「1票の格差」で衆院選無効
いい天気ですね。
当方のプランターのチューリップも咲き始めました。
今は赤白黄色で、もう少しすればピンクも咲きそうです。
さて、
1票の格差問題では
違憲判決は相次いでいますが、
選挙無効とはされてきませんでした。
しかし、広島高裁でついに選挙無効まで踏み込んだ判決が出ました。
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最大2・43倍の「1票の格差」が是正されないまま実施された昨年12月の衆院選は違憲として、広島弁護士会の弁護士4人が広島県選管に広島1、2区の選挙無効を求めた訴訟の判決が25日、広島高裁であった。筏津(いかだつ)順子裁判長は「もはや憲法上許されるべきではない事態」として違憲と判断し、選挙無効を言い渡した。
中国新聞3月26日
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201303260057.html
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戦後初めての選挙無効判決
ということで
インパクトは大きいニュースのはずですが、
Yahooニュースからは今朝の段階ですでに消えています。
中国新聞地域ニュースやgoogleニュースでは
トップニュースで出ていますけれども。
上告し、最高裁の判断を待つ方針
ということなので
このまま判決が確定することはない、
という「冷めた見方」で
大きく扱うのをやめた、ということなのでしょうか。
現職の外務大臣が選挙無効になるカモ、
という事態ですので
地元民として関心を持っておきたいと思います。
都市部と過疎地の格差をどうするのか、
というのは1票の格差だけではありません。
現在は都市部で稼いだ金を過疎地に配分してきましたが、
これから都市部で高齢化が一気にすすみ
都市部の医療崩壊がおこってきます。
都市部は都市部で医療介護の費用が膨大となってきますので
地方にお金を配分するのは不公平であり効率的でもない、
という議論も出てきます。
単純に人口でお金を配分するのであれば地方にお金が回らなくなります。
人口動態とのからみもあるので
単純に1票の格差解消なんて考えていると
生活面での格差が顕著になるかも、
と考えたりもしています。