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家族がいないほうが幸せかも

2014年12月1日  

寒いですね。
山陰地方などは雪になるかもしれないそうで
御用心ください。

今週には全国でインフルエンザ流行入りが宣言されそうです。
当院では、例年より早くインフルエンザワクチンを受けるよう
ブログでおすすめしてきました。
ワクチンは一度追加発注したのですが
それも残が少なくなってきました。
それがなくなり次第、今シーズンのワクチン接種は
終了としたいと考えております。
今週中にはワクチン終了となる見込みです。


さて、
11月29日の土曜日は
広島市中区 在宅医療推進研修会 に出席してきました。
模擬事例の事例検討を通じて
どんな職種がどんな内容で支援することが出来るか、
どういった連携することが出来るか、
ということをいっしょに考え
地域で顔の見える関係を作っていくための会です。

昨日の当ブログで御紹介したような
身近に支えてくれることが期待できる家族のいない一人暮らしが
模擬事例として提示されました。
(実際に経験したケースが元になっており
全くの架空事例というわけではありません。)
このような事例は多くなっており、
今後ますます増えていくと思われます。


私どもの経験からいきますと
最期まで家で暮らしたい、家で死にたい、
という希望は
「一人暮らし」の人の方が簡単です。
もし同居の家族や、近い身寄りの方がいて
「こんな状態では家ではとても無理」
と言いだすと
家での生活・家で最期まで、というのが出来なくなるのです。
一人暮らしだと
その決定に誰も反対する人はおりません。

家で死にたい、という本人の希望を
一番壊しているのは じつは家族なんです。
家族(の中のこの人)さえいなければ
家で死にたいという本人希望はかなったのに、ということが非常に多い。
そういう意味において
家で死にたい、という希望は 
一人暮らしの方のほうが簡単に実現できます。
認知症が進行してきた高齢一人暮らしだと
最初の希望・最初の決定が途中でくつがえることもありませんので
最初の希望どおりに在宅チームは動きます。
認知症一人暮らしのほうが、在宅方針の貫徹は簡単なんです。

一人暮らしでは、最期まで自宅というのは無理ではないか、
と 思われる人が多いかもしれませんが
実際には一人暮らしの方のほうが簡単です。
在宅チームにブレが生じないので
なんとか支え続ける方法を編み出していきますから。

もちろん、
御家族が本人を支えて下されば
それが一番しあわせなことです。


三越広島店 全国味めぐり
551蓬莱 の シューマイ。
最終日の昨日は、空いていて行列しないで買えました。

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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

心に残る出会い63 ヨーロッパの娘さんが間に合ったKさん

2014年11月30日  

毎月の最終日曜日は心に残る出会いです。

Kさんは72歳。
一人暮らしをされていました。
あるとき、足がむくむようになり
近所の整形外科医院で治療を受けましたが改善せず
内科診察を希望されて当院を受診されました。
診察所見で腹部に塊があり、
Y病院に検査目的で紹介することとなりました。
結果は進行した胆のう癌。
Kさんは積極的治療は希望されませんでした。
入院治療で体調が落ち着いたため
自宅での生活を希望され、
訪問診療で当院が担当することとなりました。

しばらくは痛みは軽く、第二段階の鎮痛薬でコントロールできていましたが
次第に痛みが強くなります。
オピオイド(医療用麻薬)に切り替えて
痛みのコントロールが続きます。
息苦しさも出てきて
在宅酸素もはじまります。

次第に衰弱しはじめ
「最期はどうされますか?
病院に入院しますか、それとも自宅で最期まですごしますか?」
ということが話題になった段階でのことです。
じつはヨーロッパに娘がいるはずだが、連絡先が全くわからない、
葬式は民生委員さんに出してもらうのでいい、
ということをKさんが口にされました。
これまで入院先の病院でも、あるいは私たちにも、
身よりはまったくない、
という話しかされておらず
娘さんがいる、という話に誰もが驚いたのでした。

こういう時に、ケアマネージャさんの動きはすばやいです。
本当に頼りになります。
娘さんとの連絡方法が判明し
Kさんの現在の病名・病状と、今後の見通しをお伝えすることが出来ました。
Kさんが離婚した後、娘さんとの交流は全くなかったけれど
たった一人の子供であるし
最後ということなら父に会っておきたい、とのことでした。

Kさんは食欲がなくなり、状態はいよいよ悪化してきました。
娘さんは帰国の手配をされましたが
聞いてみると その飛行機の便はまだ何日も先のことでした。
それでは間に合わない可能性があります、と伝え
早い日程の便に取り替えていただくようお願いしました。
家族全員が並んでの席は取れなかったですが
帰国便が変更できて、日程は早くなりました。

翌日の訪問診療のさいに
明日、娘さんたちが帰ってきますよ、と伝えると
Kさんはにっこりされました。

娘さんたちは、帰国され、まっすぐ広島に帰ってこられました。
Kさんは この時点では努力呼吸ではあるものの意識はあり、
娘さんたちと会話できました。

その日の夕方、Kさんはお亡くなりになりました。
Kさん、娘さんが間に合ってよかったですね。
お孫さんにも会えましたね。


一人暮らしの方は多く、
「身寄りはない」、と言われる方も多いです。
本当に誰もいない場合には
民生委員さんが火葬ほか引き受けることになります。
遠い親戚がいて、おい や めい の方が 
これまで会ったこともない人の身元引き受けになることも
珍しいことではありません。
治療は全てお任せします、
死んだら連絡ください、
火葬そのほかもそちらで全部お任せします、
なんて言われることもよくあります。
身寄りがない、という話であっても
よくよく聞いてみたら別れた妻や子供さんがいる場合もあります。
そんな時にケアマネージャさんは手を尽くして調べ
何年・何十年も音信不通だった子供さんに連絡がとれることもあります。
ドラマのような世界が、現場ではときどきあります。


ドバイ
古くからある店で、一度は行ってみたいと思っていました。
ドバイ焼 肉玉そば
ボリュームあります。

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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

神戸元町商店街の衰退

2014年11月29日  

雨でしたね。
これで紅葉した葉もだいぶ落ちたでしょう。
今日は公園などの地面がきれいでしょうね。


さて、
神戸マラソンのときに
緩和ケア薬剤師は神戸元町の商店街を歩いてきました。
広島市でいえば、本通り商店街に相当します。
ユーハイムや神戸風月堂の本店があったりして
おしゃれな商店街、というところ。

数年前(4年前?)にも歩いていますが、その時にくらべ
シャッター通りになっています。
閉店セールをやっている店もかなり多かったので
シャッター通りはますます悪化していくのだと思われました。
そして
服やカバンなどを売っていた店の跡は
マッサージ店になっていたりします。
また、
以前は、コンビニは商店街の中には作らない
という内規があると聞いたような気がしますが、
今回は商店街の中にコンビニもありました。

客がはいっているのはコンビニだけで
他の店には客の姿はほとんど見かけません。
みなさんが神戸マラソンの応援にでかけていただけ、
ならば いいのですが。

路面も補修されておらずガタガタでした。
数年前にくらべ
見る影もないほどの衰退です。

神戸の有名な商店街でも、この状態です。
広島の商店街も、同じようになっていく可能性は
じゅうぶんあると思いました。
昨日の中国新聞にも、たかの橋商店街などの経費削減についての
記事が掲載されておりました。

さびれていく商店街をどうすればいいのか、
答えはすぐにはわかりません。
もしかしたら商店街の存在意義は、もうなくなった時代なのかもしれません。
商店としてだけ考えるのではなく
実際にその場に住んでいる人を増やせばいいのではないか、
とも思いましたが
どうでしょうか。
商店街に沿ってマンションを建て、
その1階2階は商店として営業していく。
商店街だと地価が高いでしょうから、そういう構想も無理なんでしょうかね。


マラソンついでに
AKBマラソン部の新体制が発足し
瀬古さんが監督になる、とか。
全国女子駅伝に出たい、とか抱負を話されたそうです。
子どもの頃からダンス習ったりしてきた人もいるでしょうから
運動能力の高いメンバーもいるでしょうね。
11月30日の富士山マラソン(フルマラソン)に
出場するメンバーもいるそうです。
調べてみてなかったですが、1万5000人の大会です。
マラソンブームですねえ。
AKBマラソン部をDeNA瀬古氏ら支援
日刊スポーツ 11月28日(金)19時26分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141128-00000077-nksports-ent


ハーベストファームのアップルパイ

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★インフルエンザ情報
全国的に患者増加し、来週には流行入り宣言が出そうです。
例年より3週間早い状況です。

働く能力の回復

2014年11月28日  

朝は寒いですね、吐く息が白いです。
昨日昼間の往診は、いい天気・いい気温だったのですけど。
公園など、落ち葉の色がいろいろ。きれいです。

さて、
11月25日(火)は
広島市医師会 産業医研修会に出席してきました。
足が痛いので、運動するはずもなく、
座学に時間を回すのに何のちゅうちょもありませんから。

講演2
慶應義塾大学ストレス研究センターが考える「これからのメンタルヘルス対策」
~「働く能力」の回復を目指した支援~
講師:慶應義塾大学 白波瀬丈一郎 先生
要点
(私なりの解釈に言葉は変更しています)
メンタル不調の人が休職し、その後復職しようという段階では
現場はいろいろな悩み・問題に直面します。
復帰してうまくいかないと、すぐ目標の下方修正をおこなうことも多いです。
しかし
例としてプロスポーツ選手のケガのあとのリハビリ・復帰のような考え方をすればいいのではないか。
ケガすれば、まず休みます。
手術したり、ギブスをつけたりする時期です。
そのあと、リハビリ期間がきます。
次には、ある程度負荷をかけながらの自主練習をおこない、
その次には紅白戦・練習試合など実戦形式の練習となります。
そして一軍復帰(職場復帰)となるわけです。
こうした流れを
期間を区切りながら本人と合意の上で
「あらかじめ」決めていきます。
実戦形式(お試し出社)などは、本人にはそれなりにストレスがかかります。
でも、そのストレスで本人は成長していく。
そして、そのストレスを乗り越えることが出来なければ
第一線で活躍することなど 出来ないのです。
そこをチームとして支援していく。
この方法を導入してから
会社に勤務し続けることの出来る人の率は20%程度アップしているそうです。

言われてみればもっともなことですが
そのような考え方・指導方法というのは
メンタル不調についてははじめて見ました。
働いてお金を稼ぐ、という意味では
プロ野球やプロサッカー選手と会社員は
なにも変わりはないですものね。



広島駅ナカ ハースブラウン
もみじあんぱん と サンドイッチ

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★インフルエンザ情報
27日、東京都が流行入りを宣言しました。
11月の流行入りは7年ぶりだそうです。
今年は流行のはじまりが早いです、
ワクチンをお考えの方は早めに受けましょう。

広島県おたふくかぜ注意報発令

2014年11月27日  

今朝は階段昇降でも足の痛みはないです。
ようやく、ひと段落しそうです。
フルマラソンというのは体への負担が多いスポーツなんだ
ということを実感します。
よーく準備をして大会に臨みましょう!


さて、
感染症の話題を2つ。

広島県内におたふくかぜ注意報 庄原、三次で基準値超える
山陽新聞デジタル 2014年11月21日
http://www.sanyonews.jp/article/98264/1/?rct=bingo
広島県は20日、県内全域に流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)注意報を発令した。
本年度の発令は7、8月以来2回目。
***

何らかの理由でワクチン接種を受けてこなかった人は
早めにワクチンを受けましょう。
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は、成人でも感染することがあり
睾丸炎など引き起こす可能性もあります。
そういう意味では、成人の感染のほうが やっかいだ とも言えます。
けっして「こどもの病気」ではない、
ということをご理解ください。



インフルエンザですが、
先週は三原市で
今週は広島市南区で
インフルエンザ学級閉鎖が出ています。
例年より流行は早いと思われます。
手洗い、咳エチケット、よろしくお願いいたします。


新幹線に乗る前のエキナカで購入

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★インフルエンザ情報
埼玉県が流行入りと26日発表しました。
例年より約2週間早いです。

みかんと外国からの観光客誘致

2014年11月26日  

昨日は足が痛くて、とくに階段で苦労しておりましたが
今朝はだいぶ改善しています。
エレベータのない所への往診は、しんどいですねえ。
足腰の痛い高齢者の方の生活は
大変だなー、と実感しています。

ところで
神戸マラソンで気がついたこと。
神戸市内の某ホテルで、
みかんの袋を持った外人さんが非常に多かったのです。
温州みかんで、
お国はわかりませんが、
中国系だと思われました。
全員が、みかんの袋を手にさげていたのです。


みかんの海外での評価や輸出について調べてみたのですが
2011年のJETROレポートで
シンガポールへの輸出が堅調、とされています。
日本産みかんの売上げが堅調 ‐ 味と外見でローカル消費者を魅了
http://www.jetro.go.jp/world/asia/sg/foods/trends/1102002.html

もう少し総合的なサイトを探してみましたが
果物ナビ
というのがあり、
そこの 温州みかん の項目はかなり詳しいです。
http://www.kudamononavi.com/zukan/mikan.htm

日本国内の生産高をみると
広島県は上位7県には はいっていません。
江田島には みかんマラソンもあるし
大長みかんもブランドだし
尾道勤務時代には 毎年みかん狩りに行っていましたから
広島県は5位くらいに位置しているのかと思っていました。

輸出の状況も出ています。
カナダが圧倒的に多く、
2位以下は香港、台湾、シンガポールと続きます。


どうして香港、台湾、シンガポールで温州みかんの人気があるのか、
ということは
果物ナビではわかりませんで、
さきのJETROレポートを見ることになります。

中国産みかん、というのもあるのですが
(中国本土が世界最大のみかん産地)、
色や形が悪い、味にもばらつきがある。
そして何より「食の安全」に不安がある。
ということで
香港、台湾、シンガポールでは富裕層を中心に日本産の温州みかんに人気が出ている、
という分析になっているようです。

神戸のホテルで見かけた
袋にいっぱいみかんを持った外人さんというのは
香港、台湾、シンガポールからの旅行者だったのかもしれませんね。

江田島には みかんマラソンや ミカン狩りがあります。
香港、台湾、シンガポールからの富裕層旅行者を
みかんをキーワードに広島に誘致するというのも いいかもしれません。
誰か考えてみてください。


神戸空港からの夜景
六甲山から見下ろす神戸の夜景が有名ですが
空港からの夜景もきれいです。

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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

神戸マラソンと沿道の声援

2014年11月25日  

本日は雨ですね。
土日祝はいい天気でよかったです。
七五三の人もたくさん見ましたね。

さて、
いつか広島でフルマラソン大会が開催される時には
運営を支える側に回りたい、と
考えています。
今年の広島平和マラソンには
メディカルランナーとして参加し
先日、メディカルランナーへのアンケートがきたので
いくつか提案をさせていただいたところです。


フルマラソンには「30kmの壁」というのがあるとされており
練習不足のランナーは30kmで足が動かなくなります。
スタミナ切れというか電池切れというか。
私も30kmでピタリと足が動かなくなってしまい、
35kmからの橋の上り坂では完全に歩いてしまいました。
1kmごとのラップタイムで振り返ると
スタートライン通過まで約8分、
(8つのグループ分けのうち、6番目スタートです)、
2万人規模の大会での 8分 というのは抜群のすばらしさです。
大阪マラソンでは、号砲からスタートライン通過まで26分かかりましたから。
それを入れても
30kmまではほぼ6分台で走れており
(7分以上のラップは3区間のみ)
30km通過タイムは3時間31分でした。
このままのペースでいけば
40kmで4時間40分、
5時間切りも十分に視野に入る走りでした。
しかし、そこから足が止まり
31kmまでの1kmはいきなり9分29秒。
練習したかどうか、は 本当に正直ですね。
30kmの壁に、見事に跳ね返されてしまいました。
ふくらはぎが攣りそうな感じは乗り越えられましたが
両ひざ上側の筋肉痛はこたえました。
膝を支える筋肉を、もっと鍛えなければ、と思いました。


広島県内で開催される初の本格的フルマラソン、
「呉とびしまマラソン」に参加される方もおられるでしょう。
ここも最後の橋の上り坂が非常にきついはずです。
一度は20km走、30km走をやっておかれたほうがいいと思います。
呉とびしまマラソンは
まだ参加申込可能だそうです(11月20日現在)。
ホームページを御覧ください。
http://jtbsports.jp/contents/kuretobishima-marathon/


神戸マラソンで、感心したこと。
沿道に大勢の声援、これは素晴らしいです。
なにしろ2万人のランナーに対し沿道で61万人以上が声援したそうですから
(人数は神戸新聞の発表による)。
沿道でランナーへのアメやチョコレートの差し入れの方も多かったですが、
この部分については青梅マラソンや下関海響マラソンのほうが上。
神戸マラソンはまだ4回目ですので、経験の差という部分なのでしょう。
コールドスプレーや鎮痛剤スプレーを提供してくれる応援者が多かったのが
神戸マラソンの特徴だと思います。
何十人もおられました。
足が痛い、膝が痛い、足がつりそうだ、
というランナーにとって
本当にありがたい支援です。
ちなみに大阪マラソンでは、スプレーを提供してくれた応援者は1名のみ、
熊本城マラソンでも10名程度でした。
ほかにも
トイレごとに、次のトイレまでの距離も表示してありました。
どこでトイレに行く決断をするか、大いに参考になる表示です。
神戸マラソンはランナー目線が行き届いておりました。
広島でフルマラソンを開催する時には
見習うべき点がとてもたくさんありました。

呉とびしまマラソンでも
多くの人に沿道で応援していただきたいと思います。
声援は、力になるんですよ。


写真は、折り返し地点前
明石海峡大橋をこんなに近くで見たのははじめてです。
ぜひもう一度走ってみたい、と思う神戸マラソンでした。

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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

避難所の備品

2014年11月24日  

長野地震で体育館に避難されている方の画像をみました。
木の床の上に毛布か布団を敷いて寝ておられます。
これでは体が痛くなってしまいますし
下からの寒気が防げず
昼間でもずっと布団に寝たままになるしかないと思われます。
これでは高齢者はすぐ動けなくなってしまいます。

解決する方法は2つ、すぐに思い浮かびます。
1つは
銀ロールマットを備蓄しておくこと。
キャンプする人にとって、銀ロールマットは必要な物品です。
クッション性が良く、寒気も遮断します。
体が痛いとか、寒いということは かなり改善できると思います。
キャンプ場では、
夏であれば銀ロールマットの上に毛布の掛け敷きがあればいいですし、
春秋ならば毛布でなくシュラフ(寝袋)があれば
快適に眠ることが出来ます。
体育館でも同様だと思います。
2つめは
段ボールベッドです。
これも寒気を遮断できますし、
ベッドだと高さがあるので高齢者の起き上がり動作は楽になります。
昼間からずっと寝ている、ということは減るでしょう。
こうした物品は腐るものではありませんので
1つの避難所(体育館)あたり40とか50とか
備蓄しておくことは可能ではないかと思うのですけども。



さて、
昨日は神戸マラソンに出場してきました。
「震災20年目の感謝と友情」 がテーマでした。
私は当時、広島市から派遣(政令市同士の協定)で
医療チームの一員として現地入りしておりました。
主な任務は避難所の方々の健康管理でした。
交代制での担当だったので、時間の空きのある時には神戸市内を歩き、
三宮のそごうビルが壊れていたのも見ていますし
傾いてしまったビル、
東灘区の住宅がつぶれてしまったままになっているのも見ました。
そのあたりの記憶をたどりながら
もう20年になるのか、と感慨深く走りました。


広島に帰ってきて
ニュースで長野地震の避難所の姿をみて
阪神淡路震災から20年たっても避難所の生活に大きな改善がみられないのは
どうにかしなければいけないのではないか、と思いました。


神戸マラソンの記録のほうは 5時間21分。
11月には講師のしごとが2回あり、
講演準備のために走る練習をする時間がほとんどなく、
20km走や30km走はおこなえないままの本番でした。
自己ベスト記録は5時間18分なので
これが今の自分にできるベストでしょう。

神戸マラソンでは
2万人の参加者ひとりひとりに地元小学生2万人が
メッセージカードを書いてくれました。
うれしいですね。
こういうの、いいなあ。
小学校5年生というと10歳11歳でしょうか。
保護者やお年寄りたちから
震災の話をたくさん聞いているでしょうかね。
高倉台小学校の大西一輝くん、
応援カードありがとう。
最後の坂は歩いたけど、がんばって走りましたよ!
神戸のことも、いつも気にかけていますよ!

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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

高齢者にも生きがいは必要

2014年11月23日  

吉島公園のいちょうは、きれいな黄色になっています。
今週が最後のみごろでしょうね。

さて、
先週の 福山地区 在宅医療人材育成研修会の
グループワーク。
「高齢一人暮らしになっても、住み慣れた場所で暮らし続けるためには
どんなものがあったらいいと思いますか?」
という課題に取り組んでもらいました。
その中で出た意見です。
高齢者になってもお金を稼ぐ仕組みが欲しい、
とか、
高齢者になっても同じ趣味の人などで交流をしたい、
とか。
実際に、四国で高齢者が木の葉や花などを
摘んできて出荷するのがよい商売になっていたりします。

要するに、
お金が心配・年金が少ないというのはあるとしても
それとは別に
社会とつながっていたい、
社会に貢献したい、
他人の役に立ちたい、
という人間の根源的な欲求があるのだと思います。

そう考えてみると
高齢者を、条件を考えないでデイサービスや施設に入れてしまう、
というのは疑問だ、ということがわかります。
多少 能力は落ち、認知症も出てきているでしょうが
人は一人ひとり違うものです。
同じプログラムで全員が満足できるはずがありません。
チーチーパッパなど出来るか!
と怒って 二度と行こうとしない方も珍しくありません。

レベルのそろった方を集めて
社会とのつながり・社会貢献を実感できるプログラムを
組んでいけるデイサービス事業所が求められていると思います。
高齢者を1か所に集めて時間だけ過ぎていく、
「宅老所」の発想は
もう時代遅れになってきています。


同様に
有料老人ホームや、サービス付き高齢者住宅でも
適切なプログラムがあるかどうか、の視点が必要です。
「高齢一人暮らしで自宅にいると心配だ」、と
子供さんが親を施設に入れることが多いわけですが、
入所した施設で高齢者はさみしく孤立しています。
やることもなく、友達もなく、
話するといっても相手は職員と日常ルーチンの会話のみ。
自宅にそのまま住んでいれば
そうじ や 洗濯、庭の手入れや
近隣の方や古い友人との交流があり、
することがなくてさみしい、なんてセリフは出てこなかったことでしょう。

施設に入れる、ということは
親の気持ちを考えた選択とは言えない場合も多いのです。
実際には少しも親孝行になっていませんね。

どうぞ自分の素直な気持ちを
子供さんたちに伝えてください。
死ぬまでここにいる! 施設には行かない!
で いいじゃないですか。
在宅チームは、その希望を最後まで支えますよ。


グラスの神戸ワインっていうのがありました
手軽でいいかも

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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

フグ食中毒

2014年11月22日  

中区、今朝はかなり霞んでいます。
PM2.5予測では 午前は「少ない」なんですけどね。
午後から明日は「やや多い」予測です。
屋外に出られる場合には用心しましょう。


さて、
昨日の中国新聞に、食中毒の記事が2本ありました。
1つは
料理店で、カンピロバクターによる食中毒。
原因は鳥刺し・鳥タタキが考えられているようです。
鳥は生で食べてはダメですよ。
これから居酒屋での忘年会もあるでしょう、
生肉は食べないよう気をつけましょう。

もう1つは
フグによる食中毒。
広島湾でとれたフグを
自分で調理して中毒になったそうです。
いまだにフグを自分で調理して食べようという人がいるのが
驚きです。

フグ中毒の人を発見した場合。
フグ中毒は、筋肉のマヒをきたしますが
倒れていても意識は正常です。
救急車の手配などしながら、
「こいつバッカじゃのう」
などと話していれば
それは全部本人に聞こえていますし、覚えています。
退院した後の人間関係に影響します。
「大丈夫だからね、がんばってね、
ついててあげるから安心してね。」と
やさしく声をかけてあげてください。
あとでとても感謝されること請け合いです。


福山みやげ
鯛せんべい

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★新型インフルエンザ情報
千葉や宮城で鳥インフルエンザが検出されているようです。
続報に注意しておきましょう。

082-241-6836(代表)

和平会・診療についてのお問い合わせはこちら
平日午後(診療時間内14:30~18:00)