ブログ

どうせ死ぬなら「がん」で死にたい

2014年12月7日

昨日は広島市中区でも雪がパラついたりしました。
寒いですね。
サンフレッチェの試合中は雪がじゃんじゃか降っていました。
最終節を勝って終われてよかったですね。
8位でしたが、来年に期待しましょう!

試合中継のテレビに
新スタジアムを市民球場跡地に
という内容の垂れ幕を見ましたが
本当にそれでいいんですかね?
跡地だと3万人入らないかもしれないスタジアムしか作れないんですよ。
その人数だと、世界規模に位置づける大会の開催地には選ばれません。
どうしてもあの場所に、というなら
市民球場跡地と中央公園を合体させれば広大な土地が得られます。
そのためには道路と橋という「都市計画」そのものから
考え直さなければいけませんけれども。
あるいは道路をまたぐように3階の高さにスタジアムを建設する
(既存の道路はそのまま)とか。
そういう発想はないんですかね。
今でている検討意見は「2次元」の発想だけです。
あそこか、ここか、というだけ。
「3次元」で発想すれば 最適解は別に出てくるのですけどね。
2次元の選択しかないならば、5万人規模のスタジアムとするためには
宇品地区にするしかないと思っています。
観客輸送は電車とバスを大増発させれば可能です。
ここだと島の人や四国の人が試合を見にくるのが容易になります。


さて、
がんについて 良くないデータをお知らせすると
そんなことは聞きたくなかった、というコメントをされる方がおられます。
しかし
知らずに死ぬ方がよほど無念が残ると思っています。
がんを正面から受け止めた人の死は、見事なものであることが多いのです。


どうせ死ぬなら「がん」で死にたい 「がん」は不幸な死因ではない
矢来町ぐるり 立ち読み
http://www.gruri.jp/topics/14/06100930/
人は誰も、いつかは死を迎えます。
しかし「がん」でだけは死にたくない、と思っている人は多いのではないでしょうか。
そんな中、『ホスピスという希望―緩和ケアでがんと共に生きる―』(新潮文庫)の著者で愛知県国立病院機構豊橋医療センターの緩和ケア部長でホスピス医である佐藤健先生は、皆さんに「どうせ死ぬなら、がんで死にたい」と思って頂けるような時代を創ることが自身の目標だと言います。

視点を変えて、がんに罹ったら、がんに罹るまで長生きできたんだ と考えてはいかがでしょう。
がんで死ぬということは、不幸な死ではないということです。
***一部引用


これまでお伝えしたことがありますが
「私は癌で死にたい」
というタイトルの著書も2冊あり、
2冊とも癌緩和ケア医が書いたものです。

上記たちよみの文章もぜひ読んでみてください。

癌の話なんか聞きたくない、
ではなくて
癌の話をもっと聞きたい、聞かせて下さい、
という時代になればいいと思っています。

旭鳳 仕込み第一号

P1000465.JPG

★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

老後難民予備軍が増加中

2014年12月6日

寒いですね。
中区では雪は降っていません。
橋の上などの路面の状態は よくわかりません。
交通事故にじゅうぶん御注意ください。

昨日は診療終了後にレセプト作成し
オンラインで送信しました。
バックアップ保存まで含め、30分あれば終了します。
便利な時代になっています。


さて、
興味深い記事が出ておりました。

【前編】老後準備資金0円が4割も…。「老後難民」予備軍が増加中!
ダイヤモンド・オンライン 12月4日(木)8時0分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141204-00063104-diamond-soci
フィデリティ退職・投資教育研究所のアンケート調査によると、退職後生活準備額が0円という人が、全体平均で44.8%もいることが分かりました。老後資金の有無を真剣に考えざるを得ない世代である50代でも、男性で32.1%、女性で28.6%が、0円と答えています。
***一部引用


ええと、
この記事に出ているアンケート結果というのは
興味深いものがあります。
そして、
老後にどれだけの資金があればいいのか、
という試算値も示してくれています。
記事そのものは
老後資金の用意が出来てない人は
これから投資信託しましょう、
みたいな方向に話が展開していきますので
その部分は参考程度にしておくとしても
データと考え方そのものは 面白いと思います。


老後資金の手当てまで回っていない人が
こんなにいるのか、
というのは驚きのようでもあり、
まあ そんなものかもしれないな、
というレベルかもしれません。

考えてみると
私自身も、医院のオープンにともない
15年返済ローンを組んで銀行に借金しておるわけです。
ウインドウズXPパソコンの問題、などのように
必要な機器の更新の費用も毎年のようにかかりますし
自転車操業のような状態はまだまだ当分続きます。
もし今 死んでしまったら 
生命保険金が借金のカタに取られてしまう、
という状況なんですね。
老後の資金を蓄える、という段階にはないです。
50歳代の私も老後資金0円の一人です。


後編も出てくると思いますので
あわせて読んでみてください。

老後をどうするのか、どうなるのか、
というのは
候補者・政党を選ぶ重要なポイントだとも思います。


活性にごり酒が好きです。
酒商山田 で 購入。
七本鎗

P1000464.JPG

★インフルエンザ情報
全国で流行入りと発表されました。
昨年より3週間早い、
この10年間では2番目に早い、とのことです。
手洗い・咳エチケットよろしくお願いします。

年だから無理するな

2014年12月5日

インフルエンザワクチン接種について
当院ホームページの「お問い合わせ」から
連絡をいただいた方がありますが、
記入いただいたメールアドレスに返信が出来ません。
アドレスの記入ミスをされたのだと思います。
当方からは他に連絡手段はありませんので
思い当たる方は電話で御連絡ください。
今年のインフルエンザワクチン接種は
あと数人で終了です。



寒いですね。
昨日は吉島ブロック会でした。
吉島地区の開業医・病院医師の会議と懇親会です。

土谷総合病院循環器科に
毎年3回、フルマラソンを走っている医師がいて
サブスリー(3時間以内でゴール)なのだそうです。
すごいですね。
何歳までサブスリーで走ることができるか、
というチャレンジ中なのだそうです。

整形外科の医師も3名おられたので
私は
30kmすぎると膝の上側が痛くなる、
と相談してみると
いろいろアドバイスが出ましたが
結論としては
年だから無理するな、ということになりました。
ま、そのとおりですね。


今年2回目の忘年会。
正弁丹吾 フグ刺し

P1000473.JPG

★インフルエンザ情報
鳥取県が流行入りを発表しました。
中国地方も、もう流行期です。
手洗い・咳エチケットよろしくお願いします。

高齢化社会に適した急性期病院

2014年12月4日

広島市中区は今朝は雨です、寒いですね。
山の方は雪のようです、気をつけましょう。


さて、
今後、団塊の世代が後期高齢者となる2025年以降、
年間死亡者数が増えます。
今より年間で40万人程度 増えると試算されています。

現在、人々がどこで最期を迎えているか、というと
病院 約80%
自宅 約12%
診療所 約3%(有床診療所ですね)
施設 約5%  
というのが概算比率です。
最近数年間は この比率に大きな変化はなく
施設での看取り比率が少し増加している程度の変化です。

この比率が今後も保たれると仮定すると
増加する死亡者も、この比率で増える、
ということになるわけですが。

病院での看取り数(死亡数)が増えるためには
病院でのベッドの回転(入院・退院)が速くならなければ出来ません。
入院期間の短縮が出来ないと
病院での看取り数をこれ以上増やせないのです。
ところが
一昨日の当ブログでお伝えしたように
病院協会は 在院日数の短縮はもう限界である、
と 発表しました。
病院での死亡者数は、これ以上は大きく増えない可能性があるのです。

これが
施設や在宅での看取りを増やさなければいけない、
選択肢(受け皿)を広げておかねばならない、
という政策につながっています。


急性期病院に高齢者が押し寄せたのでは
病院はパンクしてしまいます。
そうならない方法があるとすれば
急性期病院の利用を、考え直してみること。
たとえば
「認知症や、介護施設に入所している人は
急性期基幹病院を利用するのは止めましょうよ」、
と 病院機能ごとに利用を促す方法です。
NPO法人 医療制度研究会 ~21世紀の医療を共に考える会~
に 投稿された文書など読むことが出来ます。
http://www.iryoseido.com/toukou_top.html

http://www.iryoseido.com/toukou/01_005.html

高齢化社会に適した急性期病院、
という視点での提言がされています。
ほとんどの高齢者は、気管切開・人工呼吸を受けてまで
長生きしたいとは思っておりません。

高齢認知症の人などは
べつに地域基幹病院を受診しなくたって
他の病院でいいじゃないでしょうか?
ということです。
お腹がすいた時に、
全員が三ツ星レストランに行くべきではなくて
総入れ歯の高齢の人は 近所のうどん屋さんでいいんじゃないの、
そのほうが本人に適した対応、本人の希望に沿った対応を受けられるんじゃないの、
ということです。


救急病院の側も、困っているんです。
認知症の人は診療困難94% 搬送後、意思疎通できず 
47NEWS 2014年11月27日
http://www.47news.jp/CN/201411/CN2014112701001319.html
認知症の人が急なけがや病気で搬送され治療を受ける場合に、全国の救急病院の94%が対応に困難さを感じている
***一部引用

救急病院側の本音を言えば
認知症の高齢者には基幹救急病院に来てほしくない、
来てもらっても対応に困る、
認知症高齢者は高度救命救急センターではなく他の医療機関で診てもらえませんか、
ということなんです。


病院の在院日数の短縮は、もうこれ以上は困難だ、
ということは
次にこうした事態・こうした発言が来ることを意味しています。
自分や親には「最高・最善の医療」をしてもらいたい、
という気持ちはわかりますが、
「身の丈にあった治療でいいです」、に しませんか?
高度急性期医療が、最善とは限らないんです。


ドバイ の 野菜炒め
カキやエビも入って、すごいボリュームです。
定食でも、単品でも注文できます。

P1000459.JPG

★インフルエンザ情報
岩手、東京、大阪の一部で注意報レベルになっています。
手洗い、咳エチケットよろしくお願いいたします。

投票に行きましょう

2014年12月3日

寒いですね。
今日は広島市内でも雪になるかもしれない、とのことです。
車の人は用心が必要です、
冬用タイヤに切り替えておきましょう。


昨夜は、神戸マラソン後に久しぶりに
ジムに行ってきました。
まだまだ体は本調子ではないので
ストレッチを2クール。
トレーニングマシンも負荷を軽くし、
パワー筋トレというよりは正しいフォームを意識しての運動。
寒い日でも雨の日でも運動できる、というのは ありがたいです。


さて、
選挙なんですが
なんだかよくわからんままの選挙戦突入ですね。
話を聞いてみたいと思う党は 我が家の選挙区で候補を立ててなかったり。

原発をどうするのか。
その1点で今回は候補者/政党を選びたいと思っています。
今回も期日前投票のつもりです。
投票日に在宅患者が重症・急変がないとは言えませんから。

消費税をどうするのか、
社会保障をどうするのか、
など
国民生活に直結する選挙争点もあります。

投票に行きましょう!


ドバイ の まんぞく定食A
ミニドバイ焼き と 牛焼肉。
御飯の量も多くて、満腹になります。
大学生などのガッツリ食べたい若者向き。

P1000460.JPG

★インフルエンザ情報
宇品中学校で学級閉鎖。
現在は南区で患者が多いようです。
手洗い、咳エチケット、よろしくお願いいたします。

入院期間短縮は限界

2014年12月2日

昨日は寒かったですね。
往診時、風が強く、冷たかったです。
今朝は吉和などでは雪だそうです。
冬、ですね。
カゼひかないよう手洗いしっかりおこないましょう。
咳エチケットもよろしくお願いいたします。

さて、
高齢者が増えてきますと
もともとの持病を持った人が多いわけで
救急車で急性期病院に搬送される方も増えます。
次の救急患者を受け入れるためには
入院期間を短縮して、ベッドを空けておかねばなりません。
厚生労働省の診療報酬誘導もあって、
在院日数短縮に、各病院とも取り組んできたわけです。
ところが
急性期病院の側では
在院日数の短縮はもう限界である、
という主張が出てきています。


1つ引用しておきます。
厚生労働省の発表。
2013年9月時点での病院の平均在院日数は34日です。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/11/dl/03.pdf

いまでも
「病院は3か月、90日間は入院させてもらえるのでは」、
と思っておられる方もおられます。
しかし、3か月入院出来たのは、はるか昔のことです。
現在では、入院したその週には
退院の相談がはじまります。
入院当日から、退院にむけての相談・調整がはじまることも多くなっています。
地域の基幹病院ですと、
平均在院日数は14日程度となっています。
リハビリは回復期病院や在宅リハビリでおこなってください、
ということになります。
よくなるまで この病院に置いてください、というのは
もう無理なんです。


さて、
病院への入院日数の削減がこれ以上は難しい、となると
今後は どうなるでしょうか?
高齢化にともない病人は増え、急性期病院に空きベッドが出来なくなってきます。
急性期病院への入院待ちが生じる可能性が高くなる、
ということです。
救急車が、入院先を探しまわるようになります。
何軒もの病院に満床で断られ
隣の市町、隣の県へ搬送されるケースも増えてくるでしょう。


今後、年間死亡者数は増加してきて
現在より年間で約40万人増えると予測されています。
どこで看取るのか、最期をどこで迎えたいのか。
みんなが病院を希望したのでは
病院はパンクし受け入れ不能になるでしょう。
病院側の努力はすでに限界に来ていますよ、
ということを今回の記事は語っています。


三越広島店 全国味めぐり
八ヶ岳ブレッドの オレンジブレッド

P1000461.JPG

★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

家族がいないほうが幸せかも

2014年12月1日

寒いですね。
山陰地方などは雪になるかもしれないそうで
御用心ください。

今週には全国でインフルエンザ流行入りが宣言されそうです。
当院では、例年より早くインフルエンザワクチンを受けるよう
ブログでおすすめしてきました。
ワクチンは一度追加発注したのですが
それも残が少なくなってきました。
それがなくなり次第、今シーズンのワクチン接種は
終了としたいと考えております。
今週中にはワクチン終了となる見込みです。


さて、
11月29日の土曜日は
広島市中区 在宅医療推進研修会 に出席してきました。
模擬事例の事例検討を通じて
どんな職種がどんな内容で支援することが出来るか、
どういった連携することが出来るか、
ということをいっしょに考え
地域で顔の見える関係を作っていくための会です。

昨日の当ブログで御紹介したような
身近に支えてくれることが期待できる家族のいない一人暮らしが
模擬事例として提示されました。
(実際に経験したケースが元になっており
全くの架空事例というわけではありません。)
このような事例は多くなっており、
今後ますます増えていくと思われます。


私どもの経験からいきますと
最期まで家で暮らしたい、家で死にたい、
という希望は
「一人暮らし」の人の方が簡単です。
もし同居の家族や、近い身寄りの方がいて
「こんな状態では家ではとても無理」
と言いだすと
家での生活・家で最期まで、というのが出来なくなるのです。
一人暮らしだと
その決定に誰も反対する人はおりません。

家で死にたい、という本人の希望を
一番壊しているのは じつは家族なんです。
家族(の中のこの人)さえいなければ
家で死にたいという本人希望はかなったのに、ということが非常に多い。
そういう意味において
家で死にたい、という希望は 
一人暮らしの方のほうが簡単に実現できます。
認知症が進行してきた高齢一人暮らしだと
最初の希望・最初の決定が途中でくつがえることもありませんので
最初の希望どおりに在宅チームは動きます。
認知症一人暮らしのほうが、在宅方針の貫徹は簡単なんです。

一人暮らしでは、最期まで自宅というのは無理ではないか、
と 思われる人が多いかもしれませんが
実際には一人暮らしの方のほうが簡単です。
在宅チームにブレが生じないので
なんとか支え続ける方法を編み出していきますから。

もちろん、
御家族が本人を支えて下されば
それが一番しあわせなことです。


三越広島店 全国味めぐり
551蓬莱 の シューマイ。
最終日の昨日は、空いていて行列しないで買えました。

P1000466.JPG

★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

心に残る出会い63 ヨーロッパの娘さんが間に合ったKさん

2014年11月30日

毎月の最終日曜日は心に残る出会いです。

Kさんは72歳。
一人暮らしをされていました。
あるとき、足がむくむようになり
近所の整形外科医院で治療を受けましたが改善せず
内科診察を希望されて当院を受診されました。
診察所見で腹部に塊があり、
Y病院に検査目的で紹介することとなりました。
結果は進行した胆のう癌。
Kさんは積極的治療は希望されませんでした。
入院治療で体調が落ち着いたため
自宅での生活を希望され、
訪問診療で当院が担当することとなりました。

しばらくは痛みは軽く、第二段階の鎮痛薬でコントロールできていましたが
次第に痛みが強くなります。
オピオイド(医療用麻薬)に切り替えて
痛みのコントロールが続きます。
息苦しさも出てきて
在宅酸素もはじまります。

次第に衰弱しはじめ
「最期はどうされますか?
病院に入院しますか、それとも自宅で最期まですごしますか?」
ということが話題になった段階でのことです。
じつはヨーロッパに娘がいるはずだが、連絡先が全くわからない、
葬式は民生委員さんに出してもらうのでいい、
ということをKさんが口にされました。
これまで入院先の病院でも、あるいは私たちにも、
身よりはまったくない、
という話しかされておらず
娘さんがいる、という話に誰もが驚いたのでした。

こういう時に、ケアマネージャさんの動きはすばやいです。
本当に頼りになります。
娘さんとの連絡方法が判明し
Kさんの現在の病名・病状と、今後の見通しをお伝えすることが出来ました。
Kさんが離婚した後、娘さんとの交流は全くなかったけれど
たった一人の子供であるし
最後ということなら父に会っておきたい、とのことでした。

Kさんは食欲がなくなり、状態はいよいよ悪化してきました。
娘さんは帰国の手配をされましたが
聞いてみると その飛行機の便はまだ何日も先のことでした。
それでは間に合わない可能性があります、と伝え
早い日程の便に取り替えていただくようお願いしました。
家族全員が並んでの席は取れなかったですが
帰国便が変更できて、日程は早くなりました。

翌日の訪問診療のさいに
明日、娘さんたちが帰ってきますよ、と伝えると
Kさんはにっこりされました。

娘さんたちは、帰国され、まっすぐ広島に帰ってこられました。
Kさんは この時点では努力呼吸ではあるものの意識はあり、
娘さんたちと会話できました。

その日の夕方、Kさんはお亡くなりになりました。
Kさん、娘さんが間に合ってよかったですね。
お孫さんにも会えましたね。


一人暮らしの方は多く、
「身寄りはない」、と言われる方も多いです。
本当に誰もいない場合には
民生委員さんが火葬ほか引き受けることになります。
遠い親戚がいて、おい や めい の方が 
これまで会ったこともない人の身元引き受けになることも
珍しいことではありません。
治療は全てお任せします、
死んだら連絡ください、
火葬そのほかもそちらで全部お任せします、
なんて言われることもよくあります。
身寄りがない、という話であっても
よくよく聞いてみたら別れた妻や子供さんがいる場合もあります。
そんな時にケアマネージャさんは手を尽くして調べ
何年・何十年も音信不通だった子供さんに連絡がとれることもあります。
ドラマのような世界が、現場ではときどきあります。


ドバイ
古くからある店で、一度は行ってみたいと思っていました。
ドバイ焼 肉玉そば
ボリュームあります。

P1000457.JPG

★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

神戸元町商店街の衰退

2014年11月29日

雨でしたね。
これで紅葉した葉もだいぶ落ちたでしょう。
今日は公園などの地面がきれいでしょうね。


さて、
神戸マラソンのときに
緩和ケア薬剤師は神戸元町の商店街を歩いてきました。
広島市でいえば、本通り商店街に相当します。
ユーハイムや神戸風月堂の本店があったりして
おしゃれな商店街、というところ。

数年前(4年前?)にも歩いていますが、その時にくらべ
シャッター通りになっています。
閉店セールをやっている店もかなり多かったので
シャッター通りはますます悪化していくのだと思われました。
そして
服やカバンなどを売っていた店の跡は
マッサージ店になっていたりします。
また、
以前は、コンビニは商店街の中には作らない
という内規があると聞いたような気がしますが、
今回は商店街の中にコンビニもありました。

客がはいっているのはコンビニだけで
他の店には客の姿はほとんど見かけません。
みなさんが神戸マラソンの応援にでかけていただけ、
ならば いいのですが。

路面も補修されておらずガタガタでした。
数年前にくらべ
見る影もないほどの衰退です。

神戸の有名な商店街でも、この状態です。
広島の商店街も、同じようになっていく可能性は
じゅうぶんあると思いました。
昨日の中国新聞にも、たかの橋商店街などの経費削減についての
記事が掲載されておりました。

さびれていく商店街をどうすればいいのか、
答えはすぐにはわかりません。
もしかしたら商店街の存在意義は、もうなくなった時代なのかもしれません。
商店としてだけ考えるのではなく
実際にその場に住んでいる人を増やせばいいのではないか、
とも思いましたが
どうでしょうか。
商店街に沿ってマンションを建て、
その1階2階は商店として営業していく。
商店街だと地価が高いでしょうから、そういう構想も無理なんでしょうかね。


マラソンついでに
AKBマラソン部の新体制が発足し
瀬古さんが監督になる、とか。
全国女子駅伝に出たい、とか抱負を話されたそうです。
子どもの頃からダンス習ったりしてきた人もいるでしょうから
運動能力の高いメンバーもいるでしょうね。
11月30日の富士山マラソン(フルマラソン)に
出場するメンバーもいるそうです。
調べてみてなかったですが、1万5000人の大会です。
マラソンブームですねえ。
AKBマラソン部をDeNA瀬古氏ら支援
日刊スポーツ 11月28日(金)19時26分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141128-00000077-nksports-ent


ハーベストファームのアップルパイ

P1000266.JPG

★インフルエンザ情報
全国的に患者増加し、来週には流行入り宣言が出そうです。
例年より3週間早い状況です。

働く能力の回復

2014年11月28日

朝は寒いですね、吐く息が白いです。
昨日昼間の往診は、いい天気・いい気温だったのですけど。
公園など、落ち葉の色がいろいろ。きれいです。

さて、
11月25日(火)は
広島市医師会 産業医研修会に出席してきました。
足が痛いので、運動するはずもなく、
座学に時間を回すのに何のちゅうちょもありませんから。

講演2
慶應義塾大学ストレス研究センターが考える「これからのメンタルヘルス対策」
~「働く能力」の回復を目指した支援~
講師:慶應義塾大学 白波瀬丈一郎 先生
要点
(私なりの解釈に言葉は変更しています)
メンタル不調の人が休職し、その後復職しようという段階では
現場はいろいろな悩み・問題に直面します。
復帰してうまくいかないと、すぐ目標の下方修正をおこなうことも多いです。
しかし
例としてプロスポーツ選手のケガのあとのリハビリ・復帰のような考え方をすればいいのではないか。
ケガすれば、まず休みます。
手術したり、ギブスをつけたりする時期です。
そのあと、リハビリ期間がきます。
次には、ある程度負荷をかけながらの自主練習をおこない、
その次には紅白戦・練習試合など実戦形式の練習となります。
そして一軍復帰(職場復帰)となるわけです。
こうした流れを
期間を区切りながら本人と合意の上で
「あらかじめ」決めていきます。
実戦形式(お試し出社)などは、本人にはそれなりにストレスがかかります。
でも、そのストレスで本人は成長していく。
そして、そのストレスを乗り越えることが出来なければ
第一線で活躍することなど 出来ないのです。
そこをチームとして支援していく。
この方法を導入してから
会社に勤務し続けることの出来る人の率は20%程度アップしているそうです。

言われてみればもっともなことですが
そのような考え方・指導方法というのは
メンタル不調についてははじめて見ました。
働いてお金を稼ぐ、という意味では
プロ野球やプロサッカー選手と会社員は
なにも変わりはないですものね。



広島駅ナカ ハースブラウン
もみじあんぱん と サンドイッチ

P1000269.JPG

★インフルエンザ情報
27日、東京都が流行入りを宣言しました。
11月の流行入りは7年ぶりだそうです。
今年は流行のはじまりが早いです、
ワクチンをお考えの方は早めに受けましょう。

082-241-6836(代表)

和平会・診療についてのお問い合わせはこちら
平日午後(診療時間内14:30~18:00)