認知症患者のターミナルケア
対ヤクルトなので、3位確保に負けられません。
マエケンは連敗中です。
エースの奮起を期待しましょう!
昨日は、たかの橋のお祭りに行ってきました。
二十六夜祭といって、
8月26日・27日と決まっている祭です。
ベビーカステラ、りんご飴、タコ焼き。
夏休みも終わりですね。
昨夜、9月17日の中村仁一先生 公開講演会の
配布用レジュメの作成が終わりました。
中村先生に校正前版をおくり、校正していただき完成、
その後 印刷にはいります。
中国新聞にも胃ろうの連載記事が出たりしていました。
関連する内容のものを御紹介しておきましょう。
事実を、実態を知っておくことが、議論の基本になります。
本日のお勉強は
重度認知症患者のターミナルケア。
重症認知症は、病院に入院しても良いことにはならない、
というお話です。
マツダスタジアムで、レモネード、400円。
レモン1個を目の前でしぼってくれます。
これはおいしい。おすすめです。
あまりにおいしいので2個目を買いに行きました。
★インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。
本日のお勉強
重度認知症患者のターミナルケア
日本医師会雑誌 2012年6月
東京大学医学部附属病院老年病科 山口 潔 先生ほか
要点
アルツハイマー認知症は、発症から約10年で死に至る疾患である。
重度認知症患者が半年以内に死亡する確率は24.7%(海外報告)。
肺炎、発熱、摂食障害を起こした患者の半年以内の死亡率は
それぞれ46.7%、44.5%、38.6%と高い。
重度認知症患者は進行癌と同様、予後不良な状態と考えるべきである。
ターミナルケアにおいては、苦痛の少ない方法を選択すべきである。
重度の不快を伴う治療手技としては
経鼻胃管、機械的人工呼吸、中心静脈ライン、機械的拘束が挙げられている。
自宅や施設から病院への入院は、せん妄や廃用症候群の誘因となる。
従来の療養環境における医療の継続が重要となる。
終末期の緩和ケアを適切におこなうことが重要。
***
癌の終末期(ターミナル期)というのは、
余命半年以内と予想されている状況をいいます。
認知症も重度で、肺炎などおこす状況であれば
半年以内に半数は亡くなられる。
つまり、重度認知症は末期癌と同様、
ターミナル期と考えていいというわけです。
さすがに、重度認知症を緩和ケア病棟に、ということはないでしょうが、
重度認知症にとって必要なのは在宅緩和ケア・施設緩和ケアだ、
ということが おわかりいただけるでしょう。
しかも、入院しても良いことにならない。
いつ急変があってもおかしくない、と周囲は覚悟を決めて
在宅で・施設で
これまでと同じ生活環境で
最期まで暮らしていければいいですね。
医療・介護・福祉などが連携して
住み慣れた地域での生活を支えていく、
これを「地域包括ケア」と呼びます。
広島県は、全国の先進県なんですよ。
我々の事業「在宅・施設医療ネットワーク広島」は
この「地域包括ケア」をおこなっていく拠点です。
在宅緩和ケア、施設緩和ケアに積極的に取り組んでいます。