昨日も 暑かったですね。
東京も6月の真夏日の多さが 史上最多だそうです。
これで日本政府も 対策に本腰を入れてくれるでしょうか?
午後からは外出は避け、用事は午前中にすませましょう。
カープ、昨日は1点差勝利、よかったですね。
ホームスチール阻止が よかったです。
今日は佐藤 柳之介投手です、応援しましょう!
さて、
毎月 最終日曜日は 心に残る出会いです。
Yさんは87歳。
Yさん本人は、当院には便秘時の受診や、ワクチン接種のさいに来院される程度でした。
Yさんの妻が認知症で食べられなくなり、入院して胃瘻を作って 自宅に退院されることになりました。
もう病院に通院も難しい。
ということで、私たちは 3年前からYさんの妻の在宅診療のため Yさんのお宅に定期的に訪問するようになっていたのでした。
その前からYさん御夫婦のことは わかっていたので、 「わたくしたちの初めての出会い」というのは いつだか、よくわからないんですね。
Yさんは、妻の介護を とてもがんばっておりました。
言葉が出なくなっている妻の ちょっとした表情や体調の変化に気づき、判断されておりまして、まさに御家族ならでは、の状況でした。
私たちは 訪問診療のさいに、御本人の状況を把握するのは もちろんのことですが、
御家族の状況にも目を配っています。
Yさんは 循環器内科に通院をされておりました。
不整脈があるのです。
妻の部屋は2階で、Yさんは階段をのぼっていくわけですが、
次第に息切れが生じるようになってきておりました。
わしのほうが倒れてしまうかもしれん。
そんな発言も出てくるようになってきました。
Yさん、もしそうなってからでは 御家族も在宅チームも全員があわてることになります。
もし自分が入院になった場合など、 妻の面倒を誰がみるか、
あるいは施設に依頼するか、 など
基本的な道筋を考え、 段取りを手配をしておきませんか?
子供さんたちとも あらかじめ相談しておくほうがいいですよ。
しかし、Yさんは
うーん、またそのうちに考えてみるわ。
と 先延ばしになっていたのでした。
ある日の訪問診療のさい、
Yさんは 「わしのほうが早く逝くかもしれない」と ぼやきました。
このときも 「基本的な道筋を決めていきましょう、子供さんと相談しましょう」と提案したのですが
やはりYさんは具体的には動かれませんでした。
今回も決断を先延ばしにされました。
その翌日、
Yさんは救急車で病院に運ばれ、1週間後に お亡くなりになったのでした。
Yさんの妻については、
緊急で入院を引き受けてくれる病院を私のほうで探して手配できました。
Yさん、急な入院で 在宅チームも御家族も、みんなバタバタしましたが、
なんとか受け入れてもらう先が見つかったので
とりあえずは安心してもらって いいですよ。
ただ、子供さんは、「お金がない、入院は続けられないかもしれない。この先はどうなるか・・・」と 言っておられますので、問題は解決したわけではありませんが。
【解説】
最善を期待し、最悪に備える。
私どもは それをモットーとして 活動をおこなっています。
とくに在宅診療においては 事前の準備が とても大切なんです。
おこりうる事態を予測し、必要になる薬なども あらかじめ用意しておく。
このさき入院が想定される場合には 一度は病院を受診しておいてもらい、カルテを作っておく、とか
在宅療養後方支援病院の登録をしておいていただく、とか。
「想定外」とは言わない、それが 在宅生活がうまくいくコツです。
在宅チームのほうから、
「そろそろ相談しておかれては どうですか?」と すすめられたならば
先送りせずに ぜひ相談をなさってください。
いただきものです。
くまモンの 陣太鼓。
普通の陣太鼓より小さいですが、これくらいが食べやすくてよいですね!
くまモン、これは買うしかないじゃろ! と 購入されたそうです。

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【業務連絡】医師募集
病院の合併・統合など、あるいは医局人事などは、
働く人間 個々の想いを超えた部分での話となります。
もう病院は辞めようかな、と思われることがありましたなら
ぜひ当院にも御相談ください。
お気持ち・お話を聞かせてください。
そして、在宅診療という 新しい世界で 私たちと一緒に働きませんか?
常勤でも 非常勤でも。
御連絡お待ちしております。
森鴎外の孫、小堀鷗一郎医師は、70歳をすぎてから 外科医をやめて在宅医に転身されておりますよ。
【おまけ】
当院では 春レク、夏レク 等で、職員のカープ観戦をおこなっています。
昨年からはサンフレ観戦も おこなっています。
カープ、サンフレファンの医師のかた、当院に就職すれば いいことありますよ。
釣り部もあります。
釣り好きな医師のかた、当院にくれば一緒に釣りできますよー。