自宅で平穏死をかなえる
暑いですね。
この挨拶にも、もう飽きましたね。
四万十で41℃、最高記録の更新だそうです。
街路樹や植え込みも枯れそうですので
できれば水を与えてやってください。
植物は水をため込み、打ち水以上の効果が出ます。
木陰は涼しいですよね。
都会では植物をもっと植えるべきだと思っています。
今朝はすでに「高温注意情報」が32都府県で出ています。
午後からの外出は控えましょう。
さて、
8月9日号の週刊朝日は
「自宅で平穏死」かなえるいい病院 全国2853
という特集がありました。
当方の週刊朝日の入手が遅れ、記事の紹介が遅れました、すみません。
これには
機能強化型在宅療養支援診療所/病院の実績一覧が
掲載されています。
機能強化型というのは
在宅療養支援診療所/病院のうちで、
・24時間365日対応する連絡体制が明確である
・前年度、2名以上の自宅看取り実績がある
・常勤医師が3名以上である
などの所定の要件を満たして
厚生労働省に届け出ているところです。
常勤医師3名以上という条件は、
自分の施設だけで3名でもよいですし(=単独型)、
3か所以上の診療所/病院と連携してもよいです(=連携型)。
機能強化型でなくても在宅看取り対応の診療所はあるかもしれませんが
それは例外的です。
機能強化型であれば24時間365日対応、在宅見取り対応を
保証しています。
機能強化型は厚生労働省に昨年度の自宅死亡数など
実績報告をおこなっているのです。
週間朝日は、この報告を情報開示請求したものです。
広島市中区については5診療所が掲載されています。
広島在宅クリニック、ふれあいクリニック、山下内科医院、伊達内科医院、折口内科医院です。
私ども、折口内科医院では
4つの診療所と連携して機能強化型になっています。
4つとは、上記の広島在宅クリニック、山下内科医院、
これに南区の福原医院と当院の4つです。
私ども4診療所合計の実績は
合計患者数244(訪問診療や往診をおこなった患者数)
死亡患者数 53
うち自宅死亡数28、自宅死亡率53%でした。
自宅で平穏死 を希望される場合には
自宅死亡数、自宅死亡率を参考にされると良いです。
それだけの実績がある、ということを示しています。
自宅死亡数でいうと、コールメディカルクリニック(西区、単独型)が
42名で広島県では最も多い数です。
私どものグループは県内で2番目の実績です。
(コールメディカルの自宅死亡率56%で、これも私どもとほぼ同じです)
真摯に在宅看取りに取り組めば
ほぼ50%前後の自宅死亡率となると思います。
これが現状です。
(死亡数がごく少ない場合には、比率には意味はありません。)
ところが
死亡数は多いのに自宅死亡数は少なく、
自宅死亡率が非常に低いクリニックがあります。
どことは書きませんが。
そこは、病状が悪化したら患者を病院に送りこんでいる、ということを意味します。
そのクリニックでは自宅で平穏死がかなう確率は低いです。
では、この2つの機能強化型のどちらかに
訪問診療を依頼しよう、とお考えになった場合ですが。
コールメディカルさんも、私たちも、
どこにでも出かけて行きます、というわけではありません。
コールメディカルは西区・佐伯区が中心です。
中区・南区は主要エリアではないようです。
逆に
私たちのグループは、中区・南区が中心で
西区・東区は場所によって担当することもありますが
佐伯区は原則としては担当範囲外(要相談)です。
お住まいの場所によって選択をおすすめします。
週間朝日のバックナンバーが入手できる方は
8月9日号をぜひ取り寄せて読んでみてください。
在宅療養、在宅看取りを希望される場合には
厚生労働省 在宅医療連携拠点事業
「在宅・施設医療ネットワーク広島」
のホームページを御覧になってください。
在宅医療を受けるまでの流れ の解説、
近くの訪問看護ステーションなどの場所・連絡先 などを
掲載しています。
http://zaitaku.origuchi-naika.jp/
広島星まつりのあと、西条の王将で夕食。
暑いので麺類でないと、食欲が出ません。
こってり大盛り。
大盛りは最後飽きてきましたので、普通にすればよかったです。
こってりなら おいしいのは「天下一品」ですね。
★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。