下痢や熱の人は病院/施設に見舞いに来ないで
次回のお題は緩和ケア薬剤師が考え中です。
年内にはお題を発表したいと思いますので
もうしばらくお待ちくださいませ。
さて、
山梨県の弁当で食中毒が発生し
患者数は1100人を超えています。
弁当食中毒、1100人超に=ノロウイルス検出―山梨
時事通信 12月23日(日)18時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121223-00000059-jij-soci
広島の食中毒を上回ったのか、
と思ってニュースを調べてみたら
広島は1574人となっているそうで。
今年の不名誉な1位記録として残りそうですね。
広島市ホームページ
大規模食中毒事件の発生について(12月18日)第4報
http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/0000000000000/1355287961272/
インフルエンザでの学級閉鎖はよくありますが、
感染性胃腸炎での学級閉鎖もみられます。
***
岡山県は、東備支援学校(備前市福田)と津山東高校(津山市林田)で感染性胃腸炎が発生したと発表した。
それぞれ21日まで学年、学級閉鎖する。
山陽新聞Web News 2012年12月20日
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2012122021460541/
高齢者では命にかかわります。
通常の嘔吐だと…ノロ6人死亡、病院対応に遅れ
Yahooニュース 読売新聞 12月24日(月)10時16分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121224-00000281-yom-soci
高齢者は嘔吐下痢で脱水になって死亡されるのですが、
時には嘔吐物を詰めて窒息死することもあります。
詰まった物を吐き出す力もないのです。
高齢で、もともと予備の体力がないので
胃腸炎だろうがインフルエンザだろうが
「何かおこれば終わり」、
というギリギリの生命力の人も多いです。
仮に万全に対応したとしても死亡者が出ていた可能性はあります。
ですから
「死亡者が出た」、という点だけを取り上げて
非難することは妥当ではありません。
適切な対応をしていたのかどうか、が問われる点です。
それにしても
本年4月からノロウィルス検査は
健康保険が適用されるようになっています。
(65歳以上、など健康保険適用には条件がついており
ふだん健康な若い人には保険で検査は出来ません。)
当方が嘱託医をしている老人施設では
嘔吐や下痢があればまず検査に出す、
空振りでもいい、
ということを徹底しているのですけれども、
病院で初期対応が遅れるとは、ね。
いまどきノロ対応を徹底していない施設はない、と
思っていたのですけれども。
報道が事実なら、ちょっとお粗末でしょうね。
みなさまへのお願いです。
下痢や発熱のある人は
病院や施設へ絶対にお見舞いに行かないで(来ないで)くださいね。
楽月ラムーン
個室なので家族やカップル向き。
食べログ
http://tabelog.com/hiroshima/A3401/A340101/34002230/
ナムル盛り合わせ
ナムル、好きなんですよ。
★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。