昨日は風雨で寒かったですね。
往診・訪問診療のとき、車を停めて歩きますが、
患者さんの家に向かう時には降っていなくて
診察を終えるときには降っていたりして。
しまった、フードつきのコートを着るべきだった、と思うことが
3回くらいありました。
車にはいつでも積んであるシロモノなんです。
・・・1回で学習しろよ・・・ということなんですよね。
今日は雪はどうでしょうか?
訪問診療の予定は少なくしてあるのですが。
さて、
医師や看護師もストライキをすることがあります。
最近はめったにないことですので、紹介しておきます。
土浦協同病院、移転新築費用膨らみボーナス大幅カット
常陽新聞 2017年1月20日
https://joyonews.ne.jp/smart/%E5%9C%9F%E6%B5%A6%E5%8D%94%E5%90%8C%E7%97%85%E9%99%A2%E3%80%81%E7%A7%BB%E8%BB%A2%E6%96%B0%E7%AF%89%E8%B2%BB%E7%94%A8%E8%86%A8%E3%82%89%E3%81%BF%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%82%B9%E5%A4%A7%E5%B9%85/
要点は
病院の新築移転費用が 予定の350億円から高騰し468億円に膨れ上がった。
運営する厚生連(=農協の組織)が 87億円の赤字に転落した。
そこで医師や看護師のボーナスを大幅カットすることにした。
現時点でも冬のボーナスは支払われていない。
そこで24年ぶり、2回目のストライキが実施された。
気持ちが切れ、年度末で退職を希望する医師や看護師が増えているという。
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この病院は、とても優れた病院で知られています。
優れた指導者がおり、研修医にも人気の病院です。
厚生連の病院ということですから
広島県でいえば広島総合病院、尾道総合病院などがストライキしたのと同じようなものです。
東北大震災、福島原発事故を受けて
建設関係の人件費、材料費など費用が高騰しているのは 全国どこでも同じです。
建築計画の見直し、規模の圧縮などが必要となるのは当然。
たとえば広島日赤病院は 建築費が計画を上回りそうな状況となったため
設計した階を1つ減らし、緩和ケア病棟の建設をあきらめて建築しております。
苦悩のすえ非常に現実的な解決策を選択されたと思うのです。
ところが土浦協同病院は100億円以上も計画を超えている。
さすがにこれは ダメでしょう。
赤字を膨らませたのは上層部の無能・無策の結果と言えます。
その赤字について職員に責任はない。
職員のボーナスカット、というのでは ストもしますし、
働く気はおきなくなりますよね。
土浦協同病院から他の病院に医師・看護師が散っていく。
それだけでは終わりません。
やめた人員・人材がすぐに補充できるとは思われませんので、
このエリアの救急医療が一気に崩壊するかも、と思います。
それだけ重要な基幹病院なんですよ。
このエリアの救急医療が崩壊したとしたら、これはまさに「人災」ですね。
はちの木 クリームぜんざい
★インフルエンザ情報
広島市安芸区で 警報レベルとなっています。
広島県内で警報レベルとなっているのは 現在ここだけです。
広島の流行は、たいていいつも このあたりから はじまります。
手洗い、咳エチケットの理解・実行が少ないエリアなのではないか、と思われます。
日本語だけではなく、複数の言語での公衆衛生PRも有効なのでは??
福山市では、毎日のように5校ずつ程度 学級閉鎖が出ています。
手洗い、咳エチケット、よろしくお願いいたします。・看護師もストライキをする