ブログ

新型ワクチン接種 広島県の動き

2009年10月9日 ,

のぞみの会 10/17
一般の方も参加できるようです。
ぜひ御参加ください。

日時 : 2009年10月17日(土)14:30~16:00
場所 : 県立広島病院 外来棟2階 講堂
広島市南区宇品神田1丁目 5-54 TEL: 082-254-1818
講演講師 : 楢原 啓之 先生(広島大学腫瘍内科診療科長がん治療学特任教授)
土井美帆子 先生(県立広島病院 臨床腫瘍科 部長)
演題名 : 「乳がんの化学療法 特に再発乳がんについて」
参加費 : のぞみの会の会員は無料、一般500円

お問い合わせは のぞみの会 まで。
http://ww5.enjoy.ne.jp/~nozominokai/index.htm

しろくま ミルク金時。
P1100721.JPG
★新型インフルエンザH1N1情報
新型インフルエンザワクチン接種、ようやく広島県で動きがありました。
昨日 県から書類がきて、
1:接種医療機関になるかどうかの希望、
2:優先接種ワクチンが必要な医療従事者の数を、
10月14日必着で返信せよ、とのこと。
当院は当然ワクチン接種医療機関に手をあげています。
ちなみに、接種希望数は医師・看護師のみで返答しております。
送られて来た書類は10月2日の担当者会議の資料のままで、すでに周知の内容でした。
厚生労働省HPで読むことができます。

広島県では10月下旬をメドにワクチン接種医療機関を公表するそうです。
妊婦の接種が開始になるのは11月初旬~中旬頃になりそうです。
厚生労働省の先日の発表では、10月19日に接種開始目標だそうですが、可能な地域は日本全国ほとんどないでしょう。

学級・学年閉鎖相次ぐ 広島市

内科学会の腫瘍内科特集号に、緩和医療の側からの論文が掲載されています。
ちょっと前なら考えられないことでした。
時代は変わってきつつあります。
がん診療連携拠点病院に緩和ケアチーム設置、緩和ケア外来設置が義務付けられたため
緩和医療への認識が一気に広まっている、という背景があるのです。

本日のお勉強
特集 腫瘍内科の現状と展開
腫瘍内科と緩和医療の接点
日本内科学会雑誌 2009年8月号
埼玉医科大学国際医療センター 緩和医療科 奈良林 至 先生
要点
緩和医療は、普段がん診療に携わっている医師ですら、終末期の患者に行うものと誤解をしていることが少なくない。
腫瘍内科と緩和医療は相対するものではなく、相補的に患者に関わってはじめて治療・療養の質が向上することをがん診療医は認識する必要がある。

緩和ケアとガン治療の連携が大切、しかし、うまくいっているのは、まだ一部の病院だけです。
奈良林先生の指摘のように、まだまだ緩和ケア医の出番が遅いことが多いのです。
ベテラン医師、とくにベテラン外科医は、
「自分は患者を最期まで診てきた、診る能力がある。緩和ケア医の力は必要ない。」
と腕前を過信しているケースも結構多いです。
緩和ケア研修会などへも こうした医師は出席しようとしません。
ベテラン医師の下で働いている研修医が困ってこっそり我々にアドバイスを求めに来たりしていました。

がんになったら緩和ケア。
がんと診断されたら、がん治療と同時に緩和ケア医にも御相談ください。

さらに先を目指して。
がん治療と緩和医療を同時にスタート、という考え方はじょじょに広まってきつつあります。
しかし、その場合でも、「最初は緩和ケアの占める割合は少し」で、経過とともに緩和ケアの比率が高くなる、という模式図になっているものが多いです。
私が研修を受けた師匠、聖路加国際病院 林敏章先生の提唱しているのは、初期からもっと緩和ケアの比率は高くあるべきだ、という考えです。
ですから、がん治療の「初期段階から がん治療と緩和医療は半々の比率」。車の両輪という位置づけで緩和医療の重要性を訴えています。
この模式図はまだ医療関係者でもあまり知られていません。
林先生の教えを受けた者、講演を聴いた者しか まだご存じないでしょう。
もっともっと緩和ケアが当たり前に受けられる時代がくるよう、がんばりたいと思います。

今週の花
クジャクソウ、ノコンギク、レモンバーム、アメジストセージ、ミズヒキソウ、トウワタ。
091005_153437konsyuunohana.jpg
★新型インフルエンザH1N1情報
学校で流行が広がっています。学級閉鎖、学年閉鎖など10月7日時点で報道されているのは、以下のとおりです。
広島市のホームページ、トップページからのリンクで確認できます。
http://www.city.hiroshima.jp/www/contents/0000000000000/1243480460777/index.html

広島県瀬戸内高等学校、広島城北中学校、広島城北高等学校、広島文教女子大附属高等学校、大芝小学校、中筋小学校、幟町小学校、己斐上小学校、温品中学校、可部小学校、広島大学附属小学校、広島大学附属東雲中学校、江波中学校、ノートルダム清心中学校、五日市観音西小学校、祇園東中学校、皆実小学校、緑井小学校、広陵高等学校、祇園中学校、川内小学校、翠町中学校、安佐北中学校、東浄小学校、文化服装学院 広島校、広島女学院中学校、広島女学院高等学校、広島県立安芸南高等学校、原小学校、八木小学校、修道中学校、安西中学校、比治山小学校、亀崎中学校、神崎小学校、伴中学校、広島県立安西高等学校、広島県立広島井口高等学校、船越中学校

うがい手洗い咳エチケットを徹底しましょう。
体調の悪い人は外出しないで家でじっとしていましょう。

サージカルマスクはN95に負けない

2009年10月7日 ,

サージカルマスクはN95に負けない

先日、発熱と息苦しさを訴えて患者さんが来院しました。
ダチョウ抗体マスクをしておられました。
発熱後、家族にこのマスクをつけるよう強制されたそうです。
実物(装着している人)は初めてみましたが、どうやらN95相当のようでした。
息苦しさは、マスクのせいでした。

「息苦しいのは、このマスクのせいです。
このマスクは医療者向けの高機能マスクで、一般の人には使いこなせませんよ。
普通の不織布マスクにしてください。」
という指導をおこないました。
(もちろん熱の原因調べと治療はおこなっています。)

近畿医療福祉大学 勝田先生 のブログ(10月3日)に
サージカルマスク(不織布マスク)はN95に負けない、というカナダの記事が紹介されていました。
新型インフルエンザ・ウォッチング日記
http://blog.goo.ne.jp/tabibito12

* カナダ発。McMaster大のMark Loeb氏チーム。発表はJAMA(米誌)。
* オンタリオ州8病院の看護師446人対象。無作為抽出で通常のサージカルマスクとN95(フィットテスト済→スキマから漏れるなどのお粗末は排除)比較。
* サージカルマスク群で感染したのは23.6%、N95群で感染は22.9%。
差は1%であり、有意差はなし。

=サージカルマスクとN95は感染防御にほぼ同等だ、というのが結論です=

ソースはThe Canadian press だそうです。
http://www.google.com/hostednews/canadianpress/article/ALeqM5gFfEfCDQQ81CTYDT7J803FOVmBHQ

一般の方は普通の不織布マスクを御使用ください。
高機能マスク(N95、ダチョウ抗体マスク等)は医療者向けです。
N95マスクは息苦しくなるので、トレーニングされた医療者しか正しく使用できません。
正しく装着しないならば、空気が横からつつぬけとなり、防御マスクの意味はありません。
「高額な商品のほうが良いだろう」、とは考えないで下さいね。
ないほうがまし、という事例を実際に経験していますので。

バラのおすそわけ頂戴しました!
091005_175555baraosusowake.jpg

終末期における苦痛からの解放 市民公開講座10/24

2009年10月6日 ,

市民公開講座の御案内です。
緩和医療の分野の先駆者、山崎先生のお話をおうかがいしましょう。

終末期における苦痛からの解放
~鎮静(セデーション)について考える~
日時:2009年10月24日(土)13:30-16:30
会場:広島県健康福祉センター7階 中会議室
(南区役所西隣)
講師:山崎章郎さん(ケアタウン小平クリニック院長)
参加費:500円
定員:100名。先着。
申込み:往復ハガキに1枚1名
詳しくは広島・ホスピスケアをすすめる会までお問い合わせください。
http://www.hospicecare-hiroshima.org/

今週の花 ミズヒキソウ(赤)
091005_175641mizuhikisou.jpg
★新型インフルエンザH1N1情報
京都府では10月4日に、医療者向け新型インフルエンザワクチンは3万人分と
説明会があったそうです。
Yahooニュース 10月4日23時9分配信 京都新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091004-00000028-kyt-l26

人口比率でいくと、広島県では2万人分になるはずです。
広島県からはまだ動きがありません。
医療関係者とは言っても、受付や薬剤師、検査技師などは数に入っていません。
直接患者を診療する医師と看護師のみが対象となっています。

水商売・ニセ医学に御用心

ニセ科学の分野に、「水商売」というものがあります。
超××水、活性××水、波動××水、××電子水、などなど。
非科学的な内容の一群を、まとめて「水商売」と分類して呼んでいます。
水そのものを高額販売したり、水の精製機を高額に販売したりします。
これで「薬効」をうたえば、その瞬間に「薬事法違反」になります。
でも、考えてみてください。
誰も単なる水なら買いません。
がんに効く、アトピーに効く、万病に効く・・・と薬効をうたうので購入するのです。
ですから、ニセ科学=水商売は、ニセ医学と直結しています。
こういったインチキ商売は、がんや難病患者の不安につけこんできます。
私たちは、癌患者および癌患者家族の貴重で大切な健康・時間・お金をニセ医学から守らねばなりません。ニセ医学にムダな時間をとられ、標準的治療を受ける機会を逸するケースが多くみられます。友人関係や親子兄弟関係にヒビがはいるケースすらあるのです。

今回は「泉力」事件を御紹介します。

記事1:薬事法違反で販売店主逮捕
薬事法違反:医薬品扱いの水、無許可陳列 新潟・健康食品店経営の容疑者逮捕 /新潟
毎日.jp 9月8日
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20090908ddlk15040121000c.html

医薬品とする水を許可なく店に陳列したとして、県警生活保安課と江南署は7日、新潟市中央区高志2、健康食品店経営、長谷川テル容疑者(63)を薬事法違反(医薬品の無許可販売目的陳列・貯蔵)の疑いで逮捕した。
逮捕容疑は同日、経営する同区京王1の健康食品店「八字屋(はちじや)」で、500ミリリットルペットボトル入りの医薬品「超ミネラル水『泉力』」33本(計10万3950円相当)を医薬品の販売許可がないのに陳列・保管したとしている。
同課によると、泉力は厚生労働省から医薬品の認可を受けていないが、ラベルに「免疫力や自然治癒力の回復強化に役立つ」などと記されていたため、薬事法に定められた医薬品にあたると判断した。長谷川容疑者は容疑を認め、「違法だと思わなかった」と供述しているという。
泉力はインターネットでも販売されていることから、同課などは、全国での流通方法や水の成分などを調べている。【黒田阿紗子】

記事2:卸会社社長逮捕
薬事法違反容疑で社長逮捕 薬効うたい飲料水販売、新潟県警
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/122648

新潟県警は17日、無許可で免疫力の回復や強化などの薬効をうたった飲料水を販売したとして、薬事法違反(医薬品の無許可販売)の疑いで栄養補助食品販売会社「パラサイト」社長早坂孝吉容疑者(60)=東京都港区=を逮捕した。県警によると「医薬品ではない」と容疑を否認している。
逮捕容疑は3月中旬、医薬品販売業の許可を受けずに、新潟市中央区の健康食品店に医薬品の効能が書かれた飲料水「泉力」(500ミリリットル)108本を5万4千円で販売した疑い。
県警によると、同社は2006年以降、約20都道府県の特約店や顧客に約4千本を販売した。
泉力には東京の医師による「超ミネラル認定」と書かれたシールが張られており、県警は医師の関与の有無を調べる。
健康食品店の経営者は7日に同法違反容疑で逮捕された。

その他の情報:
この東京の医師というのは、この報道の後、海外逃亡しているのでは、という医師MLでの情報です(真偽は未確認)。
また、「泉力」のホームページは現在休止状態になっています。

ニセ医学、ニセ医薬品の摘発情報については
薬事法.com なんていうサイトもあります。
(このサイトを優良サイトとして推薦しているわけではありません)
http://www.yakujihou.com/ab/content/news.html

「万病に効く」、というものはありません。
楽してもうかる方法、必ずもうかる方法がないのと同様に、
万病に効く水・薬 というものはありません。
ニセモノにだまされないよう、患者側も賢くなりましょう。

写真はしろくま。
福屋八丁堀店の地下 食品売場にて 鹿児島県天文館むじゃきの「しろくま」 を発見。
ただちにゲット。525円。
P1100720.JPG
★新型インフルエンザH1N1情報
新型インフルエンザで重症になった症例のまとめが厚生労働省HPに公表されています。
21日の当ブログで少しだけ紹介しましたが、
9月17日から18日にかけ厚生労働省から我々あてにいろいろな資料が流されました。
この資料もその一つです。
よもやWEB上に公表されるとは思いませんでした。
これまでは広島県感染対策委員などの医師にしか流れてこなかったのです。
(私のところには こうした資料・情報は即日来るようになっています)
公表する、ということは、それだけ厚生労働省は危機感を持っている、ということでしょう。

東広島医療センターで、がんばって救命できた症例も紹介されています。
医療関係者しか必要のない資料ですが、
医療関係者は一度目を通しておくと疾患概要が理解しやすいでしょう。
pdfで70ページもあるので、印刷するにはちょいとしんどい。
レントゲン写真もあり、印刷するよりも直接確認してみてください。

国内における新型インフルエンザ症例集
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/hourei/2009/09/dl/info0918-1d.pdf
医療関係者以外の方には理解がむつかしいでしょうから、御覧にならなくてかまいませんよ。

世界天文年特別企画10/4

今年は世界天文年です。
ガリレオ・ガリレイが天体望遠鏡を宇宙に向けて400年だそうです。
また、本日から国際宇宙週間です。
それを記念し、本日は2つの特別イベントを企画しました。

10月4日10-12時、吉島公民館で天文教室を開催します。
講師は広島大学名誉教授 内海和彦さん(天文学)
参加無料、当日参加可能です。
ぜひ御参加ください。

14-16時はサイエンスカフェひろしま 「天体望遠鏡カフェ」です。
こちらはすでに満席となっております。
11月29日に国立天文台 観山台長をお迎えして
天文講演会(こども向け)とサイエンスカフェひろしま(成人向け)を
企画しています。
観山台長は広島出身なんですよ。
また御案内いたします、お楽しみに。

写真は今週の花  ミカンの枝
090928_122048mikannnoeda.jpg
★新型インフルエンザH1N1情報
昨日、広島市医師会 新型インフルエンザ対策研修会に出席しました。

新型インフルエンザワクチンについて
10月1日長妻厚生労働大臣による会見、厚労省指針(案)の発表
10月2日各県(など)の担当者が集められて担当者会議
10月3日広島市医師会 新型インフルエンザ対策研修会
という動きです。
しかし、担当者会議で提示されたものも、まだ案の段階です。
今後、多少の変更はあるかもしれません。
詳しく知りたい方は、厚労省HPに公開されていますので御覧ください。
週明けにバタバタ動きがあり、
週後半にはワクチン接種医療機関が決定となる見込みです。
保健所で接種、という案は消えたそうです。

ケニアからのメッセージ

2009年10月3日

ケニアからのメッセージ

ニシナ屋珈琲店さんのブログから御紹介します。
面白そうなイベントです。
他の国のこと、とくに生活環境のことなどを知ると
今の日本の状況をもう一度考えるきっかけになります。
感謝したり、これではイカンと思ったり。
ちなみに、数年前にWHOは日本の医療は世界一と認定しています。
世界中の人々は、日本の医療をうらやましく思っているのです。
日本の医療に不満を持っている国民が多いのは、いかがなものか、と。

それはともかく、以下のイベント、ぜひお立ち寄りください。

”ケニアからのメッセージ”
<スケジュール>
10月3日(土)
10時~12時 楽々園公民館第二研修室
公民館まつりふれあいフェスタ特別企画:無料
15時~17時 庄原市東城公民館第2会議室
男女共同参画講演会 森林の分校講座:参加費500円
10月4日(日)
13時~15時 エールエール広島駅南口地下広場オープンスペース
広島アフリカ・ケニア研究会:無料
★たくさんに人に足を止めていただいて、
ケニアのこと、アフリカのこと、子どもたちのことを知っていただきたいと思います。
活動支援のためのケニアのママたちが作った物品の販売も行います。是非お立ち寄りください。

ニシナ屋珈琲店さんのブログは
http://nishinaya.exblog.jp/

今週の花 ササナンテン、アメジストセージ、キク、ノコンギク、トウワタ。
090928_120801konnsyuunohana sasanannten.jpg
★新型インフルエンザH1N1情報
昨日のRCCテレビ ニュース6 に院長が登場しました。
「千田町夜間急病センター 開設から半年」、という特集のなかで
実際に勤務している医師のコメントとして数秒流れたそうです。
(放映は18時6分頃だったそうです。
まだ診療後の片づけ中で、テレビを見ることができませんでした。
うーん、残念。録画もしていないなあ・・・)
収録は月曜日に急病センターにておこなわれたものでした。
あれやこれや、質問に答えて5分以上はしゃべったんですけれど。

みなさん、調子悪いときは、昼間に診療所を受診してください。
夜間の急な発熱、急な痛みなどは夜間急病センターを受診してください。
なんでもかんでも病院を受診するのはやめましょう。
病院機能がパンクしてしまいます。

診療所と病院の 「機能分担」 を御理解ください。
精密検査や入院が必要な場合は 病院を紹介しますので、ご安心ください。

在宅緩和ケアはここまでできる

2009年10月2日 ,

在宅緩和ケアはここまでできる
~家に帰りたいと思ったら~

私も参加している「緩和ケアを考える会・広島」のイベントです。

私は、
「病院で出来ることは、在宅で全部出来る」 と考えています。
在宅医も、訪問看護師も、熱意やスキル(技術)は相当熱い者がそろっています。
だとすると、
食べたい時に食べたい物を食べ、
眠い時には眠れる、
入浴したい時に入浴もできる在宅のほうが
病院よりもかなり良い環境だということが おわかりでしょう。
病院は集団生活の場ですので、
食事時間や食事内容、入浴時間、消灯時間、検温時間などなど
自分の思うようにならない部分が多いのは どうしても避けられないことなのです。

点滴だって、酸素吸入だって、介助での入浴だって、
あるいは抗癌剤だって、 在宅で何でもできますよ。

ぜひ御参加ください。

日時:10月3日(土)14:00-16:30
会場:広島国際会議場ダリア
講師:在宅専門医師の立場から 小西太
訪問看護師の立場から  石口房子
参加費:一般2000円、会員・学生1000円
申込み:不要、当日会場で受け付けしてください。

リレーフォーライフ。御紹介する写真はこれで最後です。
緩和ケア薬剤師も歩きました。1周するとスタンプ1個押してもらえます。
歩くはげみになりました。
P1100713.JPG
★新型インフルエンザH1N1情報
新型ワクチンは10月19日の週くらいから接種開始に決まったようです。
Yahooニュース 10月1日21時25分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091001-00000136-mai-soci
最初は医療従事者から。妊婦などが11月から、その他の優先接種グループは12月頃からになりそうだ、とのことです。

費用は1回目3600円、2回目2550円です。
1回4000円と言われていましたので、政治決着で安くなったようですね。
接種は1回でよいとも言われており、今後変更されて1回だけになるかもしれません。

今シーズン1度インフルエンザにかかった人はどうすればいいでしょうか?
本年8月9月頃のA型インフルエンザは、ほぼ新型と考えてよいです。
こうした人は、あらためてワクチンを接種する意義はありません。
もちろんPCR検査で新型と確定した人も必要ありません。

新型確定もしくはA型インフルエンザと確定されていない場合には
接種をおすすめします。

ピンクリボンフォーラム2009

2009年10月1日 ,,

ピンクリボンフォーラム2009byきらら「みんなで考える乳がん」の開催について

乳がんが気になる人、乳がんに関心がある人など一般の方を対象に、乳がんについてわかりやすく情報提供するフォーラムです。
ぜひ御参加ください。

日時
2009年10月4日(日) 開場13時 開会13時30分 (終了予定16時35分)
会場:中国新聞ホール (中区土橋町7-1)
参加費:無料
内容
第一部 座長:桧垣 健二氏(広島市立広島市民病院 乳腺外科主任部長)
講演:「乳がんとはどんな病気?」
講師:香川 直樹氏(香川乳腺クリニック院長)
講演:「乳がんの原因と予防」
講師:高橋 護氏(中国労災病院 外科医長)
講演:「精度の高い乳がん検診とは?」
講師:稲田 陽子氏(中央通り乳腺検診クリニック院長)

第二部
みんなで考える乳がんプロジェクト
出演者:比治山大学、広島女学院大学、広島国際大学の学生、若年性乳がん患者ユニット「ぷちきらら」
「心で奏でるピンクリボンコンサート」
演奏:大瀬戸千嶋

第三部 座長:村上 茂氏(広島大学病院 乳腺外科講師)
講演:「要精密検査と言われたら」
講師:角舎 学行氏(県立広島病院 第一一般外科部長)
講演:「乳がんと診断されたら」
講師:大谷 彰一郎氏(広島市立広島市民病院 乳腺外科副部長)
講演:「乳がんのタイプ別治療戦略」
講師:池田 雅彦氏(福山市民病院 乳腺甲状腺外科部長)

参加申込み
きらら事務局へ事前申し込みが必要です。
下記をクリックしてください。
⇒ http://g-town.co.jp/kirara/20091004/20091004-top.htm
締め切り 2009年10月1日(木)
※ なお、定員(先着500名)になり次第締め切りです。

こちらのブログもぜひ御覧ください。
乳腺外科医ブログOver the rainbow
http://tkadoya.blog95.fc2.com/

写真は、緩和ケア薬剤師あてに送られてきた「乳癌検診無料クーポン券」
みなさん、恥ずかしがったりしないで、検診受けましょう!
あなたのために、家族のために。
090928_100516nyuugannkennsinn.jpg
★新型インフルエンザH1N1情報
新型インフルワクチン7700万人分確保へ、というニュース。
5000万人分の輸入を決定した、とのことです。
国産ワクチンは2700万人分。
Yahooニュース 9月26日15時0分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090926-00000046-mai-pol

ワクチンは、全員が希望するわけではありません。
これだけあれば、希望する人にほぼ行き渡ると思われます。
ちなみに大阪では9月30日締切にて
新型ワクチン接種医療機関を手上げ方式で募集がありました。
広島県では具体的方法はまだ決まっていないようです、何の連絡もありません。

なお、
季節性インフルエンザワクチンは、昨年納入実績の7割しか配給されないことが決まりました。
持病のある患者さんが大半ですので、
大変申し訳ありませんが、かかりつけの患者でなく、
ワクチンだけうってください、という希望者については
「一見さんお断り」 とせざるをえない状況です。
御了承ください。

ひろしま国際平和マラソン 参加者募集

2009年09月30日

今年の平和マラソンは、11月3日(祝)です。
申込みは本日、9月30日まで。
みなさん、ぜひ参加しましょう。

私は
毎年10km個人の部に出場していましたが、
今年は10月末から11月3日まで東京で
サイエンスアゴラ2009 が開催となりました。
例年、11月下旬の開催だったのですけれど、
今年は日程が変更になったのです。

今年はサイエンスアゴラで、サイエンスカフェ ポスターセッションの事務局をお手伝いすることになっています。
左巻先生の関与されている 「科学の鉄人」 も見に行くつもりです。
なので、平和マラソンは参加見送りになるかも、です。
他のマラソン大会に参加しようという思いはあるのですが、
具体的なものが思い当たりません。
目標がないと日々走らなくなってしまうと思います。
どうしましょ、このままだと体重管理が・・・。

リレーフォーライフ。
写真は広告の取り外された旧広島市民球場のバックスクリーン。
球場の写真をとることを目的に参加された方も多かったみたいです。
最後の市民球場、しかもグラウンドに立てる最後のチャンスだったので。
P1100687.JPG
★新型インフルエンザH1N1情報
東北大学大学院医学系研究科 感染制御・検査診断学分野 講師 森兼啓太先生が
医療ガバナンス学会メールマガジン (2009年9月26日 20:41)にて
日本の新型インフルエンザ対策はWHOなど世界から驚嘆されている、
という情報を伝えてくださっています。
日本での死亡率は世界平均から2ケタ少ないのです。
http://medg.jp/mt/2009/09/-vol-265.html#more

最後の文章を御紹介。
このまま行けば、日本における新型インフルエンザA(H1N1)に対する致死率は世界で最も低いものになるだろう。そしてそのことに対して、世界中から日本の対応が賞賛されるであろう。野球で言えば勝利の後のヒーローインタビューを受けるのは誰になるかわからないが、その人には是非言って頂きたい。日本の勝利の原因は、国民皆保険に基づく医療アクセスの良さ、そしてそのアクセスを支える現場の医療従事者であると。

このメールマガジンは、学会会員でなくても誰でも読めます。

082-241-6836(代表)

和平会・診療についてのお問い合わせはこちら
平日午後(診療時間内14:30~18:00)