて比較しても遙かに低いのです。先進国の多くは700円から1200円であり、400円という国はありません。
タバコは各国に合わせ、一箱1000円とするべきと考えます。私たちはすでに2009年にこの主張を行いました(朝日新聞広告参照(PDFファイル761KB))。
タバコの値上げは税だけで行うべきであり、税収増となる分は超過医療費の補給、葉タバコ農家の転作、小売業者の転業への助成金とするべきと考えます。以上
***引用終わり
タバコ400円というのは、先進国では類を見ない安さなのです。
タバコが安いと、若者や低所得者が買えることになります。
子供や若者のほうが喫煙の害が大きいことはわかっています。
若い世代は成長にともなう細胞分裂をしていますので
細胞毒として強く作用するのは当然なのですね。
また妊娠・出産に対しての悪影響もあります。
若者が買えない価格に設定することに意味があるのです。
低所得者、については、
問題ある表現のようですが誤解しないでください。
健康を維持・増進するために、タバコよりもっと他に
有意義なお金の使い道があるのではないか、
ということなんです。
あるいは、もっと生活水準を上げるために、
あるいは、老後に向けて貯蓄を増やすために、
もっと別なお金の使い方が出来るのではないか、ということなのです。
タバコに費やすお金は、まさにケムリのように消えてしまいます。
後に何も残しません。(健康を害した身体だけが残ります。)
低所得者層がタバコに「ムダ金」を費やしていたのでは
けっして生活水準は上がらないし健康増進につながらないのです。
安心できる老後にもつながらないのです。
低所得者から、なけなしのお金を奪っていくのがタバコなんだ、
ということを ぜひ認識してほしいと思います。
(たぶん、そういう生活水準の人は、
パソコンでこのブログ読んだりしていないだろうなあ・・・、
とは思いますが。)
マスコミの中に
1箱1000円を後押しする論陣を張ってくれる所があれば
少しは違うのになあ、と思います。