広島大学附属中・高等学校定期演奏会のご案内♪です。
私も出演します。ぜひお越し下さい。
来月8月7日(土)開場1330 開演1400
会場:広大附属学校講堂
プログラム
・現役ステージ
ルネサンス時代の合唱曲、ポピュラー合唱曲
・OBステージ
フォーレ「レクイエム」
・現役・OB合同ステージ
高田三郎「心の四季」
さて、
グルコサミンについては、大手メーカーなども含めて
テレビ、新聞などで大々的に宣伝しています。
これまで信頼できる大規模試験がなかったのですが、
7月7日のJAMAに発表されました。
変形性腰椎症にはグルコサミンは無効、という結果です。
以下、内容の一部。
慢性腰痛で変形性腰椎症の患者を対象に、グルコサミンの影響を調べた初めての大規模かつ長期的な無作為化試験の結果が発表された。
グルコサミンは、これらの患者の疼痛関連の機能障害や痛みの強さ、QOLの改善に効果がなかった。
ノルウェーOslo大学病院のPhilip Wilkens氏らが、JAMA誌2010年7月7日号に報告した。
試験方法は、二重盲検の無作為化試験。
06年12月から08年7月までにOslo大学病院の外来を受診した、25歳以上の非特異的腰痛患者の中から、痛みが6カ月超持続しており、MRIにより変形性腰椎症と診断された250人を登録した。
無作為に1500mg/日のグルコサミン(125人、平均年齢47.5歳)または偽薬(125人、49.4歳)に割り付け、6カ月間経口投与し、治療完了から6カ月後まで追跡した。
解説
二重盲検、無作為化試験というのは、もっとも信頼性の高い試験方法です。
現在、新薬のほとんどは、この方法で試験し、認可、不認可が決まっています。
グルコサミンを医薬品に申請しようとしても、この結果であれば認可されることはありません。
関節軟骨の成分がヒアルロン酸だったりグルコサミンだったりしても、
それを補充すれば痛みや炎症がおさまる、ということとは話が別です。
さらに、
内服(口から食べる)した物質が、そのまま体で使用されるわけではありません。
いったん基本栄養素に分解して消化吸収し、
それを利用して自分の体で合成して作っていくのです。
食べたグルコサミンが関節でそのまま利用されるということは決してありません。
栄養過多状態にある現代日本で、グルコサミン合成に必要な栄養素の不足はほとんどありえません。食べ過ぎによる肥満、体重増加が変形性関節症の原因なのですから。
有名な大企業も宣伝しているのですが、信頼できる宣伝内容とは言えません。
今の宣伝方法はあまりにひどい、と我々は思っています。
企業倫理に欠ける企業なのではないか、と言っている人もいます。
今回の問題は、いろいろなメディアが取り上げています。
日経メディカルオンライン
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/jama/201007/516144.html
内科開業医のお勉強日記
記事だけではなく、さらに詳しく解説してあります。
医師は、グルコサミン内服が効くとは誰も思っていません。
http://intmed.exblog.jp/10935882/
虎ノ門鍼灸院ノート
針灸院の人も、グルコサミン内服が効くとは思っていません。
http://blog.goo.ne.jp/dbqmw440/e/441bf65a6b13e7a37355822ed6d09f7a
グルコサミンの新聞広告をすみずみまでよーく読んでみても
飲んだグルコサミンが効く、とは どこにも書いてありません。
でも、
購入する人は、関節に効く、と思って買っていきます。
宣伝で効くと言っていた、と思っています。
効かないものを効くと思い込ませる「宣伝術」が、そこにはあります。
ロータス ヨーロッパ
映画「サーキットの狼」(1977)
運転席に座ることができますよ。
広島星まつり 8月14日(土)佐伯総合スポーツ公園で開催です
スターウィーク協力イベントです。
http://www.starweek.jp/index.shtml
本サイトは「スター・ウィーク2010」に協賛しています。
★新型インフルエンザ情報
<新型インフル>今季は優先接種せず ワクチン供給に余裕
Yahooニュース 7月28日20時55分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100728-00000101-mai-soci
昨年のインフルエンザワクチンは、例年通りの季節性ワクチンと
急に流行した新型ワクチンと
2種類のワクチンを接種された方も多いと思います。
とくに新型ワクチンは接種優先順位などで大きな問題となりました。
今年は、季節性ワクチンの中で新型インフルエンザにも対応しています。
ですから接種は1種類で大丈夫です。
そのワクチンの費用ですが、
昨年までは各医療機関が自由に設定していました。
1回2500円程度から3500円程度まで、いろいろあったと思います。
今年からは、市町村が価格を決定する、という方向で
法律改正がすすめられている、とのことです。
費用は昨年の新型インフルエンザワクチン3600円程度に
なるのではないか、ということです。
どこの医療機関で受けても価格は同じ、ということは
安い医療機関を探して右往左往する手間はなくなるので
ある意味良いことなのかもしれません。
ワクチンは国の施策で、ということにつながる一歩なのでしょう。