カープ、
12対4 で 楽勝と思い、ラジオはそこでやめたのですが、
あとで結果を見てびっくり。負けなくてよかった。
今日は大道投手です、応援しましょう!
コロナ関連では。
当院は在宅患者さん、施設患者さんへのワクチン接種に全力で取り組んでいます。
外来受診、あるいは集団接種会場での接種が難しい方については
ケアマネージャなどを通じて 当院に御相談ください。
自宅で接種を受ける、というのが 可能かもしれませんので。
緩和ケア薬剤師です。
「人生の分岐点」
それは長男が高校2年生の正月明け。
実家の父が不治の病に倒れました。
開業医は80歳を超えても働くのが当たり前の時代でした。
「勤務先が休診の土曜日午前だけ診療しましょう」
と言ってJ〇広〇総〇病院で呼吸器内科部長をしていたオットが父の患者さん達を診察しつつ
ご希望のかたへは希望の病院やクリニックを紹介していきました。
オットは常々
肺がんで「家に帰りたい」と言われる患者さんがたくさんおられる。
勤務先で「自宅で診てくださる医師がおられたら帰ることが出できる、しかしおられないので最期まで入院で診るしかない」
ということがよくあるんよ。
と言っていました。
「我々が二人で力を合わせて往診でそのような事情の患者さんを診ることができたら素晴らしいのでは!」
と気づきました。
大学医局に開業のための退職を打診したところ 9月までは今のところで勤務を続けるように、とのこと。
ずっと医局人事に従って2~3年で病院を転々としていました。
(つまり退職金は無しか雀の涙ほど)
標榜科は3つ選べたので考えました。
先代は「内科・小児科」でした。
「内科・呼吸器内科・緩和ケア内科」でいこう、と決めました。
その年の4月から「緩和ケア内科」が標榜科目として認められたのです。
終末期医療となれば外来も 杖や車いすで受診される方がおられるだろうから
院内はバリアフリーで、トイレも介助者と一緒に入れるように広く設計してもらいました。
これは認知症の方がご家族やヘルパーさんと利用されるのにも役立っています。
改装中はウラの建物を仮設診療所として開設、運用しました。
今思えば当時私はヒマだったので
開設書類一式を2回分一人で作成・準備でき、申請もしました。
医療機器はほとんど中古市場で手配できました。
電子カルテは広島出身医師グループが製作されたものを。
画像ファイリングソフトは広島の医師作成のものを。
レントゲンはデジタル撮影できて「現像時間不要」のものを。
そして長男高校3年の9月に
『折口内科医院』として継承開業したのです。
開業当初は外来も往診も少なかったです。
慣れない計算や入力で毎晩10時くらいまでかかっていました。
その頃は昼時間より夜の時間帯の方が訪問診療のご希望が多く
夜7時のニュースは毎晩のように患者さんのお宅でみかけていました。
今では医療法人和平会折口医院として
岡田美香医師と一緒に患者さんとご家族の療養の日々を支える、
ということをしています。
在宅医療がこんなに患者さんとそのご家族と一緒になって
豊かな時間を過ごすことができる
お手伝いができるとは思っていませんでした。
先代が昔からやっていた 呼ばれて行っていた往診とは大違い。
「病院はイヤじゃ、家へ帰るんじゃ!」と入院中暴れていた人も
「おうちで診させていただく折口医院の医者です」
と院長が言えば苦しくてもニッコリ、
「最期までよろしうお願いします」
「痛いのと苦しいのだけは取るようにしましょう」
と伝えると安心されます。
「痛いのと苦しいのだけは取ってください」
今では癌の末期だけではなく治療中から、
認知症の方も、呼吸器の病気も
末期心不全も緩和ケアで診ています。
「何号室の〇〇病の患者さん」を診るのではないのです。
そのおうちのご主人でこんな仕事をしてこられた方で
病気はこうだけど、ご家族のためにこんなご希望をお持ちで
奥様はこう、子どもさんはこう考えておられる。
何を食べたいのであちこち探して
どこへ行きたいので誰に協力してもらって・・・
介護保険の申請をお手伝い、地域包括支援センターへ連絡、
主治医意見書を書き
ケアマネージャに24時間365日対応可能な
訪問看護ステーションを決めてもらって訪問看護指示書を書き
その方の在宅生活をチームで支える、その医療面の司令塔が在宅医。
必要であればベッドを借りて、車いすを借りて・・・
手すりやベッドだけでなくヘルパーやデイサービス、
ショートステイを手配するのはケアマネージャ。
お一人暮らしであれば民生委員さんや町内会長さんおとなりさん。
こんなにたくさんの人の中で安心して生活してもらえます。
おうちではおだやかな暮らし。
今まで独りぼっちだと思っていた人も
安心して生活できます。
今を生きる素晴らしい方々との出会いとお別れ。
神様が我々に与えてくださった宝物のような毎日。
戦後広島の復興を支えてこられたお一人お一人
その方がおられたから今の私たちの広島での生活が成り立っているのです。
キラキラ輝く陽の光
降る雨 吹く風 揺れる梢・・・
先代の療養中に我々の「人生の分岐点」がありました。
今週の花
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一般市民向け。
広島市 新型コロナウイルスワクチン接種会場・予約方法
https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/korona/217375.html
接種を受けるには接種券、および事前に予約が必要です。
広島市 新型コロナワクチン予約コールセンター
050-3644-7513
9時から17時。土日祝日も対応
***
どうしても電話で相談、という方は、相談窓口に電話してください。
医療機関に電話をかけないでください。
相談窓口(コールセンター)
新型コロナウイルスワクチンに関するお問合せは
広島県新型コロナウイルスワクチン接種コールセンター
082-513-2847
全日 24時間対応
・屋内ではマスクを着ける
・3密を避ける(特に職場での休憩時間や会食)
・こまめに手洗い・消毒をする
・換気をする
といった、基本的な感染対策について徹底しましょう。
よろしくお願い申し上げます。
新型コロナウィルス感染症に心で負けない行動を!
http://www.pref.kagoshima.jp/ab16/kurashi-kankyo/jinken/jinkenkeihatu/documents/80057_20200709172544-1.pdf
鹿児島県の呼びかけですが、とてもすばらしい! ぜひお読みください。
COVID-19 Japan 都道府県別感染者予測
最悪の状態 を 具体的数値で知ることができます。
https://www.stopcovid19.jp/forecast.html
最善を期待し最悪に備えましょう。
広島市の診療体制のお知らせ。
広島市の救急医療体制は、例年と違いますので、確認しましょう!
医療機関は、できるだけ昼間に受診しましょう。
熱や咳で受診される場合には、事前に医療機関に電話してください。
受診の時刻や、受付窓口など 調整が必要なことがありますので。
院外処方箋を薬局に持参する時にも、熱や咳がある場合には 薬局に事前に電話してください。
https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/holidaymedicalcare/
大事なものを守ろう。
みんな、生きよう、生きのびよう。必ず!
【業務連絡】医師募集。内科・外科・総合診療科・緩和ケア科に限りません。
新型コロナ対応をきっかけに
「医療の在り方」、「医療の目指すべきもの」について
考えを深めた方・考えを改めた方も多いと思います。
もし
「今は東京や大阪(等)で働いているが、地元広島に帰って働きたい」
とか
「病院勤務医よりも もっと患者に寄り添いたい」
「今の病院の勤務形態では 体を壊してしまうのではないか」
「これだけ命を張って働いているのに、ボーナスが減額とは 病院というのはおかしいのではないか」
など考えはじめた医師の方は どうぞ当院に御連絡ください。
ただし若い医師を優先させていただきます、30歳代・40歳代の人がありがたいです。
「給料よりも 生きがい・働きがい」を求めている方、よろしくお願いいたします。
(「給料優先」という方は、イナカの病院なら「過疎地手当」が上乗せされますし、
医師求人サイトで探されると「高級優遇」のところは見つかると思います。)
広島はコンパクトな街で、衣食住、そして働くにも子育てにも いい所だと太鼓判押せますよ。
当ブログを御覧になり、院長の理念に賛同された方、どうぞ御連絡よろしくお願い申し上げます。
在宅診療は楽しいですし、やりがいありますよ!