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心に残る出会い6 おいの方ががんばったYさん

2009年12月6日

おいの方ががんばったYさん
Yさんは83歳。
18歳のとき事故で両下肢切断となっていました。
昔のことですから、障害者が車いすで外を出歩くとか就職するとかいう世界ではありません。
それ以後じっと家の中で生活するしかありませんでした。
両親の死後は兄弟の家を転々としましたが、その兄弟も亡くなり、
おいの方がお世話をされていました。
脳梗塞をおこすなどして、次第に車いすでの外来通院もむつかしくなり、
在宅治療を希望されて当院に依頼がありました。

おいの方は、非常にきちょうめんな方で、
医師、看護師、介護ヘルパー等から指導を受けたら
きっちり指導どおりこなしておられました。
ですから、十年以上も寝たきりなのに、じょくそうなど全くありません。
関節が固まって動かない場所、というのも 一つもありませんでした。

入浴とテレビが好きなYさん、
安定した日々がしばらく続いていましたが、
ある夜、突然ケイレンをおこしました。
緊急で夜間往診しましたが、こういう時は脳の異常が疑われます。
救急車で入院されましたが、出血性梗塞でした。
出血性梗塞というのは、小渕総理大臣が亡くなられた病気です。
現在の医療では、救命することは とても難しい状況です。

およそ3週間後に、Yさんは亡くなられました。
両親、兄弟、子どもといった関係でも、ここまで献身的にはできないだろう、
と思うほどの見事な介護でした。
じつに立派なおいの方でした。
こんな方には はじめてお会いしたように思います。

ビバーチャでダルビッシュと勝負。
11月3日の平和マラソンで右足を痛め、1ヶ月間 運動を控えていました。
ようやく軽い運動再開です。
バッティングセンターは、ちょっとしたストレス解消にはいいですよ。
本当はソフトボールを打ちたいのだけれど。
寒い冬のバッティングセンターは屋内に限りますね。
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★新型インフルエンザH1N1情報
大きな動きはありません。

新型インフルで今度は唐辛子価格高騰

中国でのお話です。
11月26日の当ブログにて、
中国とセルビアで、新型インフルに効果がある、というウワサ話で
ニンニク価格が高騰している、というニュースをお伝えしました。

今度は
トウガラシが新型インフル予防に効果がある、
というウワサで
トウガラシ価格が数倍に跳ね上がっている、ということのようです。
Yahooニュース 12月4日8時56分配信 Record China
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091204-00000003-rcdc-cn

面白いのは、価格高騰の分析です。
上記記事より。
「トウガラシ価格高騰の理由は、ニンニクの買い占めで利益を得た投機筋が、今度は照準をトウガラシに合わせたため、との見方が出ている。(翻訳・編集/東亜通信)」

根拠のないウワサは、
「誰かが利益を得るために あえて流されている」、
という可能性があるわけです。
根拠のない話を流し、
国民が踊らされ、
その裏で誰かがたんまり儲けている・・・という図式です。

「××が体に良いらしいよ」、という話に すぐ飛びつくべきかどうか、
もうこれで おわかりですね。
すぐ飛びつかず、立ち止まって一息入れて考えてみましょう。

一度うまい汁を吸った人たちは、
柳の下のどじょう2匹目、3匹目を狙って
次々と同じような手法を繰り出してくる、
という教訓も読みとれますね。

ニセ科学・ニセ医学を考える上で、
新型インフル関連で具体性のある良い実例だと思い御紹介しました。

今週の花 ブルーレース、ブバリア、トルコキキョウなど
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新型インフルワクチン入荷

新型インフルエンザのワクチンが入荷しました。

昨日午前に配送がありました。
おそらく県内医療機関のほとんどは昨日配送があったと思います。

「じゃ、急いで病院・診療所に行こう!」 と思ったあなた、
ちょっと待って、最後まで読んで下さいね。

今回も、わずかな数量しか国から入荷していません。
接種希望者の数に比べて100%の数が配分されたのは
・妊婦
・「基礎疾患のある最優先グループ」のうち1歳~小学3年生まで
だけです。
その他の方については
医療機関から請求があった人数の 約20%しか配給されていません。
これは県内一律でそういう比率で配分されました。

ですから、
「基礎疾患あり最優先グループ」に該当する方であっても、
まだ今回も受けられない、という人がたくさんいる状況です。
最優先でない人は、まだ順番はまわってきていません。
新型ワクチンを御希望の方は、
あわてて病院・診療所に行くのではなく、
予約をしてお待ちください。

なお、
当院で予定されていた妊婦の方のキャンセルが出ましたので
(いつまでも妊婦でいるとは限らないですよね)
妊婦用ワクチンを御希望の方はお問い合わせください。
防腐剤の入っていないシリンジ型ワクチンを御用意できる見込みになっています。
来週なかばに入荷予定です。

先日、緩和ケア薬剤師が参加している合唱グループの忘年会でした。
広島国際ホテル、盲導犬OKです。
宴会のあいだ、盲導犬は飼い主の足元で静かにおやすみ中。
盲導犬はとてもかしこいですね。
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NHKサイエンスゼロ 緩和ケア12/4

NHKサイエンスゼロ 緩和ケア12/4

11/28に緩和ケアについて放送したそうです。
当方は翌日11/29のサイエンスカフェ、公開講演会の準備で手一杯。
番組を見逃していました。
再放送があるそうです。
12月4日 (金) 19:00~ 教育。
ぜひ御覧ください。

内容
新しいシリーズ「最新科学が見つめる生と死」。第1回はがんの緩和ケアがテーマ。患者から痛みなどの苦痛をとる医療を「緩和ケア」と呼ぶ。がんは日本人の死亡原因の第一位。これまで、がん患者に対する緩和ケアは、治療ができなくなってから行われるものとして捉えられてきたが、最近、治療と並行して早い段階から行うものとして捉えられるように変わりつつある。しかし実情としては、日本のがん研究の中枢・国立がんセンター中央病院でも、専任の医師のいる緩和ケアチームは昨年作られ、患者の痛みに応えるようになったばかりだ。緩和ケアの問題として挙げられるのが、がんの痛みの原因が患者によって様々で、痛みのメカニズムも複雑なため、痛みをとる方法が「経験」に頼られていることだ。例えば、がんの鎮痛薬として使われる医療用麻薬(モルヒネなど)以外にも、がんの痛みに効くとされるいわゆる「鎮痛補助薬」は数多く知られるが、基礎研究による科学的な根拠がないまま使われていることもある。こうした鎮痛のメカニズムを科学的に解明しようと始まった研究や、口のケアを緩和ケアにつなげる試み、さらに患者が病院を選ぶ際の指標にしやすいように、緩和ケアの具体的な成果を公表する取り組みなど、日本の緩和ケアの現状と病院の取り組みを追う。
【出演】 キャスター 安めぐみ
山田賢治アナウンサー
専門家ゲスト 的場元弘さん(国立がんセンター中央病院緩和医療科医長)
コメンテーター 大島まりさん(東京大学教授)
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp284.html

今週の花 ドラセナ、白い花
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★新型インフルエンザ情報
広島県 ワクチン接種スケジュール前倒し
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/page/1256611597986/index.html
12月1日付けで、広島県が前倒しスケジュールを発表しています。
とはいえ、前倒しになるグループは
・小学1-3年生     12月7日から
・1歳未満の小児の保護者 12月21日から(予定)
・小学4-6年生     12月21日から(予定)
だけです。
12月21日に前倒しというのは、1月から予定のグループでした。
小学生(4-6年)は冬休みの間に接種できますね。

葉酸とビタミンB12でガン死亡増加

ガンなどの予防を期待してサプリメントを摂る人が増えているようですが、
そういう人たちにショッキングな論文が出ました。
まとめると、
葉酸・ビタミンB12は
・心筋梗塞や脳梗塞の発症予防効果はなかった。
・がん発生率、がん死亡率、総死亡率を上昇させた。
ということです。

有名なJAMAという雑誌です。
(日本語だと「アメリカ医師会誌」、となりますが、
アメリカ専門医会誌というのが実状に近い、非常に優れた論文誌です)。
あるブログに日本語訳が掲載されましたので紹介します。
(このブログからリンクをたどれば原文=英語=も読めます)

ノルウェーの虚血性心疾患患者6,837人に葉酸(一日0.8mg)とビタミンB12(0.4mg)等を投与した二つの臨床試験を合わせて追跡期間を延長したところ、二つの栄養素を投与した群では、投与しなかった群と比べて、がん発生率が1.21倍、がん死亡率が1.38倍、総死亡率が1.18倍に上昇した。論文はJournal of the American Medical Association 2009年11月18日号に掲載された。
http://blog.livedoor.jp/ytsubono/archives/51729316.html
二つの臨床試験の主目的は、葉酸を含むB群ビタミンの投与により、動脈硬化の危険因子である血中ホモシステイン濃度を下げ、心筋梗塞の再発や脳梗塞の発症等を予防することにあった。しかし中央値で39ヶ月の投与により、どちらの試験でも効果を認めなかった。二つの試験の結果は、2006年と2008年にそれぞれ論文報告されている。
今回の論文は、当初の計画にはなかった調査だが、追跡期間を中央値で38ヶ月延長して、葉酸等の投与ががんと総死亡に及ぼす影響を評価した。

妊婦については葉酸摂取がすすめられていますが(アメリカでは)、
それ以外の方には葉酸・ビタミンB12は要注意だと言えるでしょう。

栄養は食事でとるのが一番です。
サプリメントには害がない、と思っている人がいますが、
薬剤として特定の栄養素のみを多量に摂取するのは、きわめて不自然なことなのです。

同一のサプリを長期間使用しないことが重要だと思います。
また癌予防の効果をサプリに期待しすぎないほうがよいと考えられます。

日々バランスのよい食事を心がけましょう。
それが一番ですよ。

こども文化科学館、旧広島市民球場付近の紅葉
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★新型インフルエンザ情報
新型ワクチンについて、厚生労働省の調査団がカナダに調査に行っています。
しかし、すでに報道されている以上の詳しい情報は
現地に行っても何も入手できないだろう、と思っています。
ある1ロットでアレルギー反応が多かった原因というのは
特定できるとしても数ヶ月後になると思います。
原因は不明、という結論になる可能性も高いです。
ワクチン接種スケジュールに変更が生じる可能性はないでしょう。

それよりも
すでに国民はかなりの数・かなりの率で感染してしまっています。
すでに感染した人たちにワクチンは不要です。
つまり、輸入ワクチンは大量に余る可能性があります。
今回の事例を口実に、輸入を減らすほうがいいと思っています。
そのために派遣された調査団であれば、派遣する価値は大いにあります。

新型ワクチン救済法と肝炎対策基本法が成立

2009年12月1日 ,

新型ワクチン救済法と肝炎対策基本法が成立
Yahooニュース 11月30日16時36分配信 医療介護CBニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091130-00000006-cbn-soci
「新型インフルエンザ予防接種による健康被害の救済等に関する特別措置法」(新型ワクチン救済法)と、肝炎患者の救済を目的にした「肝炎対策基本法」は11月30日の参院本会議で可決、成立した。自民党が欠席する中、新型ワクチン救済法は賛成多数、肝炎対策基本法は全会一致で可決された。

医師として、どちらの法案も、成立して良かったな、と思います。
これで新型インフルエンザワクチンを安心して受けられますね。

でも、なぜ自民党は全員欠席しなければならないのか?
とくに肝炎対策基本法は「超党派の議員立法」という話もあったはずで
自民党衆議院 大村議員も「成立してほっとしている」とテレビニュースで語っていました。

自民党議員さんは、ワクチン犠牲者救済、肝炎患者救済の法案に反対なのだろうか?
救済しなくてよい、と思っているのだろうか?
・・・自民党の行動が理解できません。
首相の献金問題の追求と 患者救済法案の審議・議決は別な問題だと思います。

(鳩山首相を弁護するつもりではありません。
母親から首相に金が流れたのは、
単に政治資金・献金がらみという問題ではなく、
相続税のがれ、贈与税のがれの脱税事件とも言えるのではないか、と思っています。
これが事実であったなら辞職するしかないでしょうね。)

公開講演会 「水の惑星 地球を知ろう7」の会場風景。
参加者には全員テキスト、資料を配付しました。
参加記念品として国立天文台星座早見もプレゼントしました。
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漢方が保険診療から消える 署名のお願い

漢方が保険診療から消える 署名のお願い

11月11日(水)の行政刷新会議事業仕分け作業の結果、漢方・ビタミン・湿布薬を保険給付からはずすという財務省案にワーキング・グループ15名のうち11名が賛成しました。
藤井財務大臣は、行政刷新会議で決まった項目は復活折衝しない、と言っています。
(11月25日夜のテレビニュースによる)
つまり、この仕分け報告がそのまま上がれば、漢方薬は保険診療できないことになります。

癌の患者さんでは、「食欲不振」はよくみられる症状です。
私どもは、そういう時に漢方薬はよく使用しており、効果もあります。
抗癌剤治療による吐き気・食欲不振のときにも漢方はよく使用しています。
補剤と呼ばれる一群などから体型・病状等に合わせて選択して処方しています。
(六君子湯、補中益気湯、十全大補湯、人参養栄湯など)
また癌による、あるいは抗癌剤によるシビレ・神経障害に効果のある漢方薬もあります。
(牛車腎気丸という漢方薬などです。)
癌でなくても、長引く咳、便秘、冷え性、不眠・不安などなど、漢方薬の出番がある患者はいます。

癌治療あるいは緩和ケアにとって、日常診療にとって、
漢方薬は重要な薬なのです。
なくてはならない薬なのです。

今、漢方薬が保険診療からはずされようとしています。
長妻大臣は漢方はずしに異議を唱えています。
長妻大臣を応援していく必要があります。

長妻厚労相が「漢方保険外」に異議
Yahooニュース 11月29日17時8分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091129-00000522-san-pol

漢方薬を保険診療からはずさないよう、日本東洋医学会などが署名活動をおこなっています。
ぜひご署名をお願いいたします。
署名は以下のホームページでできます、電子署名です。
署名は簡単です。医師でなくても誰でも署名できます。

またお知り合いの方にも署名をぜひお願いしてください。
よろしくお願い申し上げます。
http://www.tr-networks.org/usr/NPO-usr-504-064.html

携帯からも可能です。
http://bit.ly/kshomei

この署名についての情報は転送歓迎です。
署名提出は12月7日までです。
それまでに署名をぜひよろしくお願い申し上げます。

今週の花 カサブランカ(ピンク)、ドラセナ
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★新型インフルエンザ情報
昨日の新型ワクチン入荷見込み情報の続き

昨日は妊婦用ワクチンには触れませんでしたが、
1週間遅くなるスケジュール見込みです。
医療機関への納品は12月10日前後になると思われます。
妊婦の方々、もう少しお待ちください。

公開講演会 水の惑星 地球を知ろう 7 参加者募集

2009年11月29日 ,

水の惑星 地球を知ろう 7 参加者募集のお知らせ

本日です。
2009年11月29日(日)14~16時、
広島市こども文化科学館1階アポロホールで、
公開講演会「水の惑星 地球を知ろう7」を開催します。
今回の講演は、
1:広島大学宇宙科学センター 植村 誠先生
「望遠鏡と人間が見た宇宙の姿」、
2:国立天文台台長 観山正見先生
「第2の地球をさがせ」
です。

今年は世界天文年で、それにちなんで広島にゆかりのあるお二人から天文についてのお話をしていただけることになりました。
観山先生は広島の出身なんですよ。

こども向け講演会ですが、一般の方の参加も大丈夫です。
参加費は無料ですので、ぜひいらしてください。
質問時間もたっぷり用意しています。
この講演会は私どもが主催しており、
年間のなかでもっとも力を入れているイベントです。

詳細については以下をご覧ください。
http://yac-hiroshima.sesn-j.org/pdf/20091129_chirashi.pdf

ジャムくん。屋上はまぶしいなあ。
目を細めています。
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★新型インフルエンザ情報
インフルエンザについて、ワクチンについて、電話等での問い合わせが増加しています。
折口内科医院ホームページ 「病気のおはなし」に インフルエンザについての情報を掲載しましたので、ぜひご覧下さい。
http://www.origuchi-naika.jp/
何か政策面などで動きがある場合には、当ブログでお知らせいたしますので、引き続き当ブログもよろしくお願いいたします。

新型ワクチン次回の配給予定ですが、
24日に国から県に発送されています。
現在は県が各医療機関への配分量を決めている段階で、
12月1日頃に決定、発送開始。
各医療機関へは12月3-4日頃に届く見込みとなっています。
新型ワクチン希望の方は予約してお待ちください。

広島で生の落語を聴く会

2009年11月28日

広島で生の落語を聴く会

昨日開催されました。
柳家喬太郎独演会~なんてたってきょんきょん!~
ゲバントホールは満員でした。
落語好きな人にはたまらない会です。
師匠の落語をじっくり聴くのは今回がはじめてだったのですが、
間の取り方、表情による表現が絶妙で、大いに笑えるすばらしい芸でした。
うれしいことに、中入りの抽選会で師匠のサイン色紙が当たりました!

その後の懇親会(打ち上げ)にも仲間入りさせていただき、
落語好きなみなさんと楽しい時間をすごせました。

次回の生落語を聴く会も予約しました。
みなさん、また会場で。よろしくお願いします。
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★新型インフルエンザ情報
タミフル耐性ウィルスが新潟、大分で検出された、という話。

薬が効かないなんて、こわいな、と思われるかもしれません。
しかし、みんな無事に全快しています。
現時点では耐性ウィルスはまれであり、病状についても特別な心配はありません。

対応としては、
タミフルを服用して3日たっても改善、解熱がみられない、という場合には
病院を受診してください。
それで十分ですので、過度の心配は不要、あまりこわがらなくて大丈夫です。

科技予算削減は「不見識」=野依さん、事業仕分け批判

2009年11月27日

科技予算削減は「不見識」=野依さん、事業仕分け批判

ノーベル化学賞受賞者で理化学研究所理事長の野依良治さんが25日、文部科学省で開かれた政策会議先端科学技術調査会に出席、「科学技術は生命線。コストと将来への投資をごっちゃにするのは見識に欠ける」と述べ、科学技術予算に厳しい判断の続く「事業仕分け」を批判した。
Yahooニュース 11月25日12時23分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091125-00000061-jij-soci

日本は資源のない国ですから、教育、とくに科学技術が生き延びるために重要です。
科学技術立国でいくしか方法がないのです。
そこを目先の金額にとらわれて教育費用、科学技術予算を削ったのでは、数年後・数十年後にツケを残すことになります。
特許料をもらう国になるのか、支払う国になるのか。
いったん支払い側に転落すると、ずっと支払い続けないといけなくなるのです。
具体的な例では、高い医薬品・高い医療器具をずっと買い続けないといけなくなるのです。
(関連特許なども押さえられてしまうため)
今は不況で国も苦しくても、教育予算や科学技術予算を削ってはいけない、と思います。

今週の花 カーネーション、キク
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★新型インフルエンザ情報
天皇陛下がワクチン接種を受けられ、皇后さまは来年になる、というお話。
11月26日20時52分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091126-00000103-mai-soci
宮内庁の羽毛田信吾長官は26日、天皇陛下が新型インフルエンザワクチンの接種を受けたことを明らかにした。
陛下は前立腺がんの治療としてホルモン薬の投与を受けており、厚生労働省が定める優先接種対象者になる。東京都では妊婦には今月9日から、疾患などがある人たちに対しては16日から接種を始めており、陛下は22日にお住まいの皇居・御所で受けたという。
皇后さまはワクチンの接種を受けておらず、羽毛田長官は「来年になる見込み」と話した

毎日、受付に何本も電話があります。
新型ワクチンは接種できないか?
ワクチンの予約して、接種はいつ頃になるのか?

答えは
「ワクチン現物の県からの配給が いつ何本になるのか、わかりません。
予約して、お待ちください。
入荷すれば電話で御連絡さしあげます。」

年齢や病状により優先順にしたがって接種するスケジュールです。
65歳以上であっても重い持病がなければ皇后さますら来年になる、
ということをもっと広報してもらえれば
ワクチン騒動は過熱しないで沈静化するのでは、と思います。
騒動を沈静化させるのもマスコミの重要な使命ではないか、と実感している毎日です。

082-241-6836(代表)

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