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インフルエンザ新薬2

2010年10月1日 , 
タバコ、本日から値上げです。
値上げ前に禁煙治療を開始された人がたくさんおられます。
次は
値上げ前に買いだめしたタバコがなくなるとき、
が 禁煙に踏み切る良い機会です。
買いだめタバコが残り数箱になったら
医療機関を受診して禁煙治療をはじめませんか?
(受診したその日から禁煙するわけではありません)

さてインフルエンザ新薬。
もう1種類のインフルエンザ新規治療薬は
ラピアクタ(R)、点滴です。

薬効はノイラミニダーゼ阻害薬であり
タミフル、リレンザ、イナビルと同じ、ということになります。

使用方法は、通常患者では300mg点滴1回。
重症患者では1日1回600mg、症状に応じ連日反復投与。
15分以上かけて点滴します。

***
腎臓排泄の薬剤ですので、腎機能の悪い人は減量。
高齢者も腎機能が悪いことが多いので注意。

胎盤移行性、乳汁移行性あり(ラット等のデータ)。

新生児、乳幼児、小児への安全性は確立していない。
***

以上から考えると
もし使用するとすれば一般成人(妊婦授乳婦をのぞく)ですが、
内服や吸入が可能な人は、そちらの薬が優先されるべきでしょう。
そうなると
・成人で内服・吸入の指示に従えない人
(=意識障害のある人、認知症のひどい人など)、
・重症で人工呼吸が開始されているような人
が対象となると考えます。
小児についても、入院を要する重症者のみが対象となりうるでしょう。
最後のとっておきの切りふだ、という位置づけになります。

一般の診療所、病院の外来受診で使用すべき状況になるとは思いません。

「1回ですむ点滴があるそうじゃないか、それを打ってくれ」
とは言わないようにお願いいたします。
(当院では、上記判断からラピアクタは常備しません。
不適切に薬剤を使用していると耐性ウィルスを作ってしまうことになりますので
せっかくの新薬剤の寿命が短くなります。)

点滴は最後の切り札、重症入院患者や集中治療室で使用するもの
と考えておいてください。

写真は ラピアクタ(R)適正使用文書の表紙。
P1130376.JPG

インフルエンザ新治療薬1

2010年09月30日 , 

インフルエンザの新規治療薬が出てきています。
当院では、スタッフなどの意思統一のためもあり勉強会をしています。

1日だけの吸入でよい、という薬がでました。
イナビル(R)。
これで、タミフル内服5日分、リレンザ吸入5日分 に匹敵する効果です。
長期間作用型の薬剤です。
純国産の治療薬(第一三共)であり、輸入品ではありません。
心情的には応援したい薬です。
10月中旬の発売となりました。
Yahooニュース 医療介護CBニュース 9月29日(水)22時39分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100929-00000016-cbn-soci

薬効としては、タミフル、リレンザと同じノイラミニダーゼ阻害薬です。
このため発病後48時間以内に使用することが大切です。

使用方法は
1個の吸入器に、薬剤トレイが2個あり、2回の吸入をおこないます。
10歳以上では吸入器2個、4回の吸入、
10歳未満では吸入器1個、2回の吸入をおこないます。
吸入は3歳児程度でも吸えるくらいの力で十分、とのことです。

メリットは、
何と言っても単回吸入でよいことです。
たとえば認知症気味の高齢者について、
目の前で吸入してもらえばよいのです。
リレンザ毎日ちゃんと吸入しているか、タミフル毎日ちゃんと内服しているか、
確認する必要がなくなります。

認知症がひどかったり、乳幼児だったりして
吸入の指示に従えない人はダメですね。

胎盤移行性、乳汁移行性はあるそうです(ラット等のデータ)。
授乳中であれば授乳は中止。
妊娠中であれば 「治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合のみ投与」
ということになります。

まあ、妊婦、授乳婦にはタミフルですね。
タミフルは安全とされています。
その前に妊婦授乳婦(その予定の人)は、ワクチンを受けておきましょう。

写真はイナビル(R)説明用パンフレット。
P1130375.JPG
★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

ポリオワクチンに問題あります

2010年09月29日 , 

今週月曜日、ポリオワクチン接種に出務してきました。
会場は中区の吉島福祉センターでした。
ポリオは日時を決めての集団接種です。

小児のワクチンですので、
本来の担当は小児科医がおこなうのですが、
今や小児科医は「絶滅危惧種」と言われて人数が減っています。
小児科だけにワクチン事業をまかせたのでは、
小児科医師への負担が大きすぎます。

そこで、
内科等にもワクチン事業へのお手伝いの呼びかけがおこなわれています。
小生(緩和ケア医)は内科なんですが
感染症に詳しい医師ということで
地元での接種協力に手を挙げた、というわけです。
(私はJA広島総合病院のICT(感染症対策チーム)メンバー、
広島県の感染症対策委員会、結核審査会委員などつとめてきました。)
感染症に詳しいといっても
ポリオワクチンの接種事業は今回はじめてです。

ポリオについては
下痢していると効果がなくなる可能性があります。
そのほか、
現在なにか感染症にかかっていないか、
他のワクチンとの接種間隔、なども問題になります。
説明書をよくお読み下さい。
当日も、接種延期で小児科医を受診するように
という判定となった方が何人かおられました。

ところで
現在のポリオワクチンは、生ワクチンで
口の中にスポイトのようなものでポテッと入れます。
しかし、世界的にみれば生ワクチンを使用している先進国は日本くらいのもの。
他の国ではとっくの昔に不活化ワクチンに変更になっています。
生ワクチンだと、マヒを生じる方が出てしまうのです。

日本ではポリオの自然発生はありません。(ゼロと考えてよいです)
しかし、ポリオワクチンによりマヒとなる人は出ています。
ワクチン行政は世界標準から明らかに立ち後れているのです。

保護者のみなさんも問題意識を持ちましょう。
日本でも早く安全な不活化ワクチンを!
と声を上げるようにしてください。
声が大きくならないと日本の行政は変わってくれません。

たとえば以下のサイト。
【厚労省】不活化ポリオワクチンの開発を国内4社に要請
http://www.yakuji.co.jp/entry18816.html
ポリオの会
http://www5b.biglobe.ne.jp/~polio/vaccine.html

今週の花 ノウゼンカズラ、アメジストセージ
konsyuu.jpg
★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

ハーバード白熱教室in東京大学

2010年09月28日  

すでに御存知の方も多いとは思いますが、
ハーバード大学サンデル教授の 正義 の講義が大人気で、
NHKで放送されています。
先週26日(日曜日)には、東京大学で開催されたものが放映されました。

大学の授業なんて・・・と
(関係ないや、とか、難しくてわからないのでは、とか)
思っているとしたら 大間違い。

たとえば

原爆投下についてオバマ大統領は謝罪するべきか?

といった問いかけがおこなわれ、
参加者から活発な意見が飛び交います。
参加者は国籍、宗教などの異なる多様な人がいるのです。

自分ならどう答えるか?
今の意見にどう賛同するか、あるいは反論するか?
自分の考えを深めるきっかけを与えてくれます。

ハーバード白熱教室in東京大学
とても面白かったです。
きっと再放送もあると思いますので、ぜひ御覧ください。

番組ホームページは以下。
次回放送は10月3日(日)18時です。
http://www.nhk.or.jp/harvard/

写真はお好み村2階カープ ねぎ焼き。
そば入りお好み焼きを食べるほどの空腹ではないけれど
ちょっと食べたい、という時におすすめです。
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★インフルエンザ情報
長野県松本市で学年閉鎖
新型インフルエンザ2009A/H1 です。
Yahooニュース 毎日新聞 9月27日(月)12時4分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100927-00000105-mailo-l20

2009A/H1は流行するのが今回で2シーズン目ですので
ある程度の大規模流行をおこします。必ず。
今年もワクチンを受けましょう!

産学公連携フェア

2010年09月27日  
緩和ケア薬剤師です。
市民ボランティアとして関わっている広島市科学技術市民カウンセラーの活動の一つとして
9月16日は「産学公連携フェア」
テーマ「医工連携・人間工学を応用したものづくり」
で、5つの大学の講演を聴いてきました。

1「うつ病マーカーとうつ病抑制物質」
県立広島大学生命環境学部生命科学科
2「脳機能の解明とその応用」
広島市立大学大学院情報科学研究科
3「加速度センサを用いたウェアラブル生態情報記録システム」
広島工業大学情報学部健康情報学科
4「次世代の自動車インパネ創出のためのヒューマン・マシン・インタフェース」
近畿大学工学部機械工学科
5「バイオマス由来プラスチック開発とその実用化」
広島大学産学・地域連携センター
どの話題も時間オーバーの盛りだくさんでした。
いずれも個人的に興味を持って調べたり、読んだりしていた内容です。

大変残念なことに、発表の表現が研究者目線、上から目線になってしまっています。
(えらそうな言い方で申し訳ありません。)
科学技術の最悪の使われ方をした都市の科学者の一人として私はいつも、
どうすれば市民にわかりやすく説明できるか、わかっていただけるか、と考えています。
いまや、大学といえども研究というものは、市民や企業に理解されないものはふるい落とされていく時代なのです。研究者が自分の好きな事だけをオタク的に追求していればいい、そんな時代は終わりを告げています。
科学技術はブラックボックスであるべきではなく、研究内容や方向性に一度は市民感覚というか主婦目線を求められたらよいのです(個人的な感想です)。
裁判でさえ、市民感覚が求められる時代です。
なんとか、この研究者の方々へ市民感覚、お伝えできないかなあ・・・サイエンスカフェにのせるのもかなり遠いなあ、と思いました。

今朝は、試供品でフェア会場で配布されていた「8020ヨーグルト」を食べました。
近日市販される予定です。

リレーフォーライフ1日目のあとは、
いつものようにお好み村2階カープでそば肉玉
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★新型インフルエンザ情報
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心に残る出会い15 脳梗塞のKさん

2010年09月26日  

Kさんは76歳。
4年前に脳梗塞をおこし、半身麻痺と失明、言語障害の状態でした。
息子さん二人と同居し、訪問診療を受けていましたが
訪問診療してくださっていた医師が高齢で引退されることになったため
引き続きの訪問診療を当院に依頼がありました。

Kさんは、食べることが大好きだったそうです。
このため息子さんたちも
「口から食べさせる」ことに
強いこだわりを持って看病を続けてきていました。
たとえば、
流動の栄養食(処方箋で出せるもの)に食パンをまぜてパンがゆ状態とし
さらにいろいろ混ぜて毎食毎食工夫して食べてもらっていたのです。
味についても本人の食がもっともすすむものを工夫し
「イチゴ味が好き」というように
言葉による会話はなくても思いやりの心にあふれていました。

しかし、次第に拘縮もすすみ衰弱も進んできて、
飲み込みが難しくなってきたのです。
口の中に食物が残るようになり、誤嚥するようになってきました。
ある日、とうとう誤嚥性肺炎で入院してしまいました。

入院治療をおこない、肺炎がなおって食事を再開したところ
やっぱり誤嚥します。
そこで、胃ろうを作ってはどうか、という話が入院担当医から提案されました。

息子さんたちは、
口から食べるということにこだわりをもって
何年も看病をしてきました。
これからも口から食べてもらいたい。
でも、もう飲み込みが悪く、食べたら肺炎になる・・・。
当方に、息子さんそれぞれから何度も電話がありました。
胃ろうとは、どういう治療方法なのか、
二度と口から食べられないのだろうか、
どういうものを与えることになるのか、
入浴はどうなるのか、
これで肺炎はおこらなくなるのだろうか、などなど。

どうしてよいか、わからないのだ、と。

生きる、ということを優先するのであれば
誤嚥性肺炎を繰り返す場合には胃ろうのほうがよいでしょう。
肺炎をおこす可能性はかなり減らせるでしょう。
でも、可能性はゼロにはなりません。

本人が口から食べたい、という思いが強いのであれば、
そして御家族に、その希望に応えたい、という思いがあるのならば、
誤嚥性肺炎をおこして命取りになっても「仕方がない」、と家族が腹をくくれば
胃ろうなしでいく、という選択肢もあるでしょう。
胃ろうと平行して、少し口から食べるという選択肢もあるでしょう。
これは私のほうでどうこう強制する話ではなくて、
本人と御家族の希望、何をどうしてあげたいのか、というお話なんです。
こうお答えするしかありません。

結局、胃ろうを作成することになりました。
胃ろう状態で、また自宅での生活に戻りました。
口から食べる、ということは断念されたのでした。

また息子さんたちによる献身的な介護の日々が続きましたが、
ほどなく再度の誤嚥性肺炎をおこし
再入院先の病院で亡くなられました。
(口から食べなくても誤嚥性肺炎はおきるのです)
胃ろうを作ったほうがよかったのか、どうか、
答えを出すことはむずかしい、と思われたことでした。

写真は三越 北海道展の小樽 政寿司、海鮮丼。
札幌で学会があった時に、半日時間を作って小樽に行ったことがあります。
小樽は寿司が有名で、寿司屋さんが何軒も軒を連ねている場所もあります。
そこの1軒で ウニいくら丼 を食べたところ、本当においしかった。
北海道のウニは違う、と、感激しました。
その寿司店の名前は忘れたのですけどね。
そういう思い出話をしながら食べました。
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平成の歩き方21 歩く場所

2010年09月25日  

季節もよし、家を出て、さあ歩きましょう。
どこを歩けばいいでしょうか?

まずは安全第一でいきましょう。
車がこない所がいいですね。
公園内にコースがあるところもあります。
広島市中区スポーツセンターのところの公園には
500mのランニングコースがあります。
走っている人が少なければ、歩くにも最適です。
でも、走っている人がいればコースをゆずってあげましょう。
走るのと歩くのでは足膝腰への負担が全然違うのですから。
ランニングコースを避けつつ、コースに沿って歩く
ということは可能ですよ。
トイレや水飲み場が整備されているというのもいいですね。

同じように、南区宇品のみなと公園にもコースがあります。
でも、みなと公園のコースはだいぶ暗いので、
夜間に歩いたり走ったりするにはおすすめできません。

他にも歩くのに適した公園内コース、ありますでしょうか?

息子が運転免許の筆記試験を受けに一時帰省。
みごと免許をとれたので、お祝いに行きました。
回らない寿司なんて、ものすごく久しぶりです。
三越の北海道展、小樽の政寿司。
まぐろ尽くし。
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緩和ケアのコツ

2010年09月24日 , 

昨日のブログで、タバコ1カートンの箱数を間違えていました。
1カートンは50箱、だと思い込んでいましたが
1カートンは10箱なんだそうです。
失礼いたしました。
100箱一度の買いだめ備蓄、という意味で読んでください。

9月16日、広島市民病院で開催された医療者がん研修会に参加しました。
講師:六甲病院緩和ケア科 安保博文 先生
演題:進行がん患者の緩和ケアのコツ
~面接・診断・治療のポイント~

豊富な経験をもとに、現場でしばしば問題になる点についてお話くださいました。
内容は上級向け。
WHO三段階ラダーや、WHO5原則はすでに知っていて実践している、
という前提のもとに
たとえば
WHO5原則の裏返し5原則
なんていうタイトルをつけて、
原則にとらわれずに一人一人に柔軟に対応することの重要性を
強調されていました。
(原則を身につけていない初心者が聞いたらちんぷんかんぷんの講演だったかもしれません)

たとえば
オピオイド(麻薬)はできるだけ口から飲む
というのが基本原則ですが、
せん妄が出て入院したような場合には
経口をやめ持続点滴にしていけばオピオイド使用量そのものは減らすことができ
その結果せん妄から早期に離脱することが期待できる。
だから入院の場合には原則にとらわれる必要は全くない。
入院と同時に点滴に切り替えることもよくある、とのことでした。

市民病院での講演、ということで
入院患者を想定した内容が多くて、上記のようなコツの紹介になったものと思います。

在宅にも少し触れられましたが、
要点は
在宅だと住み慣れた環境にあるのでせん妄は出にくい。
薬についても入院時にくらべ必要ないものが多くなり
在宅だと薬を少なくすることができる。
(不要と思われる薬は患者自身が飲まなくなる。)
そのため、薬に起因するせん妄もおこりにくい。
その結果せん妄対策としての点滴もあまり必要がなくなる。
ということはおっしゃいました。
(末期だから点滴はしない、という一律の方針である必要はなく
在宅での点滴はあくまで患者・家族の希望による相談で
とお話されました。)
在宅緩和ケアのメリットが多いことを
ぜひ多くの方に知っていただきたい、と思います。

配布された資料は非常に完成度が高く、示唆に富むもので
繰り返し読んでみようと思います。

みどりのカーテンコンクール
今年も募集中です。
http://www.hiroshima-park.or.jp/03_frmst.html
当院は今年も応募します。
昨年は優良賞を受賞しています。今年は参加賞ねらい。
ゴーヤはほぼ終わりで枯れかけ。
アサガオの花が毎日何十と咲いてくれています。
コピー ~ P1130325.JPG
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タバコをやめて海外旅行に行こう

2010年09月23日 , 

昨日は中秋の名月でした。
そこで、月をテーマにして第20回「サイエンスカフェひろしま」
を開催しました。
京橋川オープンカフェで、名月を見ながらサイエンスカフェ
というプランでしたが、開始時刻は曇り空で残念。
終了後には月を見ることはできました。
広島大学寺田先生に月に関するいろいろなお話をおうかがいしました。
中国新聞に記事が出ています。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201009230041.html
緩和ケア薬剤師がファシリテーターをつとめました。

次回サイエンスカフェひろしま は11月21日です。
11月にはご案内しますので、ぜひ御参加ください。

最近、禁煙治療を希望して受診される方が増えています。
来月のタバコ値上がりが 禁煙の最大の動機のようです。
カートンでの買いだめを、と各コンビニがキャンペーンしていますが、
2カートン(100箱)買いだめしようとして
え、3万円!!
そこではじめてタバコ代が実は高額でもったいない
ということに気づいた、という人も多いようです。

ちょっと計算してみてください。
1日1箱20本吸うとして
1箱が400円だとして
365日だと金額はいくらになるでしょうか?

400円x365 = 14万6000円
年間のタバコ代だけで14万円以上。
1日2箱40本吸う人だと 29万円以上になります。
これにライター代などもかかりますので
年間15万円~30万円の出費をしている、というわけです。

15万円あれば家族4人で近場の旅行に何回か行けますね。
飛行機と宿泊がセットになったプランならば
家族4人で東京ディズニーランドだって大丈夫です。
海外旅行も、今では安いプランがありますので
家族で海外旅行も十分可能です。
30万円あれば海外旅行で豪華な食事と買い物もできますよ。

昔から我々禁煙指導医師は
タバコをやめて旅行に行こう!
とか
タバコをやめてベンツを買おう!
なんて禁煙教室で言ってきました。
年間30万円のタバコ代を10年ためれば
小さいベンツなら買えるのです。
(大きなベンツはダメですけどね)

さあ、禁煙するには今がいいきっかけです。
お医者さんといっしょに禁煙しよう!

写真はサイエンスカフェひろしまの風景
オープンカフェでのひとこま。
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インフルエンザワクチン接種概要決まる

2010年09月22日 ,, 

昨夜は夜間急病センターでの勤務でした。
土日は多かったそうですが、
月曜祝日は少なかったそうです。
昨日も非常に少ない状況でした。
発熱者はなくインフルエンザ検査も0件でした。

昨日、インフルエンザワクチンについて発表がありました。
これまでは、国の指示にて市町の公定価格で接種
という話になっていましたが、
国が方針を変更したそうです。

成人についてのみ記載します。
1回目の接種については
65歳以上は自己負担1000円
低所得者等については自己負担0円
これは例年と同じです。
残りの金額は市町が公費で負担します。
公費負担を受けるためには接種券が必要な場合があります。

それ以外の希望者(65歳未満)については
「3600円を超えない金額で各医療機関が自由に価格設定」
ということになりました。
自由に価格設定というのは例年同様です。
(上限価格が設定されたことだけが違います。
公的病院では4000~5000円という所もありましたね。)

国の方針が決定していませんでしたので
まだ医薬品卸会社が卸価格を明らかにしていませんでしたが
この通知が出ましたので
ようやく価格提示がおこなわれるものと思います。

多くの医療機関は3000円~3500円程度になると思います。
当院も卸価格を確認でき次第
価格を設定しワクチン予約の受付を開始いたします。

なお、
13歳以上は1回接種、というのが基本ですが
2回接種を基本に、という話もあるようで、
ここはまだ確定したところではないようです。
2回目の料金は、細かい話になるので省略します。
(成人は1回接種でよいと考えていますので)。
2回接種が基本、という通知が出れば改めてアップいたします。

写真はリレーフォーライフ 救護所。
剣道場?に設置されていました。
長時間歩き足が痛くなった人などが来られます。
今年の医療班は医師2名でした。
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082-241-6836(代表)

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平日午後(診療時間内14:30~18:00)