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癌になっても生きる・働く

2013年03月4日

昨日は広島県の主催する
肝疾患患者フォローアップシステム医療機関説明会に
出席してきました。
B型肝炎、C型肝炎は、肝炎そのものは症状が乏しく
肝硬変や肝臓がんに進展することがあるので
インターフェロンなどの治療を受け、
しっかり経過観察・追跡をすることが必要です。
そのための患者登録・追跡システムの説明会でした。
4月1日からシステムが稼働します。
みなさん、肝炎は放置せず、きちんと検査治療を受けて下さいね。

さて、
在宅医療連携拠点事業
「在宅・施設医療ネットワーク広島」
第4回市民公開講演会 のお知らせです。
多くのみなさまの御参加をよろしくお願い申し上げます。

とき:  3月17日(日)13:30
ところ: 広島市中区吉島公民館3階大集会室
講師:  産業医科大学 平岡晃 医師

タイトル: 癌になっても生きる・働く

参加無料、申し込み先着100名

主催:
平成24年度 厚生労働省 在宅医療連携拠点事業
「在宅・施設医療ネットワーク広島」
事務局 折口内科医院
問い合わせ・申し込みはメールでお願いいたします。
info あっとまーく origuchi-naika.jp

内容
癌になっても、長く生きることが出来る時代になってきています。
たとえば乳がんなど、治療を継続しつつ
何年も社会生活をおくることが可能となってきています。
他の癌でも、抗がん剤治療は外来化学療法という形で
入院することなく実施できる時代になっています。
しかし
癌と聞くと
もう会社をやめてください、と言われることも多いし、
辞めるしかないのか、と思って辞職する患者もいます。
雇用主側も患者側も、癌は重病で、すぐ死んでしまう病気だ、
というイメージが固定しているのです。
実際には辞める必要はなかった、十分働ける、
と思っても、辞めてしまった後ではどうしようもありません。
収入が途絶えてしまったのでは、
闘病や生活そのものにも影響は避けられません。
たしかに、勤務を継続するためには、なにがしかの勤務上の配慮が
必要なケースもあることでしょう。
癌について正しく知ること、
勤務について適切に配慮すること・してもらうこと、
が出来れば、と
後悔している人も多いのです。
そこで今回は、
癌になっても生きる、働く。
そこに焦点を当てて市民のみなさまと考えてみたいと思います。

3月3日は県での説明会のあと縮景園に梅を見に行きました。
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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

心に残る出会い42 前立腺癌のOさん

2013年03月3日

毎月、最終の日曜日は心に残る出会いの御紹介です。
2月末は講演とその準備で忙しく
最終日曜日であることを忘れていました。
遅くなりましたが1週間遅れで、御紹介します。

Oさんは80歳。
5年前に前立腺癌がみつかり、放射線治療、抗がん剤などを受けたのですが
骨転移があちこちに出現。
全身状態が悪化してきたので治療は終了となっていました。
病院の外来には何とか通院していたのですが
それもむずかしくなりました。
もう10日もほとんど食事がとれない、
入院の御希望はないので在宅で、
と当方に病院の地域連携室から在宅診療の依頼がありました。

癌の末期が近づくと
次第に食事量は減ってきます。
食事量が減る、ということは
お別れの日が近い、ということなのです。
それが、もう10日も続く、ということは
残された日はそんなにない、ということを
意味しています。
状態は悪そうなので急いで在宅チームを編成し
依頼のあった当日から訪問診療の開始です。

軽度の脱水はあるので
回復の希望にかけて点滴を開始することになりました。
しかし、やっぱり食欲は出ず、
全身状態は上向きませんでした。
その2日後にはOさんは部屋で転倒し、
起き上がることができなくなりました。
奥さん一人の力ではベッドに上げることも出来ません。
もうダメだ、もう無理だ、と
奥さんがギブアップして緩和ケア病棟への入院を希望されました。

当方がS病院に連絡してみると、
ちょうど運良く緩和ケア病棟に空きがでたところで、
すぐに入院となりました。
S病院でも 回復の可能性はありそうだ、ということで
高カロリー点滴も開始になったのですが
やはり回復することはなく、
その1週間後にOさんは亡くなられました。

癌の末期で、食欲が落ちてきた時、というのは
点滴をおこなっても寿命は延びません。
高カロリーの点滴で栄養補給をおこなっても
やはり寿命は延びません。
体に栄養が届かず、癌ばかりが成長するのです。
この段階では、余命は平均的には3週間です。

点滴も、高カロリー輸液も意味がない。
つまり、癌末期で食べられなくなってくれば
点滴をおこなうのではなく、
食べるための工夫をおこなう、ということが良い選択です。
食べられなくなれば点滴、とか
食べられなくなれば入院、とか
そういう考え方を捨てましょう。

点滴をすれば浮腫(むくみ)が生じたり
痰が増えたりして、苦しさが出ることも多いのです。
点滴はせず、軽い脱水気味で経過し、
枯れるように亡くなられるのが一番苦痛が少ないです。

最期は何もせず自然に。
本人と御家族がそういう決断をして腹をくくれば
最期まで自宅で、楽にすごすことが可能となりますよ。

たかの橋商店街 咲蔵
板わさ 280円
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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

オーガニック野菜が危ない?

2013年03月2日

昨日、テレビのニュース画像で
山が杉の花粉で白くかすんでいるのを見ました。
うぎゃ~! ですね。
花粉と黄砂で、今はあまり外で運動しません。
で、
久しぶりに時間がとれたので出島プールのトレーニング室に。
昨日はランニングマシン、満員になりました。
いつもは私1人の貸切状態なのですけれども、
私と同じように室内運動するしかない人も多いのでしょうかね。

さて、
中国産の鶏肉に高濃度の抗生物質が検出され
問題になっています。
抗生物質というと、ヒトが肺炎などの病気になったとき
細菌を殺し、命を救う大切な薬品です。
しかし、実際には人に使用されるのはごくわずかで、
大半は家畜等に使用されているのが現状です。
家畜使用にルールはあるのですが
中国ではやっぱりルールは守られていないです。

では、
記事を御紹介します。

KFC、中国養鶏業者との取引縮小 抗生物質問題で
Yahooニュース AFP=時事 2月26日(火)17時7分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130226-00000041-jij_afp-bus_all
中国での汚染チキン問題は、2012年12月に上海(Shanghai)と北部の陜西(Shanxi)省の当局が、KFCのチキンから高レベルの抗生物質が検出されたとして調査を進めていたことが判明し注目を浴びた。
***以下、省略

オーガニック食品という言葉の厳密な定義は
今はおいておくとして。
まあ、有機減農薬栽培、としておきましょう。
有機肥料というのは、具体的には鶏糞とか豚糞を使用しているカモ、
ということになりますね。
鶏や豚に抗生物質を大量に使用していれば
糞にも抗生物質が大量に含まれることになります。

そこで、
「オーガニック野菜を食べている人たちは、そうでない人たちに比べて抗菌薬曝露量が多い」
という指摘をする人もいます。
オーガニック野菜は健康志向の人が購入する物ですが、
あまりこだわりすぎると
予想しない被害にあう可能性があるかも、ということになります。

感染症診療の原則
という感染症専門家のブログから紹介します。
http://blog.goo.ne.jp/idconsult/e/244e348351506d3a026372b8af506ce3
抗菌薬は「ヘルスケア関連」だけでつかわれているのではありません。
◆抗菌薬全体でみると、ヒトに使用されているのは総量の16%のみ
◆2010年、”29.1 million pounds”の抗菌薬のうち80%は食べ物関連で、17%は水に、3%は動物への注射として使用された
◆ノースカロライナの豚に使用された抗菌薬だけで、全米でヒトに使用された抗菌薬の使用量を上回る
***
このブログの中に、オーガニック野菜についてのことがちょろっと出ています。
お時間のある時に、ぜひ本文をお読みください。

では、
中国産の鶏肉はアブナイとして、
日本のケンタッキーチキンはどうか、というと、
すべて国産だそうです。

「日本のケンタッキーはすべて国産を使っていて、中国産は使用していません」(日本ケンタッキー・フライド・チキン)
中国の薬漬け鶏肉使用有無を日本の大手飲食チェーン各社回答
NEWS ポストセブン 2月18日(月)16時5分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130218-00000017-pseven-life
ちょっと安心、ですね。

教訓
オーガニック野菜などにこだわるのもほどほどに。
むしろ産地を気にしましょう。

たかの橋商店街 咲蔵
どの店に行っても注文する冷奴
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★インフルエンザ情報
広島市では学級学年閉鎖が
第7週(2月11日~2月17日)は29件、第8週(2月18日~2月24日)は32件、第9週(2月25日~3月3日)は2月28日までで33件発生。
先週・先々週よりも今週の方が増加しています。
ざっくり見ると、増加傾向にあります。(少しですけれども)
減ってはいません。
まだまだ御用心ください。

心に残る出会いは今週日曜日に

2013年03月1日

昨日は西区ケアマネージャー自主勉強会で講師をつとめてきました。
在宅医とケアマネージャーの連携をはかっていくには、
という内容です。
とくに介護福祉系の方にとって
医師に相談するのは敷居が高い、
と言われる方もけっこういます。
相談して怒られたり、反発されたりした経験をもっている人が
多いのだろう、と思います。
しかし、
世の中は変わってきています。
介護保険と無縁な開業医が存在できると思えません。
医療と介護福祉の連携が今後ますます強くなるのです。
敷居が高い、と言われる医師は淘汰されていくと思います。

ケアマネージャーのみなさん、
敷居が高い医師なんて
こっちのほうから無視していけばいいのですよ。
在宅医療に参加してくださる医師・医療機関は
今後ますます増えてきます。
やる気のない医療機関は置いていけばいいのです。

私たちは、患者・家族のためになる活動をするのです。
そのために連携をし、情報共有をするのです。
それを阻害するような医療機関とは
無理に手をつなぐ必要はありません。

で、講演を終え、
次の往診先に向かっている途中で、
2月の最終日曜日が過ぎていることに気が付きました。
丸っきり頭にありませんでした。
最終日曜日は県主催の研修会の講師をつとめています、
準備も大変で、それどころではなかったのでしょうね。

毎月最終日曜日に掲載している「心に残る出会い」は
今週日曜日にさせていただきます、
すみません。

たかの橋商店街 咲蔵 卵焼き
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★新型インフルエンザ情報
カンボジアでは鳥インフルの感染は収束していません。
要注意です。
鳥インフルで今年8人目の死者 カンボジア
MSN産経ニュース 2013.2.27 14:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130227/asi13022714550000-n1.htm

がんよろず相談医です

2013年02月28日
今日は花粉が多い予報です。
困りましたね。
用心しましょう。

さて、
昨日は広島県・県医師会主催の
平成24年度がん対策サポートドクター養成研修会に参加しました。
研修受講をしましたので
「がんよろず相談医」を名乗って(公表して)よいそうです。

広島県は、湯崎知事の公約もあり
がん対策日本一を目指しています。
しかし、現状は
肺癌や胃がんなどの癌検診の受診率は
全国でも下位です(どの癌についても30-35位くらい)。

癌診療に関係のない医師・医療機関も多いです。
たとえば心臓・高血圧を専門とするクリニックでは
癌を診療することはまずありません。
癌というと腰がひけてしまい
一から十まで「それは大きな病院で」
と言ってしまうところもあるわけです。

そうではなくて、
癌検診を受けた方がいいですよ、
とか
○○癌であれば××病院や△△病院がいいですよ、
紹介状を書きましょう、
というように
自分では癌を診療しなくても がん医療ネットワークに
つないでいく役割もあり、それも重要なことです。

昨日の養成研修会では
その役割を自覚し担当していく、
という内容のものでした。
癌についての詳しい話は出てこない研修なので
そこが不満といえば不満ですが
第一歩の養成研修会のレベルとしては仕方ないでしょう。

みなさん、がん検診を受けましょうね!
働き盛り世代の死因1位は癌なんです。
見つかった癌の4割は自覚症状がありません。
症状が出てから医者にかかればよい、というのでは
ないのです。

昨年末に。たかの橋商店街の 咲蔵(さくら)で
串カツ350円
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★インフルエンザ情報
広島市では26日付で7校の学級学年閉鎖が出ています。
患者数は先週は減少しておらず、横ばいとなっています。

在宅医療リーダー研修会の新聞記事

2013年02月27日
雨がふると、花粉も黄砂もなく調子よいです。
雨がやんでも空がすっきりしていてくれればいいのですが。

本日朝、雨はやんでいます。
しかし、雨があがると視界すっきり、
とはいかないようです。
どんよりしています。
本日は花粉がやや多いという予測。
夕方頃に多くなっていますね。
明日からは多いという予測です、ご用心ください。
ウェザーニュース 花粉情報
http://weathernews.jp/pollen/#//c=60/ddm=today_pollen

在宅医療リーダー育成へ研修
日曜日に開催された研修会のことが中国新聞記事に
なっていました。
よくまとまっている記事です。
ぜひお読みください。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201302250016.html

先週、福山で開催された在宅医療リーダー研修会の帰りに
福山駅で購入した桂馬のかまぼこ。
桜の花びらのようなかまぼこもあり、春限定です。
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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

基幹病院の意識を変えよう

2013年02月26日
昨日は南区医師会主催の
介護保険・在宅医療研修会に出席してきました。
100名以上の参加。
出席者は医師とケアマネージャが半々くらい、でしょうか。
在宅医療の分野への関心が確実に大きくなっていることを感じます。

年度末ということで
似たような講演・研修会が目白押しということもあるのですが
昨日・一昨日と連日お会いする先生方も何名もおられます。
やー、先生、今日も?お疲れ様!っていいながら。
似たような内容の研修会は
連日とならないようなスケジュール調整も必要ですねえ。
と言いつつ
明後日は西区ケアマネージャ勉強会で講師をつとめるのですけれども。

こうした勉強会で
(少なくとも一昨日の県主催研修会、昨日の南区医師会主催の研修会で)
基幹病院からは医師の出席が全くありません。
(医師会理事の先生だけは出席されますが、これは例外。)
南区といえば県立広島病院や大学病院があるのですけれども
一人も出席されていません。
在宅医療の現場にいる我々は
熱意をもって、問題意識をもって、研修も受けています。
連携もしようと動いています。
基幹病院の意識を変えていくことが
どうしても必要だと思っています。
重点課題として取り組んでいかなければ。

三越広島店6階 「結の庵」 フローズンミルクセーキ
フローズンとは、なかなか珍しいですね。
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★インフルエンザ情報
25日付、広島市では19校にて学級学年閉鎖が出ています。

在宅医療推進医等リーダー研修会

2013年02月25日 ,,

昨夜は広島市医師会 夜間急病センターで勤務でした。
一昨日の土曜日は受診者はかなり多かったようですが、
昨日の日曜日はそう多くはありませんでした。
あいかわらずインフルエンザが多いです。
B型も多いですが、まだA型のほうが多かったです。

インフルエンザ陰性で高熱・咽頭痛、嘔吐下痢の
方もそれなりに受診されています。
ノロでしょうね。
カキまつりシーズンが終わるまでは
下痢嘔吐の患者は散発するでしょう。
手洗いなど対策はまだまだしっかりお願いいたします。

さて、
昨日は、県主催の在宅医療推進医等リーダー研修会で
講師をつとめてきました。
私は、かかりつけ医の実際について講演。

基調講演は政策大学院大学の島崎謙治先生でした。

私は島崎先生や、都道府県リーダー研修会での東京大学 辻教授のお話が
ストンとくるのです。
なんでかな~
というのを考えながら講演を聞いていたのですが、
わかりました。
私は集団遺伝学とか人口学に昔から興味があって
本を読んだり勉強したりしてきていました。
「だれが中国を養うのか(1995)」、なんていう話も
興味をもって、内容を理解しようとしてきました。
それで人口ピラミッドとか出生率の話、
高齢化の話、医療のパラダイムチェンジなどの話が
(基礎知識がありますので)理解が容易なのだと思います。

高齢化社会、人口減社会というのは
じつは ある日急におこるのではありません。
じょじょに進行していき、
ある時急に大問題としてみんなが気が付く、
という話なのです。
現状をしっかり確認すれば
医療の世界の見え方が変わる。
島崎先生はそうおっしゃいました。
まさにその通りです。
私は漠然とですが(とくに自覚することなく)
別な世界を見るトレーニングを積んできていたのでしょう。
私には島崎先生が示された世界が、よく見えました。
(正しくは、見えたような気がしました、でしょうか)。

来年度からも、在宅医療推進に向けて
しっかりがんばりたいと思います。
そして
一人でも多くの医師・関連職種・そして住民のみなさまに
私どもが見ている将来日本の姿のお話を
理解していただこうと思っています。
2025年には、医療の姿は今とはかなり違っていますよ。
2035年には、日本の姿そのものもかなり違ってきているでしょう。

三越広島店6階 「結の庵」 カフェ
写真とるまでに時間がたって絵が崩れてきました。
来たばかりの時はもっとカワイイです。
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カノープスを見よう

2013年02月24日

サンフレッチェも、カープも、いいですね。
今年も楽しく応援しましょう!

天気もいいです。
天気がいい、とくれば、冬の星座はいかがでしょうか?
とくに今は カノープス が見える可能性があります。

アストロアーツ天文ニュースから一部引用
http://www.astroarts.co.jp/special/2013canopus/index-j.shtml
***
冬の夜空といえば、全天一明るい星・シリウスをはじめとした、にぎやかな星の集まりを思い浮かべます。でももし機会があれば、はるか下の、地平線や水平線あたりに注目してみてください。そこには、全天で2番目に明るい星・カノープスが輝いているからです。

見えるときもあれば見えないときもあることや、縁起の良い赤い色であることなどから、中国ではカノープスを「南極老人星」や「寿星」と呼んでいます。南極老人とは、日本の七福神の寿老人あるいは福禄寿の元になった神様で、長寿をつかさどるとされてきました。そのため、この星を見ることは縁起がよいとされ、とくに、一目見ると寿命がのびるという話が有名です。
***以下、ホームページを御覧ください

昨夜の三滝少年の家での観望会では
屋上にあがれば見ることが出来たそうですよ。
南の開けた小高い場所なら可能だと思われます。
ぜひカノープスを探して寿命を延ばしてみましょう。

今週の花
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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

地域で事例検討会を

2013年02月23日 ,
昨夜は、中区地域ネットワーク事例検討会に参加しました。
インフルエンザ患者さんの夜間往診があったので
私は遅刻でしたが。

この勉強会は、在宅ケアに関心のある医療介護福祉行政関係者が
日頃の困難事例や成功事例について
気兼ねなく各々の立場で議論できることを目的にしています。
今回で第12回。
もう長く続いている会ですね。

当院は平成24年度 厚生労働省 在宅医療連携拠点事業を
委託されて取り組んでおります。
その中には、
多職種が連携する事例検討会
というのも実施タスクの中に書かれてはいます。
しかし、上記のように
当地区ではすでに事例検討会は開催され、
継続的におこなわれています。
このうえ新たに私どもが主催し別な検討会を開催する意義は
ないと言ってよいでしょう。
むしろ既存の検討会の存在をPRし、
もっと多くの方が参加できるよう盛り上げていく方が実際的です。
連携をはかればよいのですね。

「地域の実情に応じて」
というのが、本事業のキーワードでもあります。
どこ、とは言いませんが、
地域で事例検討会がおこなわれていない地区もあります。
そういう地域では事例検討会の主催も必要なことでしょう。

各地区の在宅医療リーダー的役割をになっていく方を
養成していくための研修会、明日2回目の開催ですが、
また講師をつとめることになっています。
各地にリーダーができ、在宅医療が各地で展開できるようになりますよ。

今週の花
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★インフルエンザ情報
広島県では2月20日にも11件の学年学級閉鎖がありました。
やはり先週の件数を越えました。

082-241-6836(代表)

和平会・診療についてのお問い合わせはこちら
平日午後(診療時間内14:30~18:00)