癌になっても生きる・働く
昨日は広島県の主催する
肝疾患患者フォローアップシステム医療機関説明会に
出席してきました。
B型肝炎、C型肝炎は、肝炎そのものは症状が乏しく
肝硬変や肝臓がんに進展することがあるので
インターフェロンなどの治療を受け、
しっかり経過観察・追跡をすることが必要です。
そのための患者登録・追跡システムの説明会でした。
4月1日からシステムが稼働します。
みなさん、肝炎は放置せず、きちんと検査治療を受けて下さいね。
さて、
在宅医療連携拠点事業
「在宅・施設医療ネットワーク広島」
第4回市民公開講演会 のお知らせです。
多くのみなさまの御参加をよろしくお願い申し上げます。
とき: 3月17日(日)13:30
ところ: 広島市中区吉島公民館3階大集会室
講師: 産業医科大学 平岡晃 医師
タイトル: 癌になっても生きる・働く
参加無料、申し込み先着100名
主催:
平成24年度 厚生労働省 在宅医療連携拠点事業
「在宅・施設医療ネットワーク広島」
事務局 折口内科医院
問い合わせ・申し込みはメールでお願いいたします。
info あっとまーく origuchi-naika.jp
内容
癌になっても、長く生きることが出来る時代になってきています。
たとえば乳がんなど、治療を継続しつつ
何年も社会生活をおくることが可能となってきています。
他の癌でも、抗がん剤治療は外来化学療法という形で
入院することなく実施できる時代になっています。
しかし
癌と聞くと
もう会社をやめてください、と言われることも多いし、
辞めるしかないのか、と思って辞職する患者もいます。
雇用主側も患者側も、癌は重病で、すぐ死んでしまう病気だ、
というイメージが固定しているのです。
実際には辞める必要はなかった、十分働ける、
と思っても、辞めてしまった後ではどうしようもありません。
収入が途絶えてしまったのでは、
闘病や生活そのものにも影響は避けられません。
たしかに、勤務を継続するためには、なにがしかの勤務上の配慮が
必要なケースもあることでしょう。
癌について正しく知ること、
勤務について適切に配慮すること・してもらうこと、
が出来れば、と
後悔している人も多いのです。
そこで今回は、
癌になっても生きる、働く。
そこに焦点を当てて市民のみなさまと考えてみたいと思います。