折り鶴と千羽鶴 1
高橋裕子です。
薬剤師は街の科学者として活躍しよう、
と大学で久慈光亮先生の薫陶を受けました。
ヒロシマの科学者として
世界平和のために出来ることをさがしてきました。
ヒロシマに届けられる千羽鶴のことを
実はもう30年ちかく考え続けています。
(夫にもほとんど話したことがありません)
「Sadako」の話は絵本や紙芝居、
読み聞かせなどいろいろな方法で
世界中の学校の先生はもちろん、
子どもたちやその保護者たちが
ひろめています。
そこでみんなが考えることがあります。
「私には何ができるでしょうか?」
異国の遠い街「ヒロシマ」を想う人が世界中にいるのです。
ヒロシマ在住の私たちが普段は忘れていることを、
世界中の人々が想ってくださっているのです。
折り紙など聞いたこともない国の人たちが
紙が貴重品である国の人たちが
「ヒロシマ」を想い、
「Sadako」の心を想い、
折り鶴を折り、糸でつないで千羽鶴をつくり、
届けて下さっているのです。
「ヒロシマ」に届く千羽鶴があるということは
「ヒロシマ」を想う人が世界中にいる証なのです。
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